悠仁さま論文の写真No.82にも新たな疑惑 乱れた翅、芝生を掴んでいない脚、そして腹の下には…
大阪府在住のKさんという方から寄せられた考察を元に、こちらで1月7日に『悠仁さまトンボ論文にまた新たな疑惑 「82番の写真も奇妙ですよ。ちゃんとマクロレンズで撮影したのなら…」』という記事を書いていた。
論文の写真82番は、2022年4月23日に菖蒲池・芝地で撮影された「交尾をするシオカラトンボ」だが、気温も上がっているなか、大きな池もあるのになぜ乾いた芝地で交尾したのだろう。
「ひょっとしたら安定感のある芝地に標本のトンボを置いて撮影されたのかも」と疑問を投げかけておられるKさん。以下がその根拠だという。
■カメラの焦点がトンボに合っていない。マクロレンズが使用されていないようだ
■メルカリではトンボの標本が多数売られており、「交尾態立体標本」も購入できる
すると「82番のシオカラトンボの写真は、やはりおかしいです」として、Sさんという今回初めてメールを下さった方から大変興味深い考察が寄せられた。
以下、Sさんからのメールをほぼ原文のままご紹介させていただきたいと思う。
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トンボは止まるとき、翅(はね)を前の方に逆ハの字のように傾かせます。ところが、悠仁さまのトンボ論文の82番の写真を見てみると、手前(左)のオスのトンボの翅が特にバラバラに見え、違和感がありました。
また、スクショした写真をワードに貼り付け、明るさ+20%、コントラスト+20%にしたところ、図のように3本の黒い棒が見えました。
こちらの写真までまさか…とは思いましたが、お知らせだけと思いメールしました。
以上がSさんから頂戴したメールの内容である。
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実は数日前、別の方からも「82番のトンボも生きているようには見えない。オスの脚はいったいどこを掴んでいるのか」というメールを頂戴していた。
脚といえば、シオカラトンボは普段は首の部分に前脚を折りたたんでいるので、4本脚で止まろうとする種類である。それが悠仁さまの論文では、前脚が藁をもつかむような雰囲気になっているようだ。
そして、トンボは翅を前方に逆ハの字になるよう傾かせて静止するという件について。ほかのシオカラトンボは交尾の際どうなのかと、Googleから画像や動画の検索を行ってみた。
するとSさんのお話の通り、交尾をしているオスは前方に翅を傾け、ずっと垂らし気味にしていることがわかった。こちらの写真は『kyoukul2の鳥、トンボ、蝶日記』さんというブログが紹介している、シオカラトンボの交尾の様子を捉えた写真である。
続いて、Sさんが気づいた3箇所に存在する黒に近い深緑色の細長いモノについて。
添付してくださった画像を拡大して見てみたところ、筆者は「造花の細い茎、つまり極細の針金が入ったプラスチックの芯に似ている」と思った。こちらは『Amazon』で販売されている造花の茎、芯である。
まさか…、まさかとは思うが、こういったモノをカットし、片方をトンボの頸部や腹部に突き刺し、もう片方を芝生の土に突き刺して撮影を行っていたということ…?
◆まとめ
82番の写真に対する疑惑をまとめると…
「なぜシオカラトンボのオス(手前・左)は、交尾中なのに翅がバタバタしているのか」
「なぜ池ではなく芝生で交尾を?」
「どこに止まっているのか、トンボの脚が浮いていることが不思議」
などであろうか。これらの真剣な疑問を解決するためにも、論文の筆頭著者である悠仁さまに、なんとしてもご指導をいただきたいものである。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―
・『kyoukul2の鳥、トンボ、蝶日記』シオカラトンボ交尾
・『野生の大田区(東京都大田区自然探訪記)』シオカラトンボの交尾
・『Amazon』 Dorasu 紙巻ワイヤー フローラルセット 造花の茎になる セット花材 ワイヤー 地巻ワイヤー
・『エトセトラ・ジャパン』「No.19 オツネントンボ」の画像を解析 これ、ひょっとして標本作りに使用する材料では…?
・『エトセトラ・ジャパン』悠仁さまトンボ論文にまた新たな疑惑 「82番の写真も奇妙ですよ。ちゃんとマクロレンズで撮影したのなら…」
・『エトセトラ・ジャパン』「オツネントンボのみなさん、ちゃんと掴まってますか~??」 あれれ、中脚を交差させてるちょっと危なっかしい子が…!