悠仁さまビオトープにウミガメの可能性も 東京大学基金に100万円寄付して「人工衛星発信器を装着したウミガメの回遊経路調査」に参加とか?

東大など超難関国立大学への推薦入学を狙う理系の高校生が、喉から手が出るほど欲しいと言われている「日本学生科学賞」。複数の賞が準備されており、秋篠宮家の長男・悠仁さまも何らかの研究論文を提出するのではないかと噂されているが、そのテーマは一体何になるのだろう。
いよいよ日本学生科学賞の応募の締め切りまで、あと3ヶ月。候補に挙げるもよく探っていなかったものに、実はビオトープとアオウミガメがある。後者においては、このたび秋篠宮ご夫妻が北九州市で訪れたTOTOミュージアムと、無縁ではないことが判明したばかりだ。
これまで赤坂御用地や皇居のトンボの生態調査について数回にわたり論じてくださった“Aさん” に、少し前からこの2つのテーマについてお調べ頂いていたので、今回はそちらをご紹介してみたいと思う。
――Aさん、この度は大変お手数をおかけしました。再びよろしくお願いいたします。まずビオトープからですが、公益財団法人・日本生態系協会が主催する今年度の『全国学校園庭ビオトープコンクール』は、締め切りがもう迫っているらしいですね。
Aさん:はい、6月16日ですから、すでに応募を済ませた学校も多いのではないでしょうか。。11月の審査会を経て、文部科学大臣賞、環境大臣賞、国土交通大臣賞、ドイツ大使館賞、日本生態系協会会長賞をはじめ各賞が決定し、来年の1月28日に発表大会があるようです。
コンクールは隔年開催で、2019年度について2020年に行われた発表会には秋篠宮さまが出てらっしゃいましたよ。協会の会長とぴったり横に並んでいる写真があります。

――ビオトープコンクールもですか。日本学生科学賞も表彰式に臨席するなど、秋篠宮さまが関与していますよ。肝心なのは悠仁さまのご関心だと思いますが…。
Aさん:中学生だったとき、宮邸で協会会長によるコンクールの説明があったそうですが、残念ながら悠仁さまはインフルエンザで欠席されました。秋篠宮さまは臨席されていて、過去には眞子さんのお姿も。秋篠宮家の方々とビオトープは縁が深そうです。
――このコンクールは学校単位で参加するのですね?
Aさん:はい。ビオトープを作り、維持していくためには生徒が協力し合うことになります。お茶の水からそろって提携校進学制度を利用したご学友とは、筑波大附属高校でも学校の一角でビオトープをご一緒に…なんてことがあるかもしれません。さぞや気心の知れた、切っても切れないご縁を持つ間柄でしょうし。
――男子ですよね。「どの子も幼い頃からガーデニングに親しんできました」とかいう設定でしょうか。
Aさん:もしご学友と高校生離れした素晴らしいビオトープを作りあげてコンクールで入賞、発表ともなれば、「赤坂御用地でビオトープづくりに励まれてきた悠仁さまが、強いリーダーシップを発揮されて…」なんて報道されるのかもしれませんね。

2016年度から始まった学校推薦型選抜において、こういった活動はポイント高いと思います。筑波大附属としても、「将来の天皇が造成されたビオトープ」なんて誇らしげに披露するのではないでしょうか。
それから、コンクールのサイトには「ビオコン寄付のお願い」というページがあり、遺産を特定の団体に贈る遺贈寄付や相続財産寄付について、丁寧に説明しています。ここは公益性の高さが国に認められている団体なので、500万円以上を寄附すると紺綬褒章の受勲が叶うようです。
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【Aさんインタビュー記事】
■「日本学生科学賞」応募まで半年を切った悠仁さま 新研究の協力者は? テーマは本当にトンボ?
