【海外の人は日本の皇室、皇位継承問題をどう見ている?】その72:イギリス留学時の徳仁天皇は「大人気で、誰に対しても親切でしたよ」
“Inside the Japanese state visit: How Emperor Naruhito is returning to country where, as an Oxford student, he bonded with Charles while fishing at Balmoral – and he and the King are both grappling with the challenges of a ‘slimmed-down’ monarchy”
前回のその71では、皇后雅子さまの苦悩やご体調にについて、海外の人々の声をピックアップしてみた。今回のその72では、今上陛下が先の英国ご訪問時に明かしていた留学の思い出について、寄せられた感想や意見をご紹介してみたい。
◆どんな内容か
取り上げたのは、英メディア「Daily Mail」から『Inside the Japanese state visit: How Emperor Naruhito is returning to country where, as an Oxford student, he bonded with Charles while fishing at Balmoral – and he and the King are both grappling with the challenges of a ‘slimmed-down’ monarchy』という投稿である。
今年6月のイギリス訪問で、天皇陛下は留学生として過ごした同国での思い出について明かされた。エリザベス女王が別荘で開いたバーベキュー・パーティに招待してくださったこと、また自ら紅茶を淹れてくださったこと、女王との会話はとても弾んだことなどを明かされた。
また、バルモラル城そばのディー川でチャールズ国王から釣りを教わったものの、2人とも何も釣れなかったとのこと。陛下はこれら全ての思い出が「とても大切で懐かしいものだ」と懐古しておられる。
◆様々なコメントが寄せられる
@RomanoBurnInkさん
80年代にオックスフォードのモードリン・カレッジの学生だった徳仁天皇は、とても人気でした。誰に対しても、特にカレッジ内で働いている肉体労働者に対し、とても親切でした。
オックスフォードでの勉強を終え、故郷のように感じておられたというカレッジを去る直前、未来の日本の天皇は厨房を訪れたのです。そして料理長に美しい磁器の手描きの花瓶を贈り、あらゆる人々と握手を交わし、自分だけでなく同僚全員の世話をしてくれたことに感謝しました。これほど礼儀正しい男性はなかなかいません。
国賓としてのご訪問中には、きっとあちこち寄り道をして、尖塔の街を再訪する夢を叶え、大歓迎を受けたことでしょう。
@CultureVulturëさん
これぞ外交の極みね!
@PammysGrammyさん
日本の皇室はイギリスの君主制とはまったく異なります。問題は女性の継承を認めないこと。皇族には男の子が1人しかいないので、次に男の子が生まれなければ終わりになります。その座を競うイトコもおらず、もう一人の男性皇族は男児のいない年配です。
女の子が3人いても継承できず、うち1人は日本を去り、基本的に皇室を離れました。ひとりは、何年もオーストラリア国籍の白人男性と付き合っていたみたいですが、公に認めてはいないようです。最後の女性は幼少期から精神的に悩まされてきたとか…。
まだ孫も生まれていないし、皇位継承権がある唯一の男の子は、少し変わっていると言われていますよ。一方でイギリス王室は大家族です。いとこや孫があちこちにいるし、結婚や出生率によって減っても、決して途絶えることはないでしょう。
@deboさん
皇后陛下は、ゴージャスなウェッジウッドブルーのテーラードスカートスーツと帽子ですね。着こなしがとても素敵です!
@Sausage099さん
王室コレクションと財産、王族の現在の価値を30年前と比べて見るべきです。パーセンテージで見ると、ものすごく上がっているに違いありません。
彼らはますます裕福になり、何十億ドルもの美術品や財産を蓄えていますが、一般の人々は歯医者にすら行けません。
@Sausage099さん
国賓が泊まらないのに、なぜ国がバッキンガム宮殿の費用を負担しているのか。馬鹿げている。国は宮殿を数十億ドルで売却すべきだ。そうすれば、国民保険サービスは歯科医をもっと雇うことができる。
@Dublin100さん
文句言うなら働けよ。
@Andrade Franciscoさん
王族・皇族は絶大な権力を持ちながら、責任は一切負わない。他の国は、王族の茶番劇からどんどん脱却している。いつか日本、カタール、イギリスなどの全ての国民が、私の国ポルトガルと同じように、誰もが平等な権利を持つ国になれるといいね。
@Aristotleさん
日本の皇室は1945年に廃止されるべきだった。マッカーサーは間違っていた。
@PammysGrammyさん
当時のアメリカ政府は、皇室の子孫が減少し、いずれ絶滅すると予想していたのかもね。実際にそうなったし、皇室には男の子が1人しかいない。
◆まとめ
やはり今上陛下の朗らかで優しいお人柄や、天皇皇后両陛下の外交能力のすばらしさを称える声が多数寄せられた。
英語もあまりできず、国民を大切にも思っていないような首相が、お金をバラまきながら世界を飛び回って「恥だ」などと呆れられている日本。外交はもはや両陛下にお任せした方が、よほど実りあるものになるだろう。
それにしても、イギリス国民から王室への不満や批判を、いつも多数目にする。
人々の暮らし向きが下がり、医療、教育、福祉など行政サービスの質が低下すると、決まって「税金の無駄遣い」「無くなれば国民はもっと良い暮らしができる」と考える人たちが増えるのだ。
イギリス王室は、自ら不動産ビジネスを展開しており、その収益で王室運営費のかなりを賄っているにもかかわらず、である。
(エトセトラ編集部)
画像および参考:
・『Daily Mail』Inside the Japanese state visit: How Emperor Naruhito is returning to country where, as an Oxford student, he bonded with Charles while fishing at Balmoral – and he and the King are both grappling with the challenges of a ‘slimmed-down’ monarchy
ここまでの【海外の人は日本の皇室、皇位継承問題をどう見ている?】
・その5:7年前の世論調査でも7割近くが「女性天皇を支持」と
・その16:香淳皇后にイジメられ美智子さまはつらい人生を…!?
・その21:「美しい日本を守れるのは愛子さまだけ。みんなも手を貸してあげて!」の声
・その36:米YouTuberが小室夫妻の真実を伝える動画を放つ
・その43:徳仁天皇、ウィンザー城でエリザベス女王ご夫妻と過ごしたひと時
・その46:晩餐会での陛下のおことばが英国の人々を感動させる
・その47:天皇皇后両陛下、バッキンガム宮殿で日本ゆかりの品々を鑑賞
・その51:海外では報じられていた雅子さまの流暢な英語(オックスフォード大学訪問)
・その53:「聞いたことがなく、両陛下はてっきり英語を話せないものと…」
・その54:英国人が「このレベルの歓迎は滅多にない。かなり特別」
・その55:お別れを惜しむ英国王ご夫妻と両陛下なんと2分半も…!
・その56:「日本の皆さんには両陛下を誇りに思う理由が山ほど…」
・その57:「雅子さまの心からの笑顔を初めて見た気がします」
・その60:留学先で「Akishinomiya Mako」と呼ばれていた眞子さん
・その61:「かわいい」以外のコメントもそろそろ欲しい佳子さま
・その62:マチュピチュの佳子さまに「皇族としての存在感はそれほど…」
・その66:悠仁さまは「全然楽しそうに見えない」「この髪型が…」
・その68:愛子さまは1950年代から1960年代初頭のジャッキー・ケネディのよう