現在の秋篠宮さまより7歳もお若いのに… 今上陛下の50歳お誕生日会見はここまでお見事だった!

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当時、皇太子だった今上陛下は満50歳になられた際、どんなお話をされたのか(画像は『宮内庁』のスクリーンショット)
当時、皇太子だった今上陛下は満50歳になられた際、どんなお話をされたのか(画像は『宮内庁』のスクリーンショット)

YouTuberの水面ニュースさんが先週、『秋篠宮誕生日会見が国民無視の最低会見だった理由 天皇陛下のお誕生日会見との比較で浮き彫りになった、国民に寄り添わない姿勢』という動画を公開された。そして、今上陛下とA宮さまの直近のお誕生日会見を比較し、A宮さまの口からは『感謝』『国民』という言葉がほとんど聞かれなかったことを指摘しておられた。

YouTuberの水面ニュースさん、天皇陛下とAの宮さまの国民に対する姿勢の違いを2つの言葉から解析(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
YouTuberの水面ニュースさん、天皇陛下とAの宮さまの国民に対する姿勢の違いを2つの言葉から解析(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

一方、筆者もTwitterのフォロワーさんから、陛下と秋篠宮さまのお誕生日会見にみる「歴然とした差」についてメールを頂戴していた。同じご兄弟でも、帝王学を身につけながらご成長されたか否かでこうも違うとは…!



メールを下さったのは、Twitterで相互フォローをしているMさんという方だった。そこには「秋篠宮家の長男・悠仁さまのお茶の水女子大附属幼稚園・小中学校、そして成績が公開されない筑波大学附属高等学校へのご入学まで、すべて特別枠、トントン拍子できています。『人生は筋書きのないドラマである』とよく言いますが、紀子様の世界では、上皇后の威を借りて東大一直線なんてシナリオも筋書き通りになるんでしょうね…」と書かれてあった。

さらに「その感じで東大農学部にも、本人プラスお供の“助さん格さん”を引き連れて学校指定推薦の4人枠へ…となるのではと想像しています。他者へのやさしさや国民の心情を思いやり、慈しむ気持ちを育み、優れた人格を形成することより、ただ高学歴が欲しいということでしょうか」とも。

国民が天皇の資質として重要視しているものに「帝王学」があるが、Mさんは「今上陛下がまだ皇太子でいらっしゃった平成22年(2010年)、今の秋篠宮さまより7歳も若い満50歳のお誕生日会見がいかにご立派なものであったか、是非比較してみてほしい」とのことだった。

 

■今上陛下は満50歳になられたとき…

以下は、宮内庁が発表した『皇太子殿下お誕生日に際し(平成22年)/皇太子殿下の記者会見』からの抜粋となる。

確か天皇陛下(上皇さま)が50歳になられた時の会見で,「夫子(ふうし)の道は忠恕(ちゅうじょ)のみ」との孔子の言葉で質問に答えていらっしゃいます。「忠恕」とは,自分自身の誠実さとそこから来る他人への思いやりのことであり,この精神は一人一人はもとより,日本国にとっても「忠恕」の生き方が非常に大切なのではないかとおっしゃっておられます。

 

「忠恕」と「天命を知る」という教えに基づいて,他人への思いやりの心を持ちながら,世の中のため,あるいは人のために私としてできることをやっていきたいと改めて思っております。

「忠恕」という言葉を広辞苑で紐解いてみたところ、真心と思いやりがあること、忠実で同情心が厚いこと、とある。孔子が儒教の最高の徳、道徳や政治の根本として説いた「仁」の基本だそうだ。

 

第95代の花園天皇が,当時の皇太子-後の光厳(こうごん)天皇にあてて書き残した書に,まず徳を積むことの重要性を説き,そのためには学問をしなければいけないと説いておられることに感銘を受けたことを思い出します。

 

そして,花園天皇の言われる「学問」とは,単に博学になるということだけではなくて,人間として学ぶべき道義や礼義をも含めての意味で使われた言葉です。私も,50歳になって改めて学ぶことの大切さを認識しています。

 

知識を深めていくと同時に、道義や礼義をも含めて自分の人格を高めていく、それでこそ学問としての意味をなすのだろう。50歳にしてそのようなお話をされた今上陛下だが、一方の秋篠宮家の人々は「学ぶこと」について、どういったお考えをお持ちなのか。

 

■紀子様は2013年には「東大進学」と口に

悠仁さまが満7歳になられたすぐ後の2013年9月中旬、「NEWSポストセブン」は『紀子さま 動物好きの悠仁さまの東大農学部進学願うとの証言』という記事を書いていた。こんな早期から東大進学という構想があったとは驚くばかりだ。

ひょっとしたらもっと早く、悠仁さまが生まれた時から紀子さまはそんな青写真を描いておられたのかもしれない。もはや仁も徳も道義も礼儀も関係ナシ、「とにかく東大へ」ということなら何をかいわんや、だ。

陛下が述べられた「花園天皇の言われる『学問』とは,単に博学になるということだけではなくて,人間として学ぶべき道義や礼義をも含めての意味で使われた言葉です」という部分、紀子さまとしては、かなり耳が痛かったのでは…?

