目ん玉ひんむき現象がますます顕著な秋篠宮さま【その1】 間欠性の眼球運動障害には絶望的な原因も
- 秋篠宮さまは20数センチほどの段差にも、どこかをつかまなければ不安なのだろうか(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
東京・新宿で先月中旬に開催され、17か国から約180名が参加した「海外日系人大会」に出席するも、どうも足つきがヨロヨロとしていた秋篠宮さま。なんと49歳のお誕生日会見で「昔から階段で転びやすかった」などと発言されていたこともわかった。
これは最近やけに頻繁にみられるようになった、秋篠宮さま独特の目ん玉ひんむき現象と関係はないだろうか。
視力に問題がないなら、眼球運動を司る神経や筋肉に問題が生じて複視でも起きているのか、それともアルコールや薬剤の影響なのか、はたまた脳の何らかの病変がゆっくりと進行しているということなのか。
ここまで2度にわたり、宮内庁が2019年の入札公告で新しく導入したMRI装置の行方について筆者なりの憶測を展開してきたが、結論として、やはりこの宮家が独自にMRI装置を1基必要としているように思えてきた。
◆瞼のピクつき、強い瞬きチック、眼振とは違う
思春期や成人で起きることがある目元の不調。瞼のピクピクは誰もが1度は経験するもので、瞼のチックは思春期の男子でも多く、意図せずギュッと強いまばたきを頻回に繰り返す。ストレスや疲れなどが原因とも言われている。
また高齢期になり筋肉が衰え、瞼が下がってくる眼瞼下垂や、めまい、あるいは乗り物から外の景色を見ていて起こる眼振も有名だ。
だが秋篠宮さまに起きている時おりの「目ん玉ひんむき」現象は、それらとは違う。左の眉が大きくつり上がり、左の眼球だけやや下がり(右の眼球がそれについていけない可能性も)、左右の瞳の長軸が一致しなくなるのだ。
ベトナム訪問では階段を踏み外しそうになり、周辺の人々をひどく慌てさせた画像も存在する。眼球や体のバランスの不調。何やら深刻なことが起きているのではないだろうか。
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以下は、眼科系医療機関のウェブサイトを20以上拝見し、関連しそうな情報をピックアップしてみたもの。あくまでも「こんな病気が世の中にはあるらしい」くらいの感覚でお読みいただければと思う。
◆抗うつ剤服用の影響も?
秋篠宮さまは、しばらく前から精神科の抗うつ薬を服用していらっしゃるという。それがSSRI と呼ばれる選択的セロトニン再取り込み阻害薬である場合、まれに「セロトニン症候群」という困った副作用が生じることがあるそうだ。
次のような症状が同時に複数見られた場合は、医師、薬剤師に連絡し、すみやかに受診してください。「不安」、「混乱する」、「いらいらする」
上記の症状に加えて以下の症状がみられる場合。
「興奮する」、「動き回る」「手足が勝手に動く」、「眼が勝手に動く」、「震える」、「体が固くなる」、「汗をかく」、「発熱」、「下痢」、「脈が速くなる」など
引用:『厚生労働省』重篤副作用疾患別対応マニュアル ― セロトニン症候群
ただ、こうした問題が起きれば医師は薬剤の変更を考えてくれる。アルコールの影響かという説もあるが、そちらもやめればよいことだ。となると、やはりもう少し深刻な原因もあるのではないだろうか。
◆散瞳が起きた瞳は特に黒く見える
動眼神経は、眼球を動かす4つの外眼筋(上直筋、下直筋、内直筋、下斜筋)、まぶたを開閉する上眼瞼挙筋、瞳孔を縮める瞳孔括約筋などを支配しています。
複視、眼球運動障害、眼瞼下垂、瞳孔散大など特徴的な症状が出た場合には、麻痺の原因を早急に調べなくてはなりません。脳動脈瘤が疑われる場合には、緊急でCT、MRI、脳血管撮影を行う必要があります。
引用:『日本弱視斜視教会』麻痺性斜視
そう言えば、秋篠宮さまについて「片目が義眼のように見える」という声がある。たとえば瞳孔(黒目)がいきなり大きく開く散瞳が片方に起きれば、そちらの瞳だけ黒く見えるということはあるだろう。
上の瞼が下がってくる眼瞼下垂は有名だが、この動眼神経に異常が生じれば、瞼がつり上がるということも…!? 秋篠宮さまは左の瞼を吊り上げた後、ギュッと目をつぶることがある。散瞳のせいで強烈にまぶしいからかもしれない。
