【海外の人は日本の皇室をどう見ている?】その144:「私は日本人とその文化が大好き。どうかずっと今のままで…」
“Japan’s Emperor wishes world peace at New Year’s public greeting”
前回のその143では、令和7年を迎えるにあたり宮内庁から公開された皇族のお写真について、襟元やカラーのマッチングなど細かいところまで、実によく観察がなされている様子をご紹介してみた。
今回のその144は、皇居で開催された「一般参賀」についてとなる。
◆どんな内容か
取り上げたのは、フィリピンのメディア「The Manila Times」から『Japan’s Emperor wishes world peace at New Year’s public greeting』という投稿である。
2025年1月2日、新年一般参賀が開かれ、天皇御一家をはじめ秋篠宮家、上皇夫妻が長和殿のベランダにお出ましになられた。
今上陛下は国民に向けたおことばのなかで、能登半島地震などで被災した方々を案じ、「いろいろと大変なこともあるかと思いますが、本年が皆さんにとって、安らかで良い年となるよう願っております」と述べられ、世界平和に対しても思いを馳せられた。
◆様々なコメントが寄せられる
@imeediana9022さん
雅子様はいつも礼儀正しくて美しい😊 令和万歳!マニラから愛を込めて❤
@diatribe5さん
バンザイ!日本の皇室のプレゼンテーションはとても上品だと思いますし、天皇陛下は国民に向け、新年の幸せを誠実に祈る素晴らしいスピーチをされました。新年おめでとうございます!
@TsarNicholas-1917さん
私は日本人とその文化が大好きなんです。どうかずっと、今のままでいて頂きたいと願っています♥️🇯🇵
@SirCammlott-xq5tfさん
日本の天皇陛下はさすがですね!
@sangmaria-y9eさん
バルコニーなのになぜガラス張りなのでしょうか。
@Amiramirfaris97さん
セキュリティー上必要なんだと思いますよ。防弾ガラスのはずだし。
@littelbro14さん
おひとり、旭日旗を掲げている人がいますね。ちょっと衝撃を受けました。
ほとんどの日本人は気にしていないのでしょうが、私を含め海外の人達にとって、それはナチスドイツのスワスティカ(ハーケンクロイツ=鉤十字)のようにも見えてしまうんです。
もう2度と見なくて済むと思っていたのですが…。
@HaulinOats315さん
私が住むアメリカも人道的な間違いを犯しましたが、それゆえに国旗を変えたことはありません。私は気にならないですよ。
@ArisandBethさん
旭日旗が1つ見えただけで、私は気分が悪くなりました😢
@user-zr4ro1kx7eさん
日本の旭日旗が、なぜスワスティカの旗と同じなのですか? スワスティカが公共の場で禁止されている理由をご存知ですか?
@kitty8065さん
ほかにもアメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ロシア、ポルトガルといった国旗を見ると、あなたと同じように不快になるという人は世界にたくさんいると思います。
@littelbro14さん
そうなんです。私もそれらの国が行った残虐行為を非難しています。個人的にも、アメリカ国旗を掲げている人を信用しません。
日本の残虐行為の現実を変えられるわけでもないし、なぜ旭日旗をそこに持ち込むのか、その理由がわかりません。
@kitty8065さん
たとえば韓国は、自国とは何の関係もない戦争のために、韓国軍をベトナムに派遣したんです。ベトナム人と韓国は良好な関係を保っているけれど、韓国軍がしたことは決して忘れないでしょう。
◆まとめ
確かに動画の3分18秒目あたりで、左手奥のほうに旭日旗が見える。純粋に「日いづる国」を意味してのことだろうが、それがきっかけでコメント欄が戦争の話題ばかりとなったことは、大変残念である。
そういえば、2020年の東京五輪の際も同じような問題が起きていた。当時も「旧日本軍を美化している」「戦争を連想させる」として、スワスティカと似ているなどと批判する国があったようだ。
令和の天皇陛下は、国民および世界中の人たちの安全と平和を、誰よりも強く祈って下さっている。そのことを世界の方々に、もっともっと知って頂きたいと切に願っている。
(エトセトラ編集部)
画像および参考:
・『YouTube』 Japan’s Emperor wishes world peace at New Year’s public greeting ― The Manila Times
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偽皇族の腐敗も酷いけど、コチラノ腐敗も酷い!
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>12月10日(火)「日刊ゲンダイ」に掲載されたコメント
2024/12/10 「五十嵐仁の転成仁語」
>〔以下のコメントは『日刊ゲンダイ』12月10日付に掲載されたものです。〕
*巻頭特集:企業・団体献金を巡る石破自民党の「二枚舌」に国民は口をアングリだ
自民党議員は口をそろえて「政治にはカネがかかる」と言う。それで企業・団体献金の存続を主張しているのだが、いったい何にそんなにカネがかかるのか。
「政治家個人への企業・団体献金を禁止したところで、政治家の『第2の財布』といわれる政党支部への献金は30年間、続いてきた。政党支部の代表は国会議員だから、ただのトンネルです。政治資金パーティー券の購入という形での資金提供もある。そうやって集めたカネを選挙のために使う。受け取る献金額が多い自民党が、カネの力で権力を維持してきたのです」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)
自民党議員は「野党幹部も昨年まで献金を受け取っていた」などと言って問題をスリ替えようとするが、企業・団体献金の9割が自民党に流れている。企業献金は取りも直さず自民党の問題なのである。
2023年分の政治資金収支報告書の集計では、企業・団体献金の総額18億9513万円のうち17億8437万円を自民党の支部が受け取っている。支部とは別に、自民党本部の政治資金団体「国民政治協会」も企業・団体から約24億円の献金を受けている。
「約160億円もの政党交付金を受け取りながら、『まだ足りない、もっとよこせ』と企業・団体からもカネを集めるのが自民党の政治姿勢ですが、カネを出す企業側にも問題がある。企業にとって何のプラスにもならないのに巨額のカネを流し続ければ背任にあたるでしょう。それなのに従業員や研究開発などの事業に使わず自民党に巨額の献金をし続けてきたのは、それだけのウマミがあるからです。つまり、カネで政策が歪められてきた。法人税の減税分を消費税増税で賄うような大企業優遇の政治が続き、国民生活は顧みられなくなった。企業・団体献金は政治腐敗の元凶なのです」(五十嵐仁氏=前出)