 



 

■あくまでも国民に寄り添おうとされる今上陛下

再び、今上陛下が満50歳になられた際のお誕生日会見からの抜粋に戻りたい。

(象徴天皇のあり方を問われて)

 

天皇は日本国,そして国民統合の象徴であるとの日本国憲法の規定に思いを致して,国民と苦楽を共にしながら,国民の幸せを願い,象徴とはどうあるべきか,その望ましい在り方を求め続けるということが大切なのだと思います。

(この1年の印象に残る出来事を問われて)

 

日本国内でも,昨年7月の九州・中国地方を襲った集中豪雨などの自然災害がありました。現在なお,こうした災害により多くの人々が亡くなったり,生活の場を失ったりする現実があることには心が痛みます。

 

先月,阪神・淡路大震災15周年追悼式典に出席しましたが今なお癒えない悲しみを乗り越えながら,その経験を,安心して暮らせる街や社会の実現につなげようと懸命に努力している人々の姿に深い感銘を受けました。

 

そのようなときに何よりも大切なのは,寛容の精神を持ち,他の人々を思いやり,互いに助け合う気持ちだと思います。阪神・淡路大震災の際にも,国の内外を越えて,多くの人々から支援の手が差し伸べられました。

 

ハイチの地震でも同じだと伺っています。そうした思いやりの気持ちを持ち続けながら,一日一日を大切に過ごし,必要なときには実際に行動に移していくことが大事だと思います。

 

国民に心を寄り添わせることを常に意識され、何歳になろうとも学びを大切にされる陛下。努力と研鑽のお気持ちとともに、日々を大切に過ごしていらっしゃるご様子がよく伝わってくる、そんなお誕生日会見だった。

 

■まとめ: あらためて秋篠宮さまのお誕生日会見に思うこと

先月、こちらで『そのお人柄で国際親善・皇室外交なんて、とてもとても… 秋篠宮さまが国内外で低評価な理由はコレだけある』という記事を書いていた。そこでも触れていたが、宮さまはなかなか冷淡なところがおありだ。

(車が大破する事故で無念の死を遂げたダイアナ元妃の訃報について ~江森敬治氏の著書『秋篠宮』より)

 

「チャールズ皇太子ご夫妻はもっぱら両親と話しておりましたし、私はそばでそれを聞いておりました。妻はダイアナさんと話したことはないと思います。ですから亡くなったことがテレビで流れたと聞いた時も、お気の毒だとは思いましたが、その事実を確認したということだけでした。」

 

秋篠宮さまは、やや情が薄いのだろうか。そのあたり、先月30日に行われた秋篠宮さまのお誕生日会見の動画をもう1度確認してみた。

(天皇陛下の前立腺検査についての受け止めを問われて)

 

そして、ただやはり、念を入れるというか、いろいろと確認したいということが医師の側にもあるのでしょう、今後バイオプシーを受けられるということが発表されたと思います。私自身はですね、今まで発表されたことをそのとおりに受け止めております。

バイオプシーなどという医学系の横文字に弱い国民は多い。「生検」なり「組織検査」なり日本語を使えばよいものを、何をカッコつけているのだろう。

さらに、結果が出る日まで陛下は不安なお気持ちで過ごしておられたはずだ。それを察したら、弟として「検査結果が何事もないよう祈っております」くらい添えればよいものを…。

歴然とした差のことを、日本では古くから「月とスッポン」という。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参照:
『YouTube』水面ニュース ― 秋篠宮誕生日会見が国民無視の最低会見だった理由 天皇陛下のお誕生日会見との比較で浮き彫りになった、国民に寄り添わない姿勢

『NEWSポストセブン』紀子さま 動物好きの悠仁さまの東大農学部進学願うとの証言

『宮内庁』皇太子殿下お誕生日に際し(平成22年)/皇太子殿下の記者会見

『TBS NEW DIG』【全文】秋篠宮さま 57歳の誕生日 記者会見で語られたこと

そのお人柄で国際親善・皇室外交なんて、とてもとても… 秋篠宮さまが国内外で低評価な理由はコレだけある