【海外の人は日本の皇室、皇位継承問題をどう見ている?】その34:美智子さま伝統を破り民間人初のお輿入れ

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“The royal wedding that changed Japan forever”

前回のその33では、「悲劇のヒロイン」とされてきた上皇后美智子さまについて、海外の人々がどのような印象を抱いているか様々な声をピックアップしてみた。今回のその34では、美智子さまのお輿入れについて寄せられた感想を日本語でご紹介してみたい。



 

◆どんな内容か

取り上げたのは、英BBCの『The royal wedding that changed Japan forever』という動画である。

 

皇太子が美智子さまに一目惚れ。民間からの初のお輿入れに日本中が歓喜したという(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
皇太子が美智子さまに一目惚れ。民間からの初のお輿入れに日本中が歓喜したという(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 

上皇ご夫妻が結婚されたのは1959年のこと。動画にはかつて東京のテレビ局に勤務していたというスズキ・シゲオ氏が登場し、「当時、国民は自分や家族の結婚以上に喜んだ」とインタビューのなかで語っている。

これまで天皇の結婚相手に選ばれてきたのは、旧皇族か旧華族の選ばれた女性ばかりだったが、美智子さまは民間人。そのため「この結婚によって皇室と国民の距離が近づいた」と人々は感じ、伝統を破った美智子さまを快挙のように称えたと動画は伝えている。



◆様々なコメントが寄せられる

@rebeccagutierrez1960さん
皇族であることのストレスもあるよね。

 

@Lulu-ut9pvさん
少なくともチャールズとダイアナほど酷いことにはならないでしょう。チャールズと違って、上皇さまは忠実ですから。

 

@desmondherron552さん
まあ、民間出身の妃殿下たちは結局は皇后になられ、勝利したわけだ!

 

@user-cu1yo7ty5j
上皇は本当にかっこいい方です。彼は伝統を破って一般人と結婚した最初の人というだけではありません。

 

彼は天皇ではなく学者になりたかったのです。特定の種類の魚に関する研究で有名で、皇族で初めて海外で学んだ人でもあります (オックスフォード大学だったと思います)。そんな彼は今、天皇の座を降り、愛する妻と幸せに暮らしています。

 

@safaa9654さん
女性皇族が一般人と結婚すると、すべてを失うのにね。

 

@nehasht2さん
そう、とても不公平だ。

 

@mrunmayeebharne3744さん
しかも女性皇族が統治することはまだできません…もう2021年なのに…

 

@mariag5306さん
残念ながら、多くの国では女性は同じように扱われているのに。

 
@allenwalker5208さん
これは私たちが住んでいる現代の世界です。国の時代遅れのルールを正当化するために、伝統をふりかざすのはやめていただきたい。

 

@gp2779さん
私は日本がどれほど発展し、進歩しているか個人的には評価していますが、それでも日本の社会には男尊女卑の不平等が依然として根強く残っているように思いますね。

 

日本人男性は、家族に収入をもたらしているので、自分たちを「優れている」と考える傾向がある一方、女性は依然として伝統的に「家にいて、良い主婦でいなさい」と求められています。

 

男性と女性の賃金格差は2015 年には約 38%、2017 年には 25% ですから、状況は徐々に改善してはいるようですが。

 

@lalrinzuali4402さん
それなら、文化そのものが性差別ということになりますね。

 

@zoechai7487さん
これらのルールは第二次世界大戦後、皇室が力を持つことを望まなかった米国の影響下で作られました。皇室の分家たちをすべて排除したのと同じように、女性の家系も認められませんでした。

 

もっと古い時代には男系の皇位継承者がいない場合、女性の継承が認められましたが、現在はそうではありません。

 

@camilascatonebedin3002さん
性差別をしないことが西洋の誇りだ、なんて思っている人がいるのは面白い (悲劇的) ことだ。地球上のどこにいようと、男性と女性は平等の権利を持つべきであり、伝統もそれに反するものであってはならない。

 

理由はいろいろあるのに、「これまでずっとそうだったから」というだけで、性差別を維持しておくべきではない。伝統のために何も変わらないというなら、2021年は1021年とそれほど変わらないだろう。

 

@ninana143さん
民間出身であることのストレス、義母のいじめによるストレス、男児を生まないことのストレス、そして授かった赤ちゃんが男児ではなかったことのストレス…。しかしその女性は今や日本の皇后さまです!

