トンボ論文に「取り下げ再審査を」と申し入れたSさんに科博からお返事 悠仁さまご趣味のヤゴ飼育はトンボ相調査に…

この記事をシェアする

秋篠宮家の長男・悠仁さまによる『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』という論文についてはご存じのとおり、複数箇所に様々な疑惑が浮上している。

詳しい場所や日時が把握できていない、記録されていないようなトンボが登場するばかりか、解説と写真でオスメスが一致しない、撮影者を記載しないうえ、ギフトオーサーシップの疑惑がある。おまけに、絶滅危惧種のオツネントンボの写真は背中が翅の付け根付近が異様に黒ずみ、芝の穂に止まっている脚はとにかく不自然。頸部には白い端子のような物が刺さっている。

さらにその周囲にはタグ、昆虫針、糸あるいはテグスのようなものが次々と見つかり、多くの方が「死んだトンボを連れてきて置いたのでは?」という意見に同意して下さっている。

また、シオカラトンボのオスとメスは、池がすぐ脇にあるにもかかわらず、なんと芝や枯れ草に翅を突き刺しながら交尾である。支えが必要だったのか、黒っぽい色の細い棒が腹の下の数ヶ所に刺さっているように見えるうえ、翅の角度から交わっている角度が左右にズレていることがわかり、「この写真もオカシイ」との声が上がっている。

 

82番の写真も「ツッコミどころが満載だ」と話題に(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)
82番の写真も「ツッコミどころが満載だ」と話題に(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)

 

トンボに詳しくない筆者が、あるとき投げかけた「このオツネントンボ、元気に生きていたんでしょうか」という疑問。そこに読者の皆さんが次々とご意見を寄せくださり、実はまだまだ続いている。

そして、筆者が知るだけでも3名の方が責任著者だという清拓哉氏や、その論文を受理して世に放った国立科学博物館(以下、科博)に「奇妙な部分についてご説明を」と申し入れをしておられる。

鋭い視点で何度も独自の発見や考察を寄せて下さっていた、埼玉県在住のSさんもそんなおひとりで、科博にいくつかの問合せを続けた末、今月13日には「論文の取り下げを検討していただきたい」と申し入れを行っていた

長く待たされたSさんだが、国立科学博物館博物館サービス担当という職員さんから、やっと25日に少しだけ回答を得られたそうだ。個人情報にあたる部分もなく、何よりその情報に公益性があることから、こちらでもほぼ原文のままご紹介させていただくことにした。



【Sさんのお問い合わせ内容】
1.皇居の生物相調査(第Ⅲ期)に秋篠宮悠仁殿下が研究者として参加されておられますが、高校生で学位を持たない殿下が参加された経緯をご説明ください。

2.悠仁殿下が貴博物館から先月発表された論文は、殿下の過去10年間のご研究を、清研究主幹に勧められて論文にまとめたものと報道されております。共著者ともなっている清研究主幹は、オーサーシップ上、どのような分担をされたのかご説明ください。

 

【科博からのご回答】
1. 皇居調査の第3期の参加者は、学位の有無で参加の可否を判断しているものではなく、各調査班を統括する研究者が必要と認めた知識・技術の有無に基づき判断しています。(このため、悠仁親王殿下と同様に学位を持たない研究者も調査員として参加しています。)

清研究主幹が悠仁親王殿下に面会した際、これまでのトンボの研究活動についてのプレゼンを受け、その知識や赤坂御用地等の調査経験が豊富である点を重視し、参加いただくことにいたしました。

2.論文作成の指導的立場を担いました。
 

••┈┈┈┈••✼✼✼••┈┈┈┈••

 
【Sさんのお問い合わせ内容】
悠仁さまはトンボ相調査期間中の10歳で、宮邸の庭に田んぼを作られたとの報道があります。例えば、産経新聞2016年9月6日付の記事『悠仁さま10歳 田んぼ作りで生物にご関心』に、以下の記述があります。

