司法試験に2度落ちた小室さんは「必死」に勉強したのか 英語が流暢で3年もロースクールに通えば普通は受かるらしい

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アメリカの法曹界で働いてみたいという気持ちが、圭さんには本当にあったのだろうか(画像はイメージです)
アメリカの法曹界で働いてみたいという気持ちが、圭さんには本当にあったのだろうか(画像はイメージです)

『中小企業の顧問弁護士サイト』という、現役の弁護士さんが運営するウェブサイトがある。そこには、ニューヨーク州の司法試験を突破した上田さんとおっしゃる日本の弁護士さんが登場するが、筆者は読み進めるほどに「2度も不合格になるなんて、小室圭さんは本当に真面目に勉強したのか」と、どんどん苛立ちを募らせてしまった。



『中小企業の顧問弁護士サイト』の吉田さんは、「アメリカの司法試験と日本の司法試験の違い」というページで、ずばり「アメリカの司法試験は日本の司法試験の10分の1以下の勉強量で合格できる」と書いておられる。ご本人はまさにゼロからのスタートであったといい、それでも1日15時間、3ヶ月必死で勉強したら合格できたというのだ。

日本で弁護士資格を取っているなら3ヶ月間必死に勉強すれば合格できる、これは本当の話だという(画像は『 』のスクリーンショット)
日本で弁護士資格を取った人が、3ヶ月間の猛勉強でニューヨーク州の試験も合格できるというのは、本当の話だという(画像は『中小企業の顧問弁護士サイト』のスクリーンショット)

 

■英語が得意ならもっと簡単だった

上田さんは学生時代、日本で民事訴訟法と刑事訴訟法を履修していなかったため、アメリカのそれらを理解するのにかなり時間を割いた。また母国語ではない英語にも苦労させられた。「もしも自分に帰国子女並みの英語力があったら、もっと楽に合格できたのに」と思うそうだ。

マークシートの問題文は長いといい、英語問題を読むスピードを飛躍的に上げることに努力を集中させるが、殆どが基本的な知識しか問わないため、主なルールを頭に叩き込めばOK。本番では細かな知識を問われるような問題を捨て、しっかり読んで考える時間を確保すれば、合格ラインの266点を突破できるそうだ。

そこで上田さんは、ニューヨーク州にある司法試験の予備校(BAR BRI)が出版している受験本に取り組み、問題文を読むスピードを倍にアップさせ、一問にかける時間をどんどん短くしていった。さらに論文試験では基本的な知識を問う問題が中心になるため、受験本から「使えそうな規範(法律のルール)」を1,500ほどピックアップして丸暗記した。

ニューヨーク州の司法試験は、日本人から見ると運転免許証試験のレベルというお話をされた方もいらっしゃるが、それは「初めて見る論点」が殆ど出ないから。さらに運転免許証試験のような「ひっかけ問題」は出ないそうだ。

 

■日本の弁護士資格をも取得しておくことの安心感

上田さんはもちろん日本の司法試験も突破しておられる。両者を比較すると「日本の試験では、論文試験で解答を書くときに高度なテクニックが要求された」と感じるそうだ。

それでも、やはり日本の弁護士資格を取得しておくことには大きな意義があるという。アメリカの弁護士の数は約135万人おり、1番多いのはニューヨーク州の約18万人。そこで高報酬のパートナー弁護士(法律事務所の共同経営者)になれるのは、ごくわずかの本当に優秀な弁護士のみだからだ。



 

■外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法の一部を改正

昨年5月の「外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法の一部を改正する法律案」は、小室さんにとって大変ラッキーな法改正だと話題になったが、それが今月1日ついに導入された。

たとえば、日本の弁護士資格は持っていないが、ニューヨーク州の弁護士資格を取得しているKさんという男性がいたとする。彼が日本で働くことを希望し、日本弁護士連合会と法務省がそれを認めれば、Kさんは「外国法事務弁護士」として日本国内の弁護士事務所に勤めることが可能になるという。

その後は、日本にいながら米国籍の企業とのM&Aに関する法的アドバイスや、企業の米国進出における契約交渉、国際的な案件の仲裁や調停に関わることができるようになるが、弁護士として3年以上(ニューヨーク州で2年以上)の実務経験があることが条件になるそうだ。

 

■まとめ

日米の司法試験に合格し、晴れて「国際弁護士」になった上田さん。彼のような優秀な弁護士さんは、顧客の大きな信頼を獲得していることだろう。

一方、インターナショナルスクール出身で英語力には自信があるはずなのに、また現地のロースクールで3年間も勉強させてもらったのに、圭さんはニューヨーク州の司法試験で2度も不合格に。ここで突然チコちゃんが現れた。「ボーッと生きてんじゃねーよ」だそうだ。

いや、チコちゃんよりも真剣なのは、優秀で親身になってくれる弁護士を探している方々だ。そういう方々に「上田さんと圭さんのどちらに仕事を任せたいと思いますか?」とズバリ尋ねてみたいものだ。



(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参照:
『中小企業の顧問弁護士サイト』アメリカの司法試験と日本の司法試験の違い

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