■悠仁さまの「トンボ研究で東大推薦」報道の陰で置き去りにされ泣いていた「別の教え子たち」の存在
■美しきトンボをめぐる人の欲 すべての道は東大農学部に通ず? ― それは自身の努力で切り拓いてこそ《前》
■美しきトンボをめぐる人の欲 すべての道は東大農学部に通ず? ― それは自身の努力で切り拓いてこそ《後》
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――ご一家は、やっぱり寄付を求めているような組織と相性が良さそうですね。
Aさん:こういう団体は、昨今どこも資金繰りに困り、寄付に頼りがちです。あの宮家とつながると良いことがあるという気持ちは正直あるでしょうね。国立大学も同じです。政府から拠出される運営費交付金が年々削減され、企業からの寄付金収益が大変重要になっています。
税制上の優遇措置があるのも一因ですが、研究を支援することは新たな製品や技術の開発にもつながりますから、企業にも寄付するメリットがあります。ちなみに寄付金収益が最も大きいのは東京大学のようですね。
――なるほど…。いわゆる「寄付金ジャンプ」というやつでしょうか。とはいえ、あの宮家の「打ち出の小槌」は国民の血税ですよ。
Aさん:悠仁さま然り、小室圭さん然り、です。彼らを受け入れれば、時期をずらして宮家と親しくしている法人から寄付がある、あるいは寄付金の額が跳ね上がる、なんてお話も。私たちが知り得ないお金の巡りがあるのでしょうか。
――もしも個人で参加するということなら、私は東京大学が推し進めている「バイオロギング」が気になります。そもそもバイオロギングとは…?
Aさん:平たく言えば、野生動物が自然環境の中でどのような行動をとり、移動しているのかを知るため、体に小型計測器を取り付けて生息環境や生態の調査を行うことです。そのプロジェクトの1つがウミガメです。岩手県に拠点があるようですが、小笠原諸島ともおおいに関係がありますね。

それから海洋生物の謎を解き明かそうとするプロジェクトを、寄付金で支援してもらう「東京大学基金」についてです。具体的にウミガメのプロジェクトを見てみたところ…。
【特典/寄付金3万円以上】
バイオロギング特性カレンダー、クリアファイル、ウミガメ研究記(シール付き)、クジラ研究ワークブック(シール付き)のセットをプレゼント。
【特典/寄付金10万円以上】
岩手県で行われているウミガメ・モニタリング用のウミガメの名付け親に。そのウミガメの写真も送ってくれる。名付けられたウミガメの行き先が判明した場合には、メールなどで知らせてくれる。
【特典/寄付金100万円以上】
様々なデータが収集できる、人工衛星発信器を装着したウミガメの名付け親に。その後、ウミガメが大海原を回遊する経路がホームページから随時公開される。
――いやはや、驚きました。「人工衛星発信器を装着したウミガメの回遊経路を追ううちに、重要な何かを突き止めた!」などという悠仁さまの論文が発表され、賞を獲るかもしれません。ウミガメは地球温暖化の影響について大切な研究の題材なのですね。
Aさん:そうです。調査によって回遊経路や水温データがわかってきます。人工衛星経由で情報を送るというので、すごいですね。ウミガメは温度依存性決定の生き物なので、卵の孵化する温度が胚の性別に影響を与えますが、卵のオスとメスの比率が大体均等になる気温があり、その時期に合わせて産卵するよう進化を遂げてきたんです。この比率が崩れればオスメスどちらかが足りなくなり、結果全体の個体数が激減してしまうんです。
地球温暖化に伴い、結局はメスが増えました。数年前の発表では、オーストラリアに生息するアオウミガメは99%がメスだそうです。とは言え、地球温暖化とウミガメの性比について研究される方もいて、ウミガメには温暖化を生き抜く知恵がありそうという説もあって。是非とも種を残してほしいですね。
ーーそれにしても小笠原諸島には、東大進学のチャンスを与えてくれそうな研究の題材が多そうですね。
Aさん:そう、「東洋のガラパゴス」ですからね。以前お話ししたトンボも、とにかく固有種が多いです。動物のみならず植物、自然そのものが二つと無い宝なのでしょう。組織もです。あの山階鳥類研究所もモニタリング調査を行っていますよ。アホウドリが有名ですね。
