トンボ論文・写真22番にとんでもない加工! 画像処理ソフトを使いこなす元学芸員さんから驚きのご報告
ある博物館の元学芸員さんで、近世近代の文人画がご専門だというKさんとおっしゃる方から、このたび驚くようなメールが送られてきた。秋篠宮家の長男・悠仁さまによるトンボ論文『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』の写真22番について「脚が消え、4枚の翅のうち1枚を消し去って3枚に… 翅が3枚のトンボ、これは世紀の大大大発見ですぞ?」と書かれていた。
◆本題に入る前に皆様にご協力をお願いしたいこと
実はKさんより、国立科学博物館(以下、科博)から発行されたトンボ論文のPDFは、閲覧するだけでなく必ずダウンロードしておくことが大切だと教わった。こちらをクリックしてダウンロードし、ファイルを開いて、左上に出てくる「i」のマークをクリックする。

すると下のような画面が出てくる。これをPDFファイルの「インスペクタ」と呼び、その画面のスクリーンショットを保存しておくことが大事になるという。もしも論文の写真をこっそり別のものに換えるような行為があった場合は、ここの日時が変わってくるそうだ。

◆「疑わしい画像が次々と」とKさん
「トンボに関する知識は皆無ですが、『昔取った杵柄』でトンボの画像の解析を試みました。結果、疑わしきものが出てくるわ、出てくるわ…。ただただ驚きました。15ほどの図版に疑義を抱いております」とKさん。職業柄、画像処理ソフトを多々利用してこられたそうだ。
「たとえば22番。この写真は処理技術において、極めて初歩的な稚拙さが満載です。Photoshopなどの画像処理ソフトがなくとも、画像を拡大すれば誰にでも確認できます」とのこと。皆さんも下のいずれかの論文にある写真No.22を500%まで拡大してスクショを撮り、「ペイント」などに落としてさらに拡大し、ご確認頂きたいと思う。
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■『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―
■『国立科学博物館』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―
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悠仁さまの論文のいくつかの画像は、拡大していくと極小の四角いマス目がいくつも現れてくる。これについては「普通に撮影された画像だと、それは起こり得ません。人の手を加えたという動かぬ証拠です」と説明された。たとえば49番の写真にある、池の水面の様子を拡大すると…。

◆写真No.22は実際にどうおかしいのか
こちらはKさんから送られてきた画像を縮小したもの。青紫の色合いといい神秘的な美しさが漂う1枚だが…。
ここから先はA~Fまでに分けての説明となる。





◆まとめ
「この杜撰さは研究者らしくないですね。やはり悠仁さまご本人が手掛けたのでは」と考えた筆者に対し、Kさんからはこんなお返事が。
「17歳の悠仁さまに、あの画像処理ソフトは使えないでしょう。ある程度の色彩感覚と集中力が必要で、これらなくして使いこなせるソフトではないんです。仕上がりとして杜撰さ、稚拙さが目立つとはいえ、相当期間訓練しないと、あそこまで仕上げることは難しいと思います。」
実はKさん、ウェブニュースにある悠仁さまの顔の静止画は、殆どに人為的な手が加わっていると感じてきたそうだ。そのため、画像処理ソフトを使えるどなたかが悠仁さまの近くにいて、このたびのトンボ論文の画像も、その方が手がけたのではないかと推測しておられるという。
査読の際、科博が画像の検証をしなかったことがとにかく悔やまれるご様子で、「実は捏造を疑う写真はまだまだあります」とのこと。現時点でなんと15点ほど見つかっているそうだ。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―
・『国立科学博物館』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―