「ヒトと動物の関係学会」組織人事に変化 副会長だった奥野氏は大降格で川嶋舟氏の名も消える

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川嶋舟氏のニワトリの論文が発表された会報誌は、秋篠宮さまの研究組織が発行していた(画像は『国立国会図書館サーチ』のスクリーンショット)
川嶋舟氏めずらしくニワトリの論文が発表された会報誌は、秋篠宮さまの研究組織が発行していた(画像は『国立国会図書館サーチ』のスクリーンショット)

 

昨日、弊ブログで人口3万5千人という福岡県のみやま市に、3年後に巨大な「ワンヘルス」および「動物保険衛生所(仮称)」の2つのセンターが誕生することをお知らせしたが、秋篠宮さまは長いこと関与してきたであろうに、今回の福岡県訪問で、さも初めて知ったようなフリをされたことがやけに気になっている。

秋篠宮家とその周辺にみられる「あったことを、さもなかったかのように見せかける」というやり方。嵐山鵜飼小屋の一件が疑われているように、秋篠宮さまがワンヘルス推進事業のさなかにある福岡県とガッチリとつながっていて、WinWinの関係であるとしたら、お車代どころかもっと美味しいお手当が…などと、つい考えたくなってしまう。

つながっている…で思い出したのが、紀子さま実弟の川嶋舟氏と秋篠宮さまだ。また舟氏も、嵐山鵜飼小屋で渦中の人となった奥野卓司氏とは、『Wikipedia』にも記されない組織でつながっていたようだ。



 

◆川嶋舟氏がなぜニワトリで論文を?

福岡県はアフターコロナの今、秋篠宮さまが大好きなタイ王国からの団体観光ツアーでにぎわっているそうだ。そして、馬をこよなく愛し、ホースセラピーをテーマにした研究を続けてきた川嶋舟氏が、なぜかタイのニワトリに関する論文を書いていたことがわかった。2004年、ある会報誌に『タイ北部の村で飼養されているニワトリについて』を発表していたのだ。

川嶋舟氏は馬の研究を続けていたなかで2004年、突然ニワトリの論文を発表していた(画像は『東京農業大学』のスクリーンショット)
川嶋舟氏は馬の研究を続けていたなかで2004年、突然ニワトリの論文を発表していた(画像は『東京農業大学』のスクリーンショット)

タイ北部チェンラーイ近郊の山岳少数民族の村において飼養されているニワトリの羽装と脚色に関する形態形質の調査を行なった,今回の調査では,Ban Naatoo, Ban naatoo Huayka, Ban Ruwam Jai, Huay Nam Kaumの3地域で調査をおこなった。その結果,各村によって好んで飼養されているニワトリの形態形質が異なる事が明らかとなった。

 

その論文が掲載された「家禽資源研究会報」とは、秋篠宮さまが設けた『HCMR秋篠宮研究プロジェクト』から発行されていたものであることがわかった。さらに調べると、第1号が2003年10月25日に発行され、第11号が2008年11月28日に発行され、すでに「刊行終了」とのこと。

川嶋舟氏のニワトリの論文が発表された会報誌は、秋篠宮さまの研究組織が発行していた(画像は『国立国会図書館サーチ』のスクリーンショット)
川嶋舟氏のニワトリの論文は、秋篠宮さまの研究組織が発行していた会報誌に掲載(画像は『国立国会図書館サーチ』のスクリーンショット)

 

◆HCMR秋篠宮研究プロジェクトとは

『HCMR秋篠宮研究プロジェクト』とは、ナマズからニワトリの研究にやや関心を移した秋篠宮さまが提案したもの。日タイ共同で、人と鶏の多面的関係について研究することを目的に2003年に発足したそうだ。ウマの研究者がニワトリで論文を書くくらいだから、舟氏も義兄の秋篠宮さまとご一緒に、頻繁にタイに出かけていたのだろう。

あちこちの組織に役員として名を連ねていることが話題になった舟氏だが、今回あれこれ調べる中で、1995年に設立された「ヒトと動物の関係学会(HARs)」という組織に関わっていたこともわかった。なぜか『Wikipedia』に載っていないその組織。幹部は秋篠宮さまとなじみの深い方々であった。


◆実質的なトップは奥野氏か

「ヒトと動物の関係学会(HARs)」公式HPの学会概要というページに、役員一覧/会長・役員歴代リストがある。発起人でもある初代会長の林 良博氏は、1996年5月からは東京大学総合研究博物館に館長として迎えられ、2期めの満了とともに会長を退任。一方の奥野卓司氏は、長年ずっと副会長を務めていた。実質上のトップは、つまり奥野氏ということか。

