悠仁さまトンボ論文写真No.19タグの謎を解く 実は写真No.82にも写っているコレでは…?

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秋篠宮家の長男・悠仁さまによる『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』については、教育関係者の方を多数含む、全国各地の皆さまから厳しいご指摘が寄せられている。

しばらく前から、実は筆者にも「自分はコレを書こう」と思うことがあった。その時間がなかなか取れずにいたなか、アキシンさんが「寄せられた考察を紹介するだけの、ずるいエトセトラ」と批判していらっしゃることを知り、思い切り背中を押される形で、ついにこの件を書くことにした。



「このトンボ、元気に生きていたの?」と単純に疑ってしまった写真No.19のオツネントンボの周囲には、昆虫針や糸やテグらしきものが。そして「すぐ脇に池があるのに、なぜ芝地でこんなに翅を痛めつけながら、左右に20~30度ほどズレた交尾を?」と疑問でしかない写真No.82のシオカラトンボのペア。

筆者はNo.82の芝地に落ちていたV字型をしたあるモノが、No.19のあるモノと同一ではないかとずっと疑っていた。つまり、「どちらの写真も同じ場所で撮影が行われたのでは」と勘繰っていたのだ。

 

◆このタグのような白いものは…

重要だったのは、タグと芝の比率を両者で比較した際、不自然さがないかということ。そこでご職業柄、Photoshop、3D、CADといった世界に詳しい「もぐぞう」さんに相談した。

No.19のオツネントンボを撮影した際、タグは遠近法により大き目に写っていただろう。その大きさを元に戻し、No.82の芝地に落ちているあるモノと重ねて不自然さがないかを確認していただいたのだ。そして「ほぼ同じだと思う」として示されたのが、こちらであった。

 

さらにタグについては、こういうものではないかと仮定してみた。この紐を左に向かって引いてちぎると、先端は「M」のような形になるように思う。

 

◆模型を作ってみた

オツネントンボの周囲に、白い糸やテグスで作ったワイヤーが多数存在し、それがトンボを支えたり、吊ったりしているのではないかという見立てがある。

 

 

しかし「意味がわからない。どこにそんなものが?」と言う方も。そのため、実際にどんな風になっていたのか発砲スチロールを土台にし、タコ糸やテグスなどを用いて模型を作ってみた。V字型のタグはわかりやすく赤いものにしてみた。

 

 

切り絵、信号機、トンボの模型、古民家のミニチュアなどを制作された方のように器用ではないことをお許しいただき、完成後、写真No.19の撮影アングルを真似て、低い位置からスマホで偽オツネントンボ(青)を撮影してみた。

 

そのままトンボ論文の写真No.82もご覧いただきたい。シオカラトンボのペアは、まさにNo.19で見えていたワイヤーに載せられているのではないだろうか。

 

◆まとめ

誰かが不注意で落としてしまったのであろう、V字型に折られたタグ。しかしそれは、偶然2枚の写真に写り込んでしまったようだ。

ちなみに、トンボのオスとメスの見極めは、尾の先を確認することで可能になる。オスはそこに上付属器と下付属器があり、メスには尾毛がある。

医学や生物学の論文は写真が非常に大きな役割を果たすが、なぜ悠仁さまはタグのせいでオス・メスの確認ができないような写真を掲載してしまったのだろう。No.19は、何もかもが不思議。解けない謎がまだまだありそうだ。



皆さんも確認される場合は、下のいずれかの論文から写真No.19と82を500%まで拡大してご確認頂きたいと思う。

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『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

『国立科学博物館』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまトンボ論文の話題まだまだ 複数の方から「19番のオツネントンボ写真、周囲に細い線が見える」と

『エトセトラ・ジャパン』「No.19 オツネントンボ」の画像を解析 これ、ひょっとして標本作りに使用する材料では…?

『エトセトラ・ジャパン』「オツネントンボのみなさん、ちゃんと掴まってますか~??」 あれれ、中脚を交差させてるちょっと危なっかしい子が…!

『エトセトラ・ジャパン』シオカラトンボ・メスは産卵を前に翅が折れ、オスの腹には昆虫針か トンボ論文写真No.82の交尾が悲しすぎる