小笠原には、生物に関わっているナントカ協会、ナントカ研究会、研究所といったNPO法人が数多く存在します。本部も小笠原諸島に置かれているとは限らず、本州にあったりして、積極的に活動している所もあれば、正直得体が知れないと言われるような団体もあるようです。
――環境保護の活動は注目されていますから、TOTOがそうだったように、企業からの助成も多いでしょうね。
Aさん:公益財団法人の日本自然保護協会や、公益社団法人の日本ナショナル・トラスト協会なども有名ですね。日本自然保護協会の亀山章氏は、WWFジャパンの顧問として注目が集まりましたし、専門分野は造園学や景観生態学など生態環境保全の専門家のようです。
それから環境省が主管する日本ナショナル・トラスト協会の池谷奉文氏は、ビオトープ・コンクールを主催する日本生態系協会の会長でもあり、先ほどの写真で秋篠宮さまの向かって左側にぴったり並んで座っていらっしゃるのは池谷氏です。いくつもの肩書を持つようですが、元は獣医師で野鳥が専門だとか。
――日本ナショナル・トラスト協会は、20年くらい前から「日本をリードする議員の政策塾」なるものを主催していますね。
Aさん:東日本大震災の影響に関し、ある発言が物議を醸したこともあります。録音を書き起こした以下の内容が、福島県内の報道機関に送られたんです。
「福島ばかりじゃございませんで、栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろう」
「結婚をして子どもを産むとですね、奇形発生率がどーんと上がることになる」
チェルノブイリ原発事故が及ぼした影響なども調べてきたと主張しておられて、福島民報社の取材に対しては「差別発言ではない」「原発事故が及ぼす影響がいかに危険かを伝えたかった」と話したようです。
――これはひどい。聞き捨てならない発言ですね。それにしても、小笠原諸島のことを調べていると、なぜこうも秋篠宮さまのお知り合いのお名前に行き当たるんでしょうね。
Aさん:まるで小笠原の動物・植物・環境を秋篠宮さまが握っていて、やがて彼らは悠仁さまの高校や大学の入試に十分に寄与してくれる。何かものすごく美味しい場所という感じがしませんか?
ウミガメの話に戻ります。環境省自然環境局が日本ウミガメ協議会の協力のもと作成したハンドブックを確認しましたが、アオウミガメの赤ちゃんの放流会については「慎重に検討実施すべき」とありますね。
――そうですか。実は「そもそも日中にアオウミガメの赤ちゃんを放し、浜辺を歩かせますか。悠仁さまのための演出なら虐待ですよ」といった感じのメールを下さった方もいるんですよ。
Aさん:慎重であるべきという理由が、3つ書かれていました。1つ目は、孵化したばかりの子ガメはとても活発だが、それは数日で終わる。子ガメを放流会まで保管することで活発な時期が過ぎてしまい、放流後の生存率は低下すること。以前、エトセトラさんの記事でも紹介された、四国水族館の館長・松沢慶将さんも仰っていたことですね。
2つ目は、子ガメの地表脱出は本来は夜間であること。昼間の放流会では捕食の生き物に見つかりやすく、これも生存率の低下につながります。3つ目は、子ガメは地表から海に向かって「方向を知るための地磁気」というものを感じながら進むのですが、「放流」として人の手が加わると、その能力は得られなくなるようです。
――アオウミガメのことを思えば納得の理由ですね。
Aさん:その通りだと思います。人間だって、足の裏をやけどしそうなくらい日中の砂浜は高温になりますから、時間をかけて腹ばいで進む子ガメにとって、その熱は極めて過酷だと思います。
ふ化して、覚醒したかのごとく活発、興奮している状態を「フレンジー」と呼ぶそうですが、たった1日限定のとても元気なときに一気に外洋を目指す、それが本来のウミガメの生態です。
――ウミガメは満月の夜に生まれ、その光に導かれながら海へ入って行くと教わりました。
Aさん:街灯の光で、海とは逆の道路に向かうウミガメの様子を見たことがあります。昼間ではまったく狂ってしまいますよね。生物全般にとって光はとても重要ですから、赤坂御用地の御仮寓所の周囲や屋上にライトなんて付けるなら、昆虫たちにも「乱れ」が起きちゃいます(笑)
――現地の小笠原海洋センターで、具体的に悠仁さまはどんなことを体験できたと思われますか?
