トンボ論文への疑問は受け付けない…? 国立科学博物館「お問い合わせ」ページ、特定メールアドレスを受信拒否か
「筆頭著者は正しいご説明を」という声とともに、ますます波紋を広げてしまっている秋篠宮家の長男・悠仁さまによる『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』。この論文を受理し、世に放った国立科学博物館(以下、科博)は今、大変苦しい状況に立たされているように思う。なんと、HPの「お問い合わせ」フォームに異変が起きていることがわかった。
この件についてご連絡をくださったのは、鋭い視点でのさまざまな考察のもと、国立科学博物館に何度も質問を送り、ついには「論文の取り下げを」と申し入れを行った埼玉県在住のSさん。その後の展開(科博からの少しばかりの回答)についても、弊ブログでご紹介させていただいたばかりだった。
そのSさんから、今朝早くメールを頂戴した。科博からの回答に疑問を抱き、再び説明を求めようと昨晩も「お問い合わせ」のページを開いてみたとのこと。ところが入力後に送信しようとすると「The specified URL cannot be found.」という表示が出て先に進めず、その状態がずっと続いているそうだ。
システムメンテナンスの可能性や、サイトに負荷がかかっているという状況なら「401」「404」「503」といったエラー番号が示されてもよいはずだが、そのような文言が出るとは不思議な話だ。ひょっとして、Sさんが使っておられるメールアドレスに「受信拒否」の設定がなされたということはないだろうか。
◆最初の回答に不満だったSさんは…
まず、Sさんが最初に質問をされたのは昨年12月下旬のことで、1ヶ月ほどして科博からやっと最初の回答を受け取った。その内容に不満を感じたSさんは、科博にさらに以下のお問い合わせをされている。原文のままご紹介させていただくとーー。
悠仁殿下トンボ相論文に関する貴博物館回答について
この度は以下の回答をいただき、ありがとうございます。これについて、いくつか質問がございますので、再度ご回答をお願いいたします。
「当該報道については、赤坂御用地内で採種されたヤゴ等を、同じ御用地内である狭隘な水田へ移動・放流したことを報じたものと認識しています。
新たな種を御用地の外部から人為的に加えたものではなく、加えて、「赤坂御用地のトンボ相」における トンボの種数への影響は少ないことを確認していることから、ご指摘にはあたらないものと考えます。」
1.筆頭著者である悠仁さまは、御用地内で採取されたヤゴ等を水田に移動されたとありますが、これは下記、2015年9月6日付産経新聞報道と矛盾しています。
https://www.sankei.com/article/20150906-F6WUUZFXWRNWXKHWOMMTW6FAHE/
この記事の中では、「(悠仁さまは)採集した生き物を観察した後は元の場所に戻すことを心がけられているという」と報道されており、いわゆる「キャッチ・アンド・リリース」を励行されている筆頭著者が、なぜ御用地内のヤゴ等を水田1か所に集めたのか、筆頭著者にご確認ください。
2.「トンボの種数への影響は少ないことを確認」とありますが、具体的に何匹程度のメダカとヤゴを、移動・放流されたのでしょうか?
3.赤坂御用地内の移動・放流であっても、御用地内のヤゴを1か所に集めて、餌としてメダカを与え飼育・放虫した事実はトンボ相考察上重要なファクターであり、これを論文で隠ぺいしただけでも重大な研究倫理違反であると言えますが、貴博物館の見解をお知らせください。
以上
重要な点を具体的に指摘してみたものの、科博からの回答は得られず、業を煮やしたSさんは、昨晩改めてお問い合わせフォームを開いたが、送信そのものができなくなったというわけだ。
◆科博が受け付けないなら…
もしも科博がSさんを受信拒否にしてしまったのであれば、代わりに研究者や教育関係者を大勢含む国民の間であれこれ議論するのもよいだろう。Sさんのご了承を得て、ほぼ原文のまま抜粋部分をシェアさせていただくことにした。
送信したかった内容は、以下の通りだという。
悠仁殿下トンボ相論文に関する貴博物館回答について(追加質問)
以下は、宮内庁ホームページにある、「秋篠宮皇嗣殿下お誕生日に際し(令和元年)」からの抜粋です。
秋篠宮皇嗣殿下
・・・ここの赤坂の御用地内,いろんなところのトンボをずっと観察してるんですけれども,赤坂御用地内も3年前からですかね,一定の間隔で,どういうトンボがいるのかという調査をしています。それでやっぱり,そうやってモニタリングしていると,今から何年前でしょうか,皇居と共に赤坂御用地の生物調査というのが行われたわけですけれども,その時に記載されていなかった種類が何種類もいるということが,それで分かったんですね。・・・
記者
すみません,殿下,先ほどの国立科学博物館の調査では分からなかった種類のトンボが,悠仁親王殿下の調査によって分かったという。
秋篠宮皇嗣殿下
そういうことですね。
