【YOUR VOICE】皇室典範改正の動向 ~天皇家女性の事例と男系男子限定の危うさ 第6弾~
これまで歴史上の天皇家における女性による皇位継承事例と旧宮家について見てきた上で、前回は憲法改正について見てみましたが、今回は、皇室典範改正に関して、実は、昨年2024年12月15日のYOUR VOICEでも少し言及させて頂きましたが、改めて見ていきたいと思います。
元々、2005年の皇室典範に関する有識者会議では、17回開催後の11月に最終報告書が提出され、その内容は、同年10月の会議において全会一致で決定された女性、女系天皇を認め、皇位継承順位は男女問わず第1子優先とすること等を主体とするものでした。なお、旧宮家の男系男子の皇族復帰には消極的意見が大勢を締めていたとのことでした。
それを受け、2006年1月には、国会において、有識者会議の報告に従って皇室典範改正するとの、内閣総理大臣の施政方針演説が行われ、同年2月の通常国会で法案の提出が準備されていた中、同月7日に秋篠宮妃の妊娠6週の報を受け、提出は見送りになりました。
2019年には、「安定的な皇位継承」について、内閣委員会調査室の報告書も出されていますが、それまでの経緯や主張、海外事例などのまとめに留まっています。
そして、2021年(令和3年)、『「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議』が開催され、全13回の会議の後、報告書が内閣に提出されましたが、有識者ヒアリングの半数以上および国民の約9割が「女性天皇容認」であった状況において、その報告書は、(1)内親王、女王の皇族身分保持と(2)皇統に属する男系男子の養子案等となっており、女性・女系天皇への検討課題は避けられていたようです。
なお、2022年3月の参院予算委員会で、2006年の女性・女系天皇容認の皇室典範改正の法案提出が、秋篠宮妃懐妊により一転して断念された際の経緯を記す公文書の提示が求められましたが、内閣審議官からは「政府として(皇室典範改正の)法案を提出しないとした行政文書はそもそも存在しない」との回答とされています。
更に、2024年には、女性への差別撤廃を目指す国連の委員会から、日本政府に対し、皇位は男系の男子が継承すると定めている皇室典範を改正するよう勧告を受けましたが、政府は女性への差別にはあたらないとして、日本の拠出金を委員会の活動に使わないよう求める異例の対応を行っています。
そして、自民党の石破現首相は、2024年の自民党総裁選以前においては、「女系を完璧に否定していいのか」との見解を示していらっしゃいましたが、石破内閣において、麻生元総理が最高顧問を受諾する際の唯一の条件が「男系継承の堅持」であったそうです。
そのためか2024年5月から始められている衆参両院議長の下での与野党協議でも、2021年の有識者会議の報告書に基づく、(1)女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する(配偶者と子は皇族としない)、(2)旧宮家の男系男子を皇族との養子縁組で皇室に迎える(養子本人は皇位継承権を有しない)、の2案のみが焦点とされており、女性天皇・女系天皇の議論自体、回避されているようです。
なお、皇室典範において、皇嗣に身心等の問題がある時、皇族男子の婚姻、皇籍離脱する時、摂政を置く時等は、皇室会議を要し、その構成員は、皇族二人と衆参両議院の正副議長、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所の長官と判事の10名とすることが定められており、現議員の皇嗣文仁親王殿下ご本人や、石破内閣総理大臣等の政府与党および野党第一党の代表者等に限られていては、一部の意向に偏ってしまう懸念もあり、過去に合意が得られていたことが白紙にされていることなどにも疑問を感じ得ません。
しかし、2025年4月の時点では、額賀衆院議長は、できるだけ早く、夏の参議院選挙の前にとりまとめたいとの意向を示していましたが、同年5月に入り、15日には読売新聞から女性天皇・女系天皇の可能性を排除すべきではないとの見解が示され、ようやく大手メディアからも大多数の国民感情に準じた見解が示されるようになり、同年6月現在においては、今国会での意見集約は見送られる見通しが出されているようです。
7月20には参議院選挙の投開票が行われる予定ですが、今まさに、天皇の継承が、傍系や遠縁としてでも男系男子へ拘り続けられるのか、実績のある皇女様による直系長子優先への道が回復されるのか正念場なのかもしれません。
【主な出展】
「安定的な皇位継承」をめぐる経緯― 我が国と外国王室の実例 ―(2019/9 内閣委員会調査室 岩波 祐子)
「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議(内閣官房2021年)
典範改正断念の公文書なし 小泉政権時、女性天皇容認(産経新聞 2022/3/14)
麻生氏「男系継承の堅持」を条件に党最高顧問を受諾(政治知新 2024/10/3)
政府 皇室典範改正勧告の国連委員会に異例の対応(NHK WEB 2025/1/29)
皇統の安定 現実策を…皇族減 典範改正が急務(読売新聞社提言 2025/5/15)
皇族が減少しているのに「確保策」また先送り… 「参院選後速やかに」というけれど、与野党は対立したまま(朝日新聞 2025年6月21日)
(東京都在住:Yさんより)
※ こちらもどうぞ!