Aさん:その施設を運営する認定NPO法人「エバーラスティング・ネイチャー」のHPも確認しました。年間約200頭を飼育し、放流しているそうです。観光客は一頭当たり9,000円で放流会を体験できるそうです。記念撮影あり、甲羅磨きあり、ウミガメの標識付け、計測もあり。回遊経路もHPで公開されるそうです。

悠仁さまは「標識を付けて放流」とのことですから、人工ふ化で飼育したアオウミガメにタグをつけ、自分の手で放流したのでしょう。今は「ナイト放流会」も行われているようですが、悠仁さまの頃は真昼間に、しかも生き抜くためのエネルギーが最も備わっているフレンジー期を逃してから行われたんじゃないでしょうか。

――そして毎年夏から秋にかけ、アオウミガメは岩手県の沿岸に来遊すると…。ここからが、東京大学によるバイオロギング支援プロジェクトになるわけですね。
Aさん:はい、東京大学は岩手県沿岸部の大槌町に「大気海洋研究所 大槌沿岸センター」という大きな施設を持っていて、そちらでアオウミガメの保全活動が盛んに行われているそうです。ミトコンドリアDNAを分析した結果からは、岩手に来遊してくるアカウミガメは鹿児島県の屋久島産、アオウミガメは小笠原産であることが判明したようです。日本のウミガメの保護の歴史は明治44年、小笠原での人工ふ化放流事業からです。



2008年に屋久島で生まれたウミガメが、2018年に岩手県大槌町の沿岸部で発見された際、甲羅の長さが60㎝にもなっていたそうで、それでもまだ子供だと。ウミガメの一生がどのようなものであるのか、いつ産卵のため砂浜に上がってくるのか他、年月のかかる研究だからこそ、長期的な支援を必要としてるわけですね。
――そして小笠原で生まれたアオウミガメは、繁殖海域である小笠原にまた戻っていくわけですね?
Aさん:そのときメスは産卵のため砂浜に上陸しますが、オスがどう移動するのかこれまでわからなかったけれど、バイオロギングの発信機とモニタリング調査でわかるようになったそうです。
――ずいぶんと遠くまで。もしや外国までも…?
Aさん:小笠原海洋センターのブログでは、2018年に生まれ、2019年11月に小笠原海洋センターからタグを付けて放流されたアオウミガメが、2022年に台湾北東部で発見されたとありました。3年で2,000km以上離れた所まで移動していたのですね。
また今年の1月には、残念ながら死骸でしたが、韓国の済州島で発見された個体もいます。2019年1月ごろに小笠原海洋センターから放流され、4年で1,700km以上移動したわけですが、冬の低温にだけは勝てなかったようです。
――うーん、過酷な旅ですね。いずれにせよ、観光客向けの何かで研究論文を書いて、日本学生科学賞のような賞を狙うというのは、あり得ないですね。本物の研究者たちが許さない気がします。
Aさん:あくまでも私の意見ですが、本来であれば生まれたてのフレンジーの勢いとともに、多くのウミガメの赤ちゃんが一斉に外洋を目指すわけですよね。ところが、悠仁さまが行ったような放流体験は「一頭いくら」の料金で行うもので、しかも明るい昼間ですから捕食者の格好の餌食になっただろうなと考えています。
小笠原旅行からもうすぐ6年。放流されたウミガメは、今もどこかの海を移動できていればいいのですが…。
――おっしゃる通りですね。アオウミガメが自然の導きにより懸命に海を目指すとき、捕食動物から守ってあげるだけでもよいのではないかと思ってしまいます。
Aさん:アオウミガメのふ化直後は5cm程度だそうですが、実は悠仁さまの小笠原作文では「8cm」となっていました。目視でしょうからズレはあるのでしょうが、南島に人が渡れる時間帯に、ふ化直後のアオウミガメが砂浜をよちよち…、これは違和感があります。まさかそれも、悠仁さまのための「仕込み」ではないですよね?