いずれにせよ、眼球運動と光に対する瞳孔の反応に異常が起きたときは、第3脳神経/動眼神経の麻痺を疑う必要があるそうだ。
◆上斜筋(滑車神経支配)麻痺で眼球が上下にズレると…
もしも上斜筋(滑車神経支配)に問題を抱えると、「階段が怖い」という訴えが起こるという。
引用:『脳神経外科・山本クリニック』物が二重に見えます
また、目ん玉ひんむき現象の直後、秋篠宮さまの眼球は横を向いていることが多いかもしれない。上下のズレに加えて回旋性の複視も自覚しておられるなら、相当おつらいのではないだろうか。
◆成人して「斜視」が始まるなら
一つは間欠性外斜視や先天性上斜筋麻痺など、小児期からある斜視が、小児期には両眼視できていたものの大人になり徐々に両眼視できなくなる場合です。
もう一つは、それまで全く斜視がなかった人が、ある日突然または徐々に斜視が出てくる場合(後天性斜視)です。
後者の場合はとくにその原因を調べる必要があります。複視をきたす疾患には、脳神経麻痺、脳動脈瘤、脳腫瘍、脳梗塞、脳出血といった脳の疾患、甲状腺眼症、重症筋無力症など全身の病気があります。
脳の病気や全身の病気でも、はじめは眼だけの症状しかない場合もありますので注意が必要です。
引用:『くりっくeye』大人の斜視
なお、40代を過ぎてから「両目の位置が少しズレている」と指摘され、物が二重に見える複視を訴えて受診し、MRI、CT、眼球運動刺激などの精密検査で異常が見つからないと、加齢が原因のサギングアイ症候群(SES)と診断されることが多いという。
ただしSESは、わずかな斜視が安定して続くもので、時おり眼位がズレる秋篠宮さまの症状とは違うだろう。
◆脳神経学的な異常として
眼球の動きがおかしいとき、異変の起きている場所にもよるが、「根底にあるのでは」と疑われる疾患は、こんなにもたくさんあるそうだ。誠に勝手ながらAからDと記号をふってみた。
この図の病名を拡大してみるとこうなる。
引用:『桑名眼科脳神経クリニック』脳疾患を知る ― 動眼神経麻痺
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まだ50代でありながら階段で転びやすい、ちょっとした段差を上るにもどこかに手を添えたくなるご様子の秋篠宮さま。テニスがお上手だったこと、運動不足にならないよう宮邸の周辺をよく散歩されてきたことなどを考えると、脳神経学的な異変を疑ってみる必要もあるのかもしれない。
そんな中で、筆者は「ダルリンプル徴候(Dalrymple’s sign)」というものがあることを初めて知った。
「びっくり眼」とも言われます。驚いたときのようなギョロ眼です。つまり眼を大きく開き、黒眼の上下に白目が見えている状態です。驚いたときのように上眼瞼がつり上がって、眼窩の中に引き込まれるように縮こまり、黒目のまわりに白目がむき出しになるような徴候です。
このような眼になるには、眼球自体が前に突出する場合か、眼球は突出しないが瞼が後ろに下がった場合に起こりえます。甲状腺眼症、Machado-Joseph病/脊髄小脳変性症3型(MJD/SCA3)が代表的疾患です。
引用:『桑名眼科脳神経クリニック』脳疾患を知る ― サイン/ダルリンプル症候(Dalrymple’s sign)
甲状腺眼症は時々起こるものではなく、ずっとそういう状態が続いてしまう。そこで、Machado-Joseph病を含め、難病に指定されている脊髄小脳変性症3型についても調べてみることにした。そちらは次の記事で執筆してみたいと思う。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
その他の画像および参考:
・『YouTube』日テレNEWS ― 【秋篠宮ご夫妻】「海外日系人大会」に出席 4年ぶり対面開催 17か国約180名が参加
・『エトセトラ・ジャパン』 40代で「転びやすい」と告白していた秋篠宮 脳神経分野に問題なら皇室典範第三条の適用も?
・『エトセトラ・ジャパン』2019年に導入したMRI装置は今どこへ【その2】 「うちにも欲しい」で1基追加注文か
・『エトセトラ・ジャパン』2019年に導入したMRI装置は今どこへ… まさか御仮寓所は秋篠宮家の「病院」として建てられた?