 

@user-mz8ge7dx4oさん
皇后雅子さまが天皇陛下と結婚したとき、私の母は「彼女は自立した女性なんだから、そんな人と結婚しない方がいいのに」と言ったのを覚えています。

 

でも彼女はとても素晴らしく、皇室にぴったりでした。彼女も大変な時期を過ごされたと思いますが、今は敬宮愛子さまもいらっしゃいます。天皇陛下が彼女のことをとても気にかけていらっしゃるご様子を拝見するのは、本当に嬉しいことです。

 

「変わらなければならない」と言う人もいますが、2700年の歴史を維持するのは私たちの想像以上に本当に大変なことだと思います。

 

@drlrm9697さん
皇族の地位を維持するために、皇族の血を引く人と結婚する必要があるのなら、日本には彼ら以外にその血を引く人はいるのでしょうか?

 

@Hlynb93さん
皇族の血を引くのは皇族だけです。女性は一般の男性と結婚するとその称号を保持できませんが、男性は妻が一般人でも称号を保持できます。

 

@Silvermouse27さん
第二次世界大戦前の日本には下級の皇族や貴族がいっぱいいましたが、敵対意識を強めた米国が、皇族の力を弱めたいとして彼らの地位を剥奪し、現在は昭和天皇のご親族だけが皇族として残っているんですよ。

 

◆まとめ

ここでも、やはり「男性皇族が一般人と結婚してもその称号は保持できるのに、女性皇族は…」「皇族の文化自体が性差別だ」と男女不平等を指摘する声が多く寄せられた。

さらに、「そんな男女不平等な制度になったのも、そもそも太平洋戦争後のアメリカの指導のせい」という批判も多い。視聴者の皆さんは、伝統を破った初の民間出身の皇后さまという動画のタイトルよりも、男女不平等が目立つ皇室典範の方が気になってしまったようだ。

(エトセトラ編集部)

画像および参考:
『YouTube』  The royal wedding that changed Japan forever - BBC



 

ここまでの【海外の人は日本の皇室、皇位継承問題をどう見ている?】

その1:世論調査で日本国民の90%が女性天皇容認を支持

その2:「日本は皇室継承の法を改正するべきです」

その3:「愛子さまを女性天皇に」公開討論会

その4:超エリートだったのに皇室へ嫁いだ雅子さま

その5:7年前の世論調査でも7割近くが「女性天皇を支持」と

その6:悠仁さまの伊勢神宮参拝

その7:成年皇族となられた20歳の敬宮愛子さま

その8:小室圭さん3度目で司法試験合格

その9:皇后雅子さまのインドネシア訪問

その10:秋篠宮さまのための「立皇嗣の礼」

その11: 天皇皇后両陛下の「即位の礼」に

その12:眞子さんのご結婚は「美談」扱いで済まず

その13:眞子さん、ご結婚で小室圭さんとNYへ

その14:愛子さまは皇位継承のしきたりを破れるか?

その15:16歳になられた悠仁さまについて

その16:香淳皇后にイジメられ美智子さまはつらい人生を…!?

その17:天皇皇后両陛下の結婚の儀

その18:もしも悠仁さまが男の子ではなかったら…?

その19:日本赤十字社にご就職された愛子さまに

その20:紀子さまが原因不明の胃腸疾患に

その21:「美しい日本を守れるのは愛子さまだけ。みんなも手を貸してあげて!」の声

その22:悠仁さまvs愛子さま、どちらが天皇に相応しい?

その23:皇后雅子さまに何が起こっていたのか?

その24:悠仁さまお誕生日映像に「報道規制」の声

その25:2019年春、悠仁さまの机に2本の刃物が…

その26:秋篠宮さま57歳に

その27:退位の礼と天皇即位(2019年)

その28:眞子さんがラフな格好でニューヨーク散策

その29:愛子さま22歳のまぶしすぎる笑顔に…

その30:皇后雅子さまが抱えるプレッシャー

その31:佳子さまの今後は?

その32:小室さん夫妻は真実の愛で結ばれている?