「生物がすみやすい環境にも関心を持ち続け、田んぼにメダカやヤゴを放すとともに、そばに池を作って水路でつなげるなど、工夫をこらされた。必要に応じ、田んぼや水路の手入れもされているという。」

メダカは肉食のヤゴが好んで捕食する餌です。つまり、赤坂御用地では、人為的に作った田んぼで飼育したヤゴから、トンボが大量に発生した可能性があるわけです。いわゆる放虫です。

当該論文では、このことに触れておらず、トンボ相の考察は自作自演とも言え、研究倫理上、厳に慎むべき行為をされています。

当該論文は一旦取り下げ、再審査されるべきと思料いたしますが、貴博物館の見解をお知らせください。

(Sさんが言及された記事はこちら)

誰に教わったのか田んぼを作り、メダカやヤゴを放していた悠仁さま(画像は『産経新聞』のスクリーンショット)
誰に教わったのか田んぼを作り、メダカやヤゴを放していた悠仁さま(画像は『産経新聞』のスクリーンショット)

 

【科博からのご回答】
当該報道については、赤坂御用地内で採種されたヤゴ等を、同じ御用地内である狭隘な水田へ移動・放流したことを報じたものと認識しています。

新たな種を御用地の外部から人為的に加えたものではなく、加えて「赤坂御用地のトンボ相」における トンボの種数への影響は少ないことを確認していることから、ご指摘にはあたらないものと考えます。

 

◆6歳~13歳の悠仁さまを動画で確認

そもそも「トンボ研究に熱心に向き合うようになった」などと報じられている6歳前後の悠仁さまは、こんな感じであった。こちらの動画で御茶ノ水女子大附属幼稚園を卒園された時の様子が確認できるが、1分30秒目から45秒目あたりまでを拝見する限り、申し訳ないがそんなに利発そうなお子様には見えない。

12歳になられた当時の悠仁さま、無邪気にシャボン玉遊び(画像は『朝日新聞DIGITAL』のスクリーンショット)
悠仁さまは、12歳にはシャボン玉遊びが大好きだったとか(画像は『朝日新聞DIGITAL』のスクリーンショット)

 

そして中学1年生のとき、間もなく13歳になろうという悠仁さまはブータン訪問で記者からの質問に年齢不相応なお答えをされ、お茶の間の人々を唖然とさせた。そのときに「実は自然や生き物への興味は薄そうだ」と誰もが感じたはずだ。

ブータン訪問では日本とは「木と草が似ている」と回答(画像は『ANN NEWS』のスクリーンショット)-eye
ブータン訪問では日本とは「木と草が似ている」と回答された悠仁さま(画像は『ANN NEWS』のスクリーンショット)

 

秋篠宮さまと悠仁さまは、ブータンの印象を記者に聞かれるとーー。

記者:
悠仁さま、ブータンはいかかですか?

 

悠仁さま:
楽しいです

 

記者:
日本とは違いますか?

 

悠仁さま:
すごく似ている感じがします

 

記者:
どういうところが?

 

悠仁さま:
木とか草とか、そういうところが

 

秋篠宮さま:
どう違う?

 

悠仁さま:
まだわかんない

 

このたびのトンボ論文によると、2019年は赤坂御用地での調査が一層本格化した年であった。その夏に自然豊富なブータンを訪れたというのに、悠仁さまはこんな感じなのだ。研究者肌の天才少年を名乗るなら、「めずらしい生き物がたくさんいます。日本にいない昆虫も見つけたいです(見つけました)」くらい答えればよかったものを…。

そんなわけで、科博側から「清研究主幹が悠仁親王殿下に面会した際、これまでのトンボの研究活動についてのプレゼンを受け、その知識や赤坂御用地等の調査経験が豊富である点を重視し、参加いただくことにした」と説明されても、どうにも苦笑してしまう。

「悠仁親王殿下のこれまでのトンボの研究活動では、プレゼンもままならないゆえ、知識や調査経験も豊富である清研究主幹をお招きし、赤坂御用地の研究に参加いただくことにした」の間違いかと思ってしまうのだ。


 

◆正確なデータ収集とキャッチ&リリースのお心がけは…?