――私はむしろ、その8cmという記述に驚きました。作文の執筆までに2~3年ブランクがあったんですよね。よく8cmだなんて覚えておられるものだと…。
Aさん:いずれにせよ、絶滅の恐れがあるウミガメを危険にさらしながら、北九州市子どもノンフィクション文学賞や東大に続く筑波大付属高校への入学を狙っただなんて、とてもじゃないけれど考えたくありません。
そもそも南島って桟橋が無いので、ボートの舳先から岩に降り、足元によく気を付けながら階段を上るんです。悠仁さまと紀子さまは本当にそちらに行かれたのか、どうしても疑問が残るんですよね…(笑)。
――しかもバイオロギングの世界は、中高生がポンと1回ないし数回参加したくらいで、研究論文を書けるものではないですね。
Aさん:それは絶対にありえませんよ(笑)。そもそも動物相手のフィールドワーク、それも生態が未知のものであればあるほど、気が遠くなるような探求心と知識、そして経験年月が必要、費用もかなり掛かるでしょう。
――最後にAさん、ビオトープとアオウミガメの他に、気になっていらっしゃるテーマはありませんか?
Aさん:徹頭徹尾、私がどうしても気になるのは、やはりトンボの新種なんです(笑)。東大在学中にトンボの新種を発見、論文で研究者として世界デビュー、そんな筋書きかなと思っています。
――えっ、東大に入るんですか!? しかも新種発見だなんて、そんなに都合よく行くものですか?
Aさん:あ、昆虫の新種発見は全然珍しいことではありませんよ。年間2万種も発見されていますよ。地球上の動物は100万種と言われていますが、うち75万種が昆虫なんです。
国土の約3割が自然保護区または国立公園というコスタリカは特に有名です。日本の四国と九州を合わせたほどの小さな国土ですが、熱帯雨林気候、サバンナ機構、温暖湿潤気候などが混在し、世界一自然に優しい国とも言われています。そこにしかいない動物も多く、地球上のすべての動植物のなんと5パーセントほどがコスタリカに生息してるんです。
昆虫ならこれまでに約3万5,000種類がコスタリカで発見されています。この国で調査研究をされている探検昆虫学者の西田賢司さんは、あちらで1,000種以上の新種を発見されていますよ。
――ブータンでも昆虫採集を楽しんだということなので、そこで新種発見があったかもしれませんね。
Aさん:はい、ブータンも国を挙げて自然環境を守っていて、WWFも相当力を入れてますね。以前、日本の調査隊が「ブータン・シボリアゲハ」という新種のチョウを発見したとお話したと思います。ブータン政府と交渉し、許可を得て現地調査をさせてもらうことができるんです。そして新種かどうかの判別を専門家に依頼したようです。
――一般的に研究に最も必要なのは「資金」ですよね。バイオロギング然り、新種調査然り、寄付やスポンサーからの援助が必要で、特に実績をまだ持っていない研究者は大変なのではないでしょうか。
Aさん:汚い表現をするならば、いかに金を引っ張れるかが研究にとって重要かと。そこで、特定の宮家に喜んでもらえるような働きをして…などという考えが、ふと浮かんでくるのかもしれません。残念な日本の現状です。
――悠仁さまはその点、何を研究しても資金繰りに困ることはない無双状態でしょう。「うちのお金を使ってください」と際限なく集まりそうです。