その33:皇后美智子さまは悲劇のヒロインなのか

2件のコメント

  • コメントありがとうございます。

    くも膜下をご経験され、Nさまのご健康のことが何より気になります。血圧の上昇が心配ですし、どうかあまり皇室のことで悩まれませんよう、そしてくれぐれもお大事になさってくださいませ。

    気骨ある週刊誌は、すでにかなりの情報を把握し、色々なことを調べておられると思います。記事は投下のタイミングが大事ですし、そう遠くなく…と思います。楽しみに待ちたいですね。

  • 毎日、興味深い 興味本位ではない 信頼出来る記事を ありがとうございます。

    度々で、ご迷惑かな??と思いながら、美智子様に関する事で、投稿させていただきます。
    御存知だとは思いますが…。

    先ずは、「yoshiepen’s journal」
    2021-06-21
    『入江相政日記』が暗示する皇室の「キリスト教汚染」の企み
    小泉信三はGHQの回し者か?小泉信三のお膳立てによる「テニスコートの恋」
    皇太子教育係のヴァイニング夫人もその駒?
    浜尾侍従長から見た美智子前のヒステリーと傲慢と奔放

    2021-06_23
    『美智子前と秋篠宮夫妻、そして川辰による皇統簒奪計画の原点はどこにあるか?』
    ・美智子前の執念と出自(新平民)
    ・昭和34年2月11日第31回国会答弁(衆議院議事録)
    ・昭和天皇の憤慨と皇族方の怒り、美智子前の仕返し・皇室への復讐
    ・ガルちゃんから採った安西孝之氏と文仁さんの写真…他

    それから「ガールズ訪問/皇室まとめ回顧録」
    こちらは「元高貴な日々日記」で、ガルちゃんから拾った情報を、1日 3~5本配信していて、去年2度閉鎖、現在再再々 立ち上げで、幼少期からの浩宮さま 礼宮様の動画や実話が掲載されています。

    礼宮様の障害?、ADHD、広汎性発達障害(今はいろいろひっくるめて「自閉症スペクトラム」という症状名になっているみたい)の様子が良く分かります。
    浩宮さま、礼宮様 悠仁君の「着袴の儀」が端的に 育ち上がりが分かって 驚きました。
    「着袴の儀」は、天皇家のご子息ご息女だけの儀式だけど、悠仁くんは美智子様のお計らいで、秋篠家川島家で行ったそうです。

    また、話題が逸れましたが、「皇室まとめ回顧録」は、美智子様の話題がダントツ多いのも驚きです。

    6月9日3:30『皿婆 ホントの実年齢は??』
    では、古い資料がスクショで掲載されていました(それ以前にも何度か出ていました)。

    その資料(記事)の内容が、昭和34年2月11日第31回国会答弁(衆議院議事録)とほぼ一致しているのです。衆議院議事録の方は、Yahoo検索でも 出てきます。

    で、6月9日の資料を文字起こししたので、お役に立てればと思い 送付します。

    (とある記事のスクショ)
    【吾人は左記の理由に依り、正田家は直ちに辞退し 罪を天下に謝すべきである事を勧告する。

    其の第一は婚約者のあった事である。
    本人美智子は本年巳に26歳晩婚で今日迄に25回見合いを成し何れも男性側から拒絶され成立せず、しかもその理由が何れも「あんな元気のいい強い女では嬶天下になり、亭主を尻の下に敷き家の中を引っ掻き回され 将来を思いやられるからである」との事だったといはれて居る。

    其の中で1人波多野氏だけは婚約が出来、相当深き関係まで有り、今回の話が進行した為、昨年正田家より之を解消したとの事であるが、係る婚約者があったとしたら、之れは全く身心の純潔を欠くもので到底皇太子妃として、其の資格なき事は論ずるまでもなき事である。

    加うるに、正田家血縁者中に肺疾患で療養所入りせる者及び、精神異常者ありとの事なるが、かかる事実有りせば之重大な問題であって、当然この点より辞退すべきものである。】

    この資料は、美智子様御成婚前(65年以上前)でのものですが、この記事を書いた方は 消されていないかしら?と思ってしまいます。

    他にも、いろいろと エトセトラ様に調べていただきたいものが、たくさんあります。

    実は、私こと、5年前に突然 体調不良(クモ膜下出血)になり、努力してリハビリに励んでいるのですが、最近特に 体調が悪くなり、このまま 皇室が不浄な勢力に穢されないか…と不安なので。
    それで、不躾にも エトセトラ様に 不安をぶつけている…次第です。

    皇室関連のサイト、どこも荒れていて。悪口大会みたいな サイトになっている惨状も気になるのですが。愚痴っぽくなって、ごめんなさい。

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