『YOUR VOICE』皇位継承をゆるがせにするな この「ゆるがせ」は揺るがせではなく忽せ(いいかげんにしておく)の意味では!?
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悠仁sだけで無く、コッチの面倒も見なければいけない、、工事は終わらない
こんな偽皇族、要らないよ~ん!
↓
>秋篠宮邸の改修工事は終わりがない理由!
2024-03-29 Ameba
上記文言で検索を、、
>秋篠宮邸の改修工事が終わらない理由は、大きく分けて、二つあります。一つは、タイにおられる、第一婦人の関係で、かなりのお金が、つぎ込まれています。これは秋篠宮家だけでなく、政府によるODAなどが、何かにつけ、行われている事を見ればよくわかると思います。
タイに居る、第一婦人は、国民のために様々な事業を行ったりしているそうです。そういった事業に関しても、日本政府から、何らかの、援助が行われています。よって、秋篠宮家からの送金は、慰謝料的なものではないかと言われています。
終わりの見えない、ことですが、国と国との関係を悪化させないために、若気の至りと言っても、日本国民の税金が使われる事となります。なので、キックバックを含む、宮邸の改築は終わる事はありません。
>もう一つは、ニューヨークにいる、眞子さんに関係があります。これは、言う事も、はばかれることで、表現のしようがありませんが、とにかく、眞子さんに、秋篠宮殿下が、終生面倒見なければならない立場になっているという事です。この件に関しては、紀子さまはご存じなく、その事が、宮邸改築で、紀子さまが余計な、仕様変更を行った事により、キックバックが減少し、さらに時間を、掛けなければならなくなったと、噂されています。
呆れた、、キリが無い!
↓
>既に50億円も投入したのに… 秋篠宮邸の工事がまた始まっていた 「費用は1400万円超か」
2024年11月01日 デイリー新潮
上記文言で検索を、、
>さらに追加の工事予定を発表
2020年3月から始まった秋篠宮邸の改修工事は、22年秋にいったん完了しました」
とは、先の記者である。
「隣接する赤坂東邸の改修費やご一家の仮住まいだった『御仮寓所(ごかぐうしょ)』の建設費などと合わせ、およそ44億円が費やされました。ところがその後も関連工事が続けられ、今年3月に終了した時点で“総工費”は50億円を超えてしまったのです」(同)
が、これにとどまらず、何と5月末から4カ月間の工程で「修繕工事」が行われていたというのだ。
内容は電気や機械設備の工事です。途中で『木製引戸修繕』『自動ドア点検口改修』などの追加により工費が増額され、最終的には1392万円となっています」(同)
>さらに、この工事が終わるや否や、
「10月1日に宮内庁は今後の発注予定工事を公表しましたが、そこには秋篠宮邸の『修繕第2回工事』とありました。内装や建具、電気設備などで期間は約5カ月とされ、年末までに業者と随意契約が結ばれる予定。費用は、9月に終了した『第1回』と同等以上になるとみられます」(同)
(詳しくは本文で)
この記事から、もう二年近く経過してるのにまだ続いてます。
↓
>秋篠宮邸の費用さらに嵩み、何と50億円
2023/09/07
「列外派星くず日記」
上記文言で検索を、、
>秋篠宮邸のリフォームの内訳
・宮邸 34億6600万円
(内訳 建物26億円&庭や宮邸周辺の整備 8億6600万円)
・佳子内親王邸(旧 仮住まい) 10億円
・佳子内親王邸の追加工事費用 4500万円(令和4年12月から令和5年3月までの費用)
合計 45億1100万円
佳子内親王邸の工事はまだ進んでいるので更に増えていきます
>まだまだ終わりではなかった
なんと週刊誌の報道によると金額はさらにとんでもないことになっていた
・皇嗣職が使っている仮設の事務棟解体工事 4730万円
・皇嗣職職員用の事務棟&倉庫棟&2つの車庫棟&ゴミ集積所の合わせて5棟新築工事 4億7400万円
とさらに工事費用が重なるというのです
合計すると約50億3000万円
佳子内親王邸の改修工事がまだ進行してますので最終的にはどれだけ増えるのか不明ですが、51億円は超えるね
国民は物価高で苦しんでいて、直系の皇女である敬宮さまは「国民が苦しんでいるのに私がティアラを作るのは忍びない」とティアラを我慢されているのに、分家の皇太子もどき一家はこれである
何故皇嗣職用の建物を新築するのかと言うと佳子ちんが10億円の仮住まいで一人暮らしをエンジョイしているからです
>更にこんな報道まで週刊文春から出た
この一連の秋篠宮邸のリフォーム工事の責任者が密かに退職していたのだ
(詳しくは本文で)