*************
この記者会見は2019年のもので、上記3年前というのは2016年、悠仁さまが田んぼにヤゴとメダカを放たれた年です。その年以降の調査では、前回調査「赤坂御用地のトンボ類 斉藤ほか 2005」に記載されていなかった新たな種が複数確認されるようになったと、秋篠宮殿下は、はっきりと述べておられます。
悠仁さまの論文は2012年から調査が始まっています。2016年を境に、どこから入手されたかは分かりませんが、人為的にヤゴを放たれて以降、赤坂御用地のトンボ相に重大な変化が生じたことは、秋篠宮殿下のご発言から明白な事実です。
この重大な事実に論文では全く触れておらず、因果関係の解明もされていないことから、当該論文は放虫による不正の疑いを、筆頭著者が意図的に隠蔽したと言わざるを得ません。やはり、当該論文は一旦取り下げ、再審査されるべきと思料いたしますが、貴博物館の見解をお知らせください。
実は筆者も、論文にある「考察」のなかで大変気になる部分がある。
そして、こちらの画像もご覧いただきたい。YouTuberの水面ニュースさんがある動画でお話されていた情報からとなる。
写真が疑惑だらけというオツネントンボだけでなく、オオイトトンボやヨツボシトンボにも注目してみたい。彼らは皇居での生息が確認されており、もしやそちらから幼虫をもらってきたということはないだろうか。何しろ秋篠宮邸周辺は、「トンボ調査のメッカ」と称賛されていたにもかかわらず浚渫(しゅんせつ)工事が行われ、トンボもヤゴも全滅という時期があっただろう。
そして悠仁さまは、2021年の秋から始まった皇居生物相第3期の調査に、なぜか研究者として参加された。翌年の2022年に、いきなり「絶滅危惧種を含む様々なトンボを悠仁さまが発見!」とは、あまりにも話が出来過ぎていないだろうか。
◆まとめ:科博に任せず筆頭著者がご説明を
「天下の国立科学博物館が、この論文の問題に気づいていないわけがありません。最大の問題は、これだけ様々な疑問が国民から寄せられていることに真摯に向き合わず、一向に説明責任を果たさない筆頭著者の姿勢です。このような人物が皇位継承者に相応しいかどうか、我々国民は真剣に考える必要があるでしょう」とメールに綴っておられるSさん。
筆者もまったく同感である。特殊で絶対的な権力を持ち、自らも生物学者を名乗る秋篠宮さまから「長男の学術論文発表に力を貸してほしいと」と依頼されたら、科博にせよ清拓哉氏にせよ断れるわけがない。
「6歳で始めた研究」というのも、北のショーグンさまにあった天才報道とそっくりだが、もしも悠仁さまが本物の研究者なら、生きているか否かも怪しいトンボの曖昧かつボヤけた写真など、「掲載するのはイヤだ」とおっしゃるように思う。
よって、22年に悠仁さまが赤坂御用地にて清氏と面会した際、パソコンを使って御用地に生息するトンボのリストを説明し、清氏がそれにいたく感銘を受け「論文作成を提案した」などという報道にも筆者は苦笑した。「清氏の勧めで書いたことにしてしまうなんて、何かあったときに責任転嫁する気だろう」と。
どうか筆頭著者の悠仁さまは、平民(せめて国民と呼ぶべきでは?)の疑問、質問にしっかりとご回答いただきたいものである。
【Sさんによるこれまでの考察】
■【YOUR VOICE】トンボ論文について国立科学博物館に問い合わせをしてみました
■「正確な日付を確認せず」「詳細な地名を記録せず」「撮影者表示なし」の学術論文を世に放った悠仁さまの未来は明るいのか
■悠仁さまトンボ論文「前回の調査結果と比較し」で墓穴か 表町池は宮邸改修・増築の大工事で…
■素晴らしいトンボ論文も数ヶ所に違和感 6歳で研究を始めた天才・悠仁さまが「場所を覚えていない」?
■悠仁さま論文の裏にある不自然さとフライング疑惑 皇居生物相調査(第Ⅲ期)になぜ宮邸大工事中の赤坂御用地が加わるのか
■「悠仁さまはトンボ論文の筆頭著者ではない」2大根拠 これにて “Q.E.D. 証明終了” か
■秋篠宮夫妻の白々しすぎる会見 ご長男がいくらトンボ好きでも「表町池」「表町水田」破壊はオトナの事情?
■研究倫理が問われ、論文の価値は崩壊… 悠仁さまの希少トンボ発見が飼育と放虫の結果なら、世間はそれを「自作自演」と呼ぶ
■『エトセトラ・ジャパン』「国立科学博物館は悠仁さまの論文の取り下げを」 数々の考察で我々を唸らせてきたSさんが勇気ある申し入れ
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
その他の画像および参考:
・『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―
・『国立科学博物館』お問い合わせフォーム
・『エトセトラ・ジャパン』トンボ論文に「取り下げ再審査を」と申し入れたSさんに科博からお返事 悠仁さまご趣味のヤゴ飼育はトンボ相調査に…
・『エトセトラ・ジャパン』悠仁さま論文の裏にある不自然さとフライング疑惑 皇居生物相調査(第Ⅲ期)になぜ宮邸大工事中の赤坂御用地が加わるのか