秋篠宮家の悠仁さまも経験のウミガメ放流会 その問題性を伝えた2本の記事
2023年6月25日7:10 PM
ヤフーニュースのトピックスに本日午前、毎日新聞による『ウミガメ放流会、やめて 日中の放流「ほぼ死ぬ運命」研究会会長が訴え』という記事が掲載された。コメントも1800を超えており、このたびのニュースで初めて「ウミガメの放流会」なるものがあることを知り、憤然としたという方も多いのかもしれない。
秋篠宮家の長男・悠仁様は、かつての小笠原諸島の旅行で「人工ふ化で飼育したアオウミガメに、タグをつけて放流する」というプログラムを日中の時間帯に体験しておられた。現地の方のSNSでそうした情報を知り、こちらでは今年3月29日、そして6月9日に関連の記事を書いている。
■グリーンフラッシュだけじゃない! 『小笠原諸島を訪ねて』作文の奇妙な点はこんなにも《前編》(2023年3月29日)
■悠仁さまビオトープにウミガメの可能性も 東京大学基金に100万円寄付して「人工衛星発信器を装着したウミガメの回遊経路調査」に参加とか?(2023年6月9日)
ウミガメは満月の光に導かれながら夜の海を目指し、いったん水に入ったら必死に泳ぐようDNAに刷り込まれている。その保護を目指すなら、捕食を狙う鳥などを遠ざけるだけで良いのではないだろうか。
海洋生物の保護においても、自然の摂理を無視するようなら多くのことがうまく行かなくなる、という事実に理解が深まるよう祈るばかりだ。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
参考および画像
・『ヤフーニュース』ウミガメ放流会、やめて 日中の放流「ほぼ死ぬ運命」研究会会長が訴え(毎日新聞 6/25(日) 9:42配信)
・『NPO法人日本ウミガメ協議会』ウミガメについて知りたい ― やめよう!子ガメの放流会