言葉選びに慎重なTV局は「施設」の使い方を誤らない 文科省の施設整備指針は特別支援学校と高等学校を…
こちらでも数日前に『悠仁さまの高校生活、実は不登校ではなく「筑波大学の施設に通って」おられたという』という記事を書いたが、悠仁さまがどちらの高校に籍を置き、実際にどちらの学校で勉強をされていたのか、大きな注目が集まっているようだ。
特別支援学校は療育、生活~自立の支援を行う福祉の色が強く、施設と呼ぶ人もいる一方で、「筑波大学が所有する研究施設に通い、トンボの論文を仕上げたという意味だ」と言う方もいらっしゃる。
そこで、「施設」という言葉の定義や使い方について、Xや匿名掲示板で丁々発止が繰り広げられていたが…。
◆メディアは言葉選びに非常に慎重である
先の記事に続き、ツクフ入学後に「施設への通級」に切り替えさせ、皇室特権によりそこで修得した単位をツクフが認定し、ウルトラC卒業したのではないか、と【YOUR VOICE】に投稿してくださったのが、神奈川県在住のHさんであった。
そのHさんからこのたび改めてメールを頂戴した。テレ東BIZさんは、どういう意味で「施設」という言葉を使用しておられたのか、についてであった。
Hさんからのメールを、ほぼ原文のまま紹介させていただきたいと思う。
今回のテレ東BIZさんの「筑波大学の施設」暴露は破壊力抜群でした。今後どこかのメディアが、その打ち消し記事を出してくるのではないかと思います。
識者を使って「ツクフ高校も『筑波大学の施設』だ。当たり前のことを言ったにすぎない」とでも反論させるのでしょうかね。
いやいや、テレ東さんは用語を慎重に選んだはずです。皇室の報道ですから、間違えがないように原稿を何度もチェックしたでしょう。
高等学校の名称があるのに、わざわざ「施設」なんてぼかす必要があるでしょうか。
◆「慎重さ」がわかる新見さんの一言
そしてHさんは、話題となっているテレ東BIZさんの動画の00:30秒目あたり、 伊勢神宮参拝の場面のナレーションに注目された。
テレ東BIZさんがメディアとしていかに言葉選びに慎重か、ここから十分に伝わってくるはずだという。
新見さん「神宮なのに外宮・内宮、読み方が独特で難しいですよね。外宮・内宮、それぞれにあるのが正宮です」
水原さん「正宮の中にあるのが正殿です」
新見さん「皇居の宮殿で、松の間があるのは正殿です。原稿を書くたびに間違えないかドキドキします」
言葉一つとっても慎重になるなかで、「筑波大の施設」と表現したテレ東BIZさん。もしもそれが筑波大の生物研究所か何かを意味するなら、おそらくこうおっしゃるのではないだろうか。
「悠仁さまは筑波大附属高校に通いながら、同大学の研究施設にも通われていました。」
◆文科省の公式HPでわかったこと
教育機関でも医療機関でも、建物本体を「施設」と呼ぶことはあるが、今話題にしたいのはそこではない。一般的に「施設」というと、福祉関係の建物や組織を指すことが実に多いからだ。
障がいを持った子のための療育と、進学のための教育とでは設備がまるで異なるだろうが、文部科学省は2007年度から特別支援学校をも管轄することになった。
そこで筆者は、文科省が「施設」というワードに関し、一般的な高等学校と特別支援学校の高等部とで使い分けることをしているのかが気になり、【高等学校 施設整備指針第1章 総則】および【特別支援学校 施設整備指針第1章 総則】を比較してみた。
もちろん建物、設備に関して「施設」という表現を使うことは共通している。在学生の主体的な活動や能力を高め,豊かな学校生活を送ることができるようにと願う視点も共通する。
だが、細かい点はやはり使い分けがなされていた。
まずは、【高等学校 施設整備指針第1章 総則】から。赤い線がある部分は一般的な高等学校に関するもの。そして、青い線で囲んだ部分が特別支援教育を施す学校についてとなる。

そして、【特別支援学校 施設整備指針第1章 総則】にはこんなことが書かれていた。

つまり、いわゆる高等学校では「学習環境」「学習空間」の計画や整備となっているものが、特別支援学校では「施設」「施設環境」の計画や整備という表現になるようだ。
テレ東BIZさんは、そうした違いまでよくお調べになったうえで、「施設」という言葉を選ばれたのだろうと思う。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『YouTube』悠仁さま成年式「関連行事」を一挙公開…公開・非公開を分けたものは?公式行事・祝宴招待の36人は誰?【皇室ちょっといい話】(220)テレ東BIZ
・『文部科学省』PDF特別支援学校施設整備指針 第1章 総則
・『文部科学省PDF』高等学校施設整備指針 第1章 総則
・『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまの高校生活、実は不登校ではなく「筑波大学の施設に通って」おられたという
・【YOUR VOICE】「筑波大学の施設」で皇室特権課程を修了し、ツクフが単位認定でウルトラC卒業か
皇室研究家が断言…「皇位継承の安定化を本気で願うなら道は『愛子天皇』しかない」シンプルな理由
2024.7.26 PRESIDENT Online
上記文言で検索を、、
>先の国会で始まりそうだった、安定的な皇位継承の在り方の本格的な議論は、あっという間に暗礁に乗り上げた。神道学者で皇室研究家の高森明勅さんは「政治の迷走が続いているが、皇位継承の安定化を本気で願うならば、女性天皇を認めて敬宮殿下が次の天皇として即位できるように制度を改正するという選択肢しかない」という――。(略)
>ポイントは2つだけ。
1つは、国民の多くが素直に敬愛の気持ちを抱いている天皇・皇后両陛下とのご血縁が最も近く、そのお気持ちをまっすぐに受け継いでおられる方こそ、次の天皇として誰よりもふさわしいということ。
もう1つは、皇位継承の行き詰まりが予想される現在の困難な状況を踏まえ、より安定的な皇位継承を可能にするルールを探るべきこと。それだけだ。
前者に当てはまるのは、言うまでもなく両陛下のご長女、敬宮殿下に他ならない。
殿下が「女性だから」という“だけ”の理由で皇位継承資格を認めない今のルールは、およそ時代錯誤も甚だしい。実際、各種の世論調査でも、現在の皇室典範で排除されている「女性天皇」を認める声が、圧倒的に多い。たとえば共同通信が4月27日に発表した調査結果では90%、毎日新聞が5月19日に発表した調査結果では81%という数字だ。
後者について言えば、一夫一婦制のもとで少子化が進んでいるにもかかわらず、側室制度を前提とした女性天皇排除の「男系男子」限定ルールを、今もなお維持している“ミスマッチ”こそが、皇位継承の不安定化の最大の要因だ。
唯一の突破口は「女性天皇」
(詳しくは本文で)