【海外の人は日本の皇室、皇位継承問題をどう見ている?】その40:「退位礼正殿の儀」と令和への期待
“Japanese emperor Akihito abdicates in historic ceremony”
前回のその39では、眞子さんと小室圭さんのご結婚とニューヨークへの移住について、海外の人々の声をピックアップしてみた。今回のその40では、上皇の生前退位に寄せられた感想を日本語でご紹介してみたい。
◆どんな内容か
取り上げたのは、英メディア「Guardian News」の『Japanese emperor Akihito abdicates in historic ceremony』という動画である。
2019年4月30日、皇居宮殿正殿・松の間で「退位礼正殿の儀」が執り行われた。天皇の生前退位は、光格天皇の1817年以来202年ぶりのことだという。
昭仁天皇(現:上皇)はおことばのなかで「即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした」とし、全世界の平和と人々の幸福への願いを述べられた。
◆様々なコメントが寄せられる
@anonymous203020さん
明仁さまは謙虚さで日本の評判を回復しました。彼は賢明なリーダーシップの模範であり、世界の舞台で彼の不在が惜しまれるでしょう。上皇万歳!
@OceanTreeさん
幸せと悲しみを同時に見せた最後のお辞儀にジーンときました。
@kickneasさん
日本の新しい時代の訪れを、台湾から楽しみにしています。日本を愛する兄弟のような隣人より。
@54032Zepolさん
確かに、年長者は若くて情熱的な世代のために道を譲るべきです。年長者の時代は過ぎ去りました。今こそ若い世代が飛躍的に前進する時です。邪魔をしているのは、引退する必要のある年長世代なのです。
@Centriolessさん
すごい、深々と国民に頭を下げている。とても尊敬に値するリーダーだ。上皇は明らかに日本の皇室を取り巻く多くの汚名を払拭した。
@FinalLugiaGuardianさん
平成の天皇は国民に国としての誇りを感じさせてくれたと思います。お幸せな退位であることを祈ります。
そして、息子の徳仁さまは平和で実り豊かな国と繁栄を目指し、新天皇として国をまとめていくことを祈ります。
@bbenjoeさん
ハンガリーより愛と敬意を!皇室万歳、日本万歳!
@carlosandresmunozalatorre4433さん
偉大なる天皇!!!…メキシコより愛と敬意を込めて
@eros-alatusさん
ポーランドから明仁天皇と日本の人々に敬意を表します。
@xxxx2228さん
私の愛する国フィリピンに与えてくれたすべての援助に感謝します。
@SilveiraJoaoPauloさん
ブラジルから敬意を表します!
@gynnayrehertaveltee9182さん
上皇はもうすぐ90歳になるんだね。自ら退位したのは、自分の健康と日本の将来のことを考えての、非常に正しい決断だと思う。頑張れ徳仁天皇!
それにしても、あの傲慢なおばあちゃんがまだ皇位に就いている理由がわからない。
@putikeswarasudarsonoさん
戴冠式で、上皇后は「長くても短くても」一生国に尽くすと誓ったからね。
@northchurch753さん
明仁さまは健全な決断を下されたと思います。天皇としての役割を果たし、皇室の名誉を回復されました。私は上皇の健康と平穏を祈ります。
また息子の徳仁天皇には、国民に常に忠実であられるよう願っています。明仁天皇万歳、そして日本の天皇万歳。
◆まとめ
コメント欄には、世界各国から上皇に対する敬愛、感謝、労いなどの言葉が寄せられたが、85歳である上皇の年齢に驚く声や、平穏で健康な余生をと願う声が目立った。
平成の日本は、武器を持たず、戦争をしないと宣言する穏健で平和そのものの国家であった。そんな特別な立場として世界から歓迎され、愛されてきたことを、日本政府は改めて意識してほしいものである。
(エトセトラ編集部)
画像および参考:
・『YouTube』 Japanese emperor Akihito abdicates in historic ceremony - Guardian News
ここまでの【海外の人は日本の皇室、皇位継承問題をどう見ている?】
・その5:7年前の世論調査でも7割近くが「女性天皇を支持」と
・その16:香淳皇后にイジメられ美智子さまはつらい人生を…!?
・その21:「美しい日本を守れるのは愛子さまだけ。みんなも手を貸してあげて!」の声
今ではすっかり今上御一家ファンの私ですが、嘗てはアンチ皇室でした…。「税金で優雅に暮らす寄生虫」という、とんでもなく不敬な思いを抱き、天皇関連のニュースが流れれば顔を背け、東宮バッシングはニラヲチしていました。
そんな私に、「何か天皇って凄いんじゃない…?」と思わせたのが、即位礼正殿の儀での、あの大雨からの虹。大雨の間、「ホラ天皇なんて天から見放されてる」と嗤っていたのですが、雨が急に上がったかと思えば見事な虹が。平安時代かのような優雅で厳かな儀で感じた「日本って凄いなぁ」という漠然とした思いが、「天皇は何か凄いぞ。この人のことを知りたい」に変わった。
枯れた老人の「ボク辞めたい」には全く心動かされることなどなかった。今上陛下には、私のような不敬者の気持ちを動かす特別な力が備わっている、そう思います。そしてそれが「国民統合の象徴」たる、天照大御神の加護を受ける真の「天皇」のお力なのかなと。
あの虹の美しさ。今上陛下の即位にはこんな奇跡があったんだよ、ともっと多くの方々に知ってもらいたいです。