         (敬称略)
1995.4.2-1999.3.31 会長:林 良博  副会長:奥野 卓司/佐々木 伸雄

1999.4.1-2002.3.31 会長:林 良博  副会長:奥野 卓司/中川 志郎

2002.4.1-2004.3.31 会長:秋道 智彌  副会長:森 裕司/福井 勝義

2004.4.1-2006.3.31 会長:秋道 智彌  副会長:森 裕司/奥野 卓司

2006.4.1-2008.3.31 会長:太田 光明  副会長:奥野 卓司/森 裕司

2008.4.1-2010.3.31 会長:石田 おさむ 副会長:天野 卓/奥野 卓司

2010.4.1-2012.3.31 会長:石田 おさむ 副会長:小川 博/奥野 卓司

2012.4.1-2014.3.31 会長:石田 おさむ 副会長:内田 佳子/奥野 卓司

2014.4.1-2016.3.31 会長:若生 謙二  副会長:伊谷 原一/奥野 卓司

2016.4.1-2018.3.31 会長:若生 謙二  副会長:伊谷 原一/奥野 卓司

2018.4.1-2020.3.31 会長:若生 謙二  副会長:伊谷 原一/奥野 卓司

2020.4.1-2022.3.31 会長:若生 謙二  副会長:伊谷 原一/奥野 卓司

2022.4.1-2024.3.31 会長:谷田 創   副会長:東海林克彦/⼭越 ⾔

 

なお、この組織は2012年4月1日から「評議員」を70名ほど置くように。さっそく初代の評議員に川嶋舟氏の名が確認された。

紀子さま実弟の川嶋舟氏も、2012年から長年にわたりこの組織の評議員だった(画像は『HARs』のスクリーンショット)
2012年から長年にわたりこの組織の評議員だった川嶋舟氏(画像は『HARs』のスクリーンショット)

 

舟氏はそこに8年にわたり名を連ねていたが、何があったのか2020年4月1日には評議員の数が30名以下に減らされ、舟氏の名も確認されなくなった。さらに、それまで副会長だった奥野卓司氏の名は、2022年4⽉1⽇からは評議員のリストに見つかっている。

 

◆秋篠宮さまと「ヒトと動物の関係学」の本を共著

秋篠宮さまは2009年に「人と動物の関係学」についての本を2冊出版していた。知能の発達した哺乳動物ならいざ知らず、失礼ながらご専門のナマズやニワトリから、そういったものは学べるのだろうか。

『ヒトと動物の関係学〈第1巻〉動物観と表象』

 

『ヒトと動物の関係学〈第2巻〉家畜の文化』

 

共著および編集を担当したのは、予想通り「ヒトと動物の関係学会」の林 良博氏奥野 卓司氏だった。

 

◆奥野氏の『Wikipedia』に驚いたこと

奥野氏の『Wikipedia』の経歴を拝見して、ちょっと驚いたことがある。京都工芸繊維大・大学院で博士号を取得されているが、論文のテーマは「情報化時代における『第三の社会』に関する実証的研究」だったそうだ。

奥野卓司氏が大学および大学院で学ばれた内容は意外にも…(画像は『Wikipedia』のスクリーンショット)
奥野卓司氏が大学および大学院で学ばれた内容は意外にも…(画像は『Wikipedia』のスクリーンショット)

 

卒業後は京都芸術短期大学、米国イリノイ大学、甲南大学、関西学院大学などで教鞭をとってこられたようだが、ご専門は学術文化、文学、社会学、さらに図書館長だったとある。

そんな奥野氏が、なぜ「ヒトと動物の関係学会」の設立でいきなり副会長に、また公益財団法人・山階鳥類研究所の設立でいきなり理事・副所長になったのだろう。そしてなぜ、2年後には同研究所のトップに踊り出たのだろうか。

こういった「いきなり」の人事は、適材適所ならまだ納得もいく。だがご専門の分野を考えると、奥野氏はどうだったのだろう。秋篠宮さまのためにあれこれと働く姿勢が買われ、異例の抜擢、異例の出世を遂げた1人と見ている人は多いが、それで間違いはないように思う。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)


参考および画像:
『エトセトラ・ジャパン』【皇室、徒然なるままに】第5話 宮内庁広報室がやるべきこと・前編 西村泰一

『エトセトラ・ジャパン』福岡県に3年後、巨大な「ワンヘルス」センターが誕生する 秋篠宮さまは7年前から関与も初めて知ったようなフリ?

『東京農業大学』 MISC – 川嶋 舟

『国立国会図書館サーチ』HCMR秋篠宮研究プロジェクト概要

『ヒトと動物の関係学会』学会概要

『Wikipedia』奥野卓司

『ヒトと動物の関係学会』ヒトと動物の関係学会 役員⼀覧 任期 2022 年 4 ⽉ 1 ⽇〜2024 年 3 ⽉ 31日