英・愛国歌『威風堂々』をご一緒に演奏された今上陛下と愛子さま 著書『テムズとともに…』も4月の新装復刊が決定 

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今上陛下と愛子さまがイギリスの愛国歌『威風堂々』で共演(画像は『ANN NEWS』のスクリーンショット)
今上陛下と愛子さまがイギリスの愛国歌『威風堂々』で共演(画像は『ANN NEWS』のスクリーンショット)

Twitterでこのほど、紀伊国屋書店出版部(@Kino_shuppan)さんから大変うれしいお知らせがあった。今上陛下の『テムズとともに 英国の二年間』を新装復刊することが決まったというもので、発売日が確定次第、全国の書店あるいはオンラインで予約の受付が始まるそうだ。



今上陛下は1983年から2年間、英オックスフォード大学のマートンカレッジに留学され、テムズ川や運河の研究をなさったが、その際の日々のご様子について、徳仁親王のお名前で回顧録『テムズとともに 英国の二年間』を執筆。今から30年ほど前となる1993年に、学習院の創立125周年記念の学習院教養新書として刊行された。

「将来、自分は日本の天皇になる」という責任感のなかでも、好奇心いっぱいの20代の青年であった当時の陛下。異国の地で体験したことをユーモラスにつづり、失敗も隠すことなく暴露して、誠実さとお人柄のよさが必ずや読み手の心をつかむという。

今上陛下の著書『テムズとともに 英国の二年間』はカスタマーレビューも最高だ(画像は『Amazon』のスクリーンショット)
今上陛下の著書『テムズとともに 英国の二年間』はカスタマーレビューも最高だ(画像は『Amazon』のスクリーンショット)
今上陛下の著書『●』はさまざまな言葉とともに絶賛されている(画像は『Amazon』のスクリーンショット)
今上陛下の著書はさまざまな言葉とともに絶賛されている(画像は『Amazon』のスクリーンショット)

その『テムズとともに 英国の二年間』は元・駐日英国大使のヒュー・コータッツィ(Sir Arthur Henry Hugh Cortazzi)卿の手で英訳され、『The Thames And I: A Memoir Of Two Years At Oxford』として2006年に海外でも出版された。2019年にはペーパーバック版が再販されている。

なお、コータッツィ卿は82歳だった2006年5月18日、外国人記者クラブとの会見の場で、愛子さまの立太子が叶わない状況について「天皇における男系男子論は恥ずべきこと。現代の世界において日本のイメージを穢すことにもなる」と徹底的に批判していた。もちろん外国人記者たちは、そのままを祖国のメディアに伝えたことだろう。



イギリスではチャールズ国王の戴冠式が5月に予定されている。それに合わせたかのようなタイミングで、同国が舞台となる陛下の話題の著書が書店に上るとは大感激だ。

考えてみたら、皇后雅子さまも外務省に勤務されていた1988年から1990年まで、オックスフォード大学のベリオールカレッジに留学されていた。愛子さまにも学習院大学ご卒業後に同大留学の噂がある。

今上陛下ご一家がいかにイギリスという国を大切に感じておられるか、続いてあるニュース映像をご紹介したいと思う。

 

■陛下と愛子さまが親子で共演

学習院初等科の4年生で管弦楽部に入り、チェロを担当されてきた愛子さま。「腕前は音大を目指せるほどで、部員からは厚い信頼が寄せられている」と『女性セブン』は報じていた。

愛子さまは両陛下が見守るなか『ソーラン節』を演奏(画像は『ANN NEWS』のスクリーンショット)
愛子さまは両陛下が見守るなか『ソーラン節』を演奏(画像は『ANN NEWS』のスクリーンショット)

こちらは、愛子さまが中等科にご入学されたばかりという2014年4月に開催された学習院の合同演奏会の様子を捉えたもの。会の最後となる全体演奏では、皇太子さまと愛子さまは『威風堂々』を共演。雅子さまも大きな拍手を送られたという。

エルガー作曲の『威風堂々』は、イギリスの第二の国家と言われる『希望と栄光の国/Land of Hope and Glory』という愛国歌だ。

 

■まとめ 

5月6日(土)の午前中に予定されているチャールズ国王の戴冠式や、関連するセレモニーで、この『威風堂々』は何度でも聴かれることだろう。天皇ご一家がこの曲を親子で練習し、見事に演奏しておられられたという事実を、何としてもイギリスの王室や国民に知っていただきたいと思う。

戴冠式が始まるのが仮に5月6日午前9時なら、日本時間は5月6日18時45分。お茶の間の人達もリアルタイムでその様子を楽しめる時間帯だ。もしもご出席が愛子さまなら、テレビの視聴率はうなぎ上りだろう。

さて、両陛下や秋篠宮家のスケジュールに関し、これまでたびたびバッティングが起き、西村泰彦宮内庁長官が「私のミスでした」と謝罪されたこともある。届いた招待状に両陛下あるいは愛子さまのお名前が記入されていても、「別の予定が組まれて都合がつかず、秋篠宮さま夫妻が代行」などという小細工を働くのではないか、それだけが心配だ。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



参考および画像:
『Amazon』テムズとともに -英国の二年間- (学習院教養新書 7) 単行本

『女性セブン』英語・国語がお得意な愛子さま チェロは音大目指せるレベル

『エトセトラ・ジャパン』16年前の「産み分け」疑惑はとっくに英語圏の人々に知られている 元駐日英国大使も天皇・男系男子論を徹底批判

『YouTube』 ANNnewsCH ― 学習院の合同演奏会 愛子さまと皇太子さまが共演(14/04/14)

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