赤坂御用地内の出来事であっても、トンボの幼虫であるヤゴを1か所に集めてメダカという餌を与えながら飼育し、成虫を放したなら、やはりその通りを論文に記すべきだったのではないだろうか。

Sさんは産経新聞によるこの記事についても言及していた。

正確なデータを取る習慣は小学生から、採集した生き物を観察した後は元の場所に戻す心がけもと宮内庁は発表していたようだ(画像は『産経新聞』のスクリーンショット)
正確なデータを取る習慣は小学生から、採集した生き物を観察した後は元の場所に戻す心がけもと宮内庁は発表していたようだ(画像は『産経新聞』のスクリーンショット)

 

「正確なデータを取るように努める」という研究者としての姿勢を小学校のうちから学ばれ、採集した生き物を観察した後は、いわゆるキャッチ&リリースを励行していたという悠仁さま。しかし、赤坂御用地内のヤゴを1か所に集めて飼育するという矛盾した方法の末に、トンボ種数への影響が少しあったことを科博側もやはり認めているようだ。

長年続けてきたトンボ相の調査がちょっとおかしくなった ― だが悠仁さまのためでは仕方ない、目をつぶろうということになったのであろうか。

「絶滅危惧種のトンボがいることを知り、かわいそうだからと悠仁さまが頑張って池や水田を作り、ヤゴからトンボに育て上げました」というほのぼのとした美談なら、『トンボ飼育日記』どまりにするべき。それだって、宮内庁の庭園課の職員や専門家の手があれこれと加わったことは明白であろう。

最近はあまり聞かれなくなっていたというのに、再び戻ってきている「ズル●と」という言葉。こんな状況であっても、強引な手段でなんとしても東京大学へと考えておられるのなら、秋篠宮家というのは、もはや日本人の道徳観や教育倫理とは相容れない人々なのであろう。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

【Sさんによるこれまでの考察】
【YOUR VOICE】トンボ論文について国立科学博物館に問い合わせをしてみました

「正確な日付を確認せず」「詳細な地名を記録せず」「撮影者表示なし」の学術論文を世に放った悠仁さまの未来は明るいのか

悠仁さまトンボ論文「前回の調査結果と比較し」で墓穴か 表町池は宮邸改修・増築の大工事で…

素晴らしいトンボ論文も数ヶ所に違和感 6歳で研究を始めた天才・悠仁さまが「場所を覚えていない」?

悠仁さま論文の裏にある不自然さとフライング疑惑 皇居生物相調査(第Ⅲ期)になぜ宮邸大工事中の赤坂御用地が加わるのか

「悠仁さまはトンボ論文の筆頭著者ではない」2大根拠 これにて “Q.E.D. 証明終了” か 

秋篠宮夫妻の白々しすぎる会見 ご長男がいくらトンボ好きでも「表町池」「表町水田」破壊はオトナの事情?

研究倫理が問われ、論文の価値は崩壊… 悠仁さまの希少トンボ発見が飼育と放虫の結果なら、世間はそれを「自作自演」と呼ぶ



その他の画像および参考:

『FNNプライムオンライン』「日本とすごく似ている」悠仁さまブータン訪問 “初海外”で見えたご成長ぶり

『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

『産経新聞』悠仁さま9歳に 昆虫などにご興味 2015/9/6

『YouTube』 ANNnewsCH ― 【皇室】悠仁さま入学・卒業まとめ 幼稚園入学~(2010年)

『エトセトラ・ジャパン』「国立科学博物館は悠仁さまの論文の取り下げを」  数々の考察で我々を唸らせてきたSさんが勇気ある申し入れ

『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまの2019年夏のブータン訪問 あの質疑応答レベルでトンボ調査など可能だったのか

『産経新聞』悠仁さま10歳 田んぼ作りで生物にご関心2016/9/6