Aさん:潤沢な資金に恵まれた真面目な研究者なら、政府に守られたエリアにでも入れることさえ許可されれば、新種の発見自体はそう難しいことではないと思っています。
さきほど75万種の昆虫がいると述べましたが、トンボは恐竜より古くから地球上に存在し、地球を支配していたといわれながら、世界でも5,000種ほど、日本でも200種ほどしかいないのです。稀有のスターなんですよ(笑)
――そうなんですね! ところで、悠仁さまはブータン旅行ではジュラという山に登られたとかで…。
Aさん:ご自身で山に登ることを希望されたそうです。道中は度々カメラで撮影し、放牧キャンプで酪農の様子を見学したそうです。妙に腰が引けた状態で動物に餌を与える姿が公開されましたが、トンボの撮影をしていたとは初耳でした。こういう情報が、後の布石となるのではないかと思わずにはいられません。
最後に、日本における新種発見のお話を。東京農業大学の大学院生である嶋本習介さんが、2021~22年に小笠原諸島の父島・弟島の調査に入られ、シロヒラタカメムシ属の新種を発見されました。そこで「オガサワラ・シロヒラタカメムシ」と命名されたそうです。
嶋本さんは中学時代に「日本学生科学賞」で入選一等、科学技術政策担当大臣賞と、なんと2年連続で入選を果たし、調査の段階でも新種を発見しておられたそうです。嶋本さんのような、真に優秀な若き研究者にどんどん研究費のご支援をと切に思います。
ーーおっしゃる通りだと思います。貴重な研究費なら、なおさらそれを無駄にしない優秀な研究者さんへ、と願うばかりです。Aさんには今回、ご専門以外のこともかなり調べていただきました。本当にありがとうございます。
ちなみに小笠原海洋センターでは、海洋ゴミ問題がウミガメに与える影響、マイクロプラスチックに付着する毒素などのモニタリング調査を進めることになったそうです。海洋ゴミサンプルを用いた体験型イベントを関東および小笠原諸島で開催するらしく、「参加したら悠仁さまを偶然お見掛けしました」なんてことがあるかもしれません。
(聞き手:朝比奈ゆかり/エトセトラ)
参考および画像:
・『環境省』環境省自然環境局 ― ウミガメの保護
・『NPO法人日本ウミガメ協議会』やめよう!子ガメの放流会
・『認定NPO法人エバーラステイング・ネイチャー』アオウミガメ
・『東京大学基金』検索「岩手県 小笠原」
・『東京大学大気海洋研究所』国際沿岸海洋研究センター(大槌沿岸センター)
・『YouTube』おおつち海の勉強室 ― 東京大学・海と希望の学校in三陸
・『産経新聞』秋篠宮さま、ビオトープ発表会ご臨席
・『テレ朝news』秋篠宮さまと眞子さま “身近な自然”コンクールに
・『日本生態系協会』全国学校・園庭ビオトープコンクール(寄付金)
・『東京大学基金』バイオロギング支援基金 ― 解き明かせ!海の生物の知られざる暮らし
・『東京大学基金』バイオロギング支援基金 ― みんなでウミガメの回遊を見守りましょう!
・『grape』『ウミガメ放流会』が子ガメの命を奪う?実態を描いた漫画に考えさせられる
・『ELNA』認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー ― ウミガメ放流会
・『WIRED』地球温暖化の影響で、アオウミガメは「ほぼすべてメス」になる:研究結果
・『ヤフーニュース』小笠原で4年前に放流のアオウミガメ 韓国・済州島で死骸で見つかる