【皇室・都市伝説を紐解く】秋篠宮さまが海外王族から嫌われている理由 今も尾を引く1996年のあの「事件」 

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クリントン大統領よりナマズのいるタイへ(クリントン氏の画像は『Library of Congress's profile』より引用)
クリントン大統領よりナマズのいるタイへ(クリントン氏の画像は『Library of Congress’s profile』より引用)

長男の天皇陛下夫妻はすばらしいが、次男はちょっと…? 海外の王族から(も)嫌われている、妙に避けられているという噂がある秋篠宮さま。それは一体なぜなのか。英語圏の報道を探ってみると、1996年のあの一件がいつまでも尾を引いているように思えてきた。身勝手なふるまいを批判されただけではない。王族同士が関わり合いを持つ上で大切にしているあるモノを、秋篠宮さまがいかに軽んじてきたのかが伝わってくるのだ。



少し前のことになるが、こちらで『秋篠宮さまの学習院嫌いは学生時代の醜聞も原因? 海外メディアが1993年に仰天リポート』という記事を書いた。それは『ニューヨーク・タイムズ』や『NEWSWEEK』誌などで活躍し、UPI通信社のアジア特派員でもあった著名ジャーナリストによるもので、浩宮さまが高く評価され、礼宮さまの評価はさんざんだという報告書だった。

昨今、YouTuberやブロガーが「秋篠宮夫妻は海外の王族から嫌われている」「スペインやオランダの王室が会わないよう意図的に別のスケジュールを組むほど評判が悪い」といった情報を伝えているが、それは日本の皇室について海外の大手メディアが英語でどう伝えたのか、その結果ではないだろうか。

たとえば、1996年4月の『AP News』による“Royal Prince Skipping Imperial Banquet to Attend Fish Festival”という記事がある。秋篠宮さまはタイに愛人がいるという疑惑が浮上していたなか、1996年にクリントン大統領が訪日した際、宮中晩餐会を欠席してタイの魚フェスティバルに出席していたことを英語で伝えた記事だ。

ほかでもない米国の大統領の訪日で、皇族にとってもその年の最大イベントと位置付けられたが、秋篠宮さまは「それよりメコン川でナマズを見る」とタイ旅行を強行。皇族や宮内庁、関係者らをひどく困惑させたことが、英語圏の人々にもしっかりと伝えられた。

実は前の年に、クリントン大統領も予算編成の問題から訪日のスケジュールをキャンセルしていた。また、晩さん会の当日は皇族や内閣のトップメンバーがそろって出席したことから、大統領が秋篠宮さまの欠席について不満を感じるようなことはなかった。

だが『AP News』のその記事は、国民もマスコミも「秋篠宮さまはなんと無礼で身勝手」と批判し、当時の東宮侍従だった濱尾実(はまおみのる)氏も、秋篠宮さまは公務を優先し、タイ行きはキャンセルするべきだったと批判したことを伝えている。

冠婚葬祭をはじめ、世界では王族同士の交流が大切に続けられている。その根底には互いに対する敬意や、礼儀、親愛の情といったものがあるはずだが、英語圏に向けて放たれた皇族関連の報道を見ていると、秋篠宮さまにはそういった感覚が欠如していると伝える記事がやたらと多いことに気づかされる。

ちなみに、この記事の最後はこんな言葉で締めくくられていた。この “of course” に皮肉や批判を感じるのは筆者だけだろうか。

Naruhito, of course, is expected to attend Wednesday’s banquet.(ナルヒトさまは、もちろんのことだが、水曜日の宮中晩さん会には出席されるとのことだ。)

 

参考:『AP News』Royal Prince Skipping Imperial Banquet to Attend Fish Festival

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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