(どうしても食べたくて)中国から輸入させた…? オオサンショウウオを飼っていた秋篠宮さま

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秋篠宮さまが「昔、オオサンショウウオを飼っていた」とご発言(画像は『広島ニュースTSS』のスクリーンショット)
秋篠宮さまが「昔、オオサンショウウオを飼っていた」とご発言(画像は『広島ニュースTSS』のスクリーンショット)

 

 

秋篠宮さまがこのたび、広島県広島市の「安佐動物公園」に訪れたことを複数のメディアが報じている。だが『読売新聞オンライン』と『テレビ新広島』の記事には気になることが。秋篠宮さまがかつて、オオサンショウウオを飼っていたことをポロッと漏らしたというのだ。

個人が天然記念物のオオサンショウウオを飼うのは果たして可能なのか? カピバラ騒動に続き、またしても驚きの話題が提供されたようだ。



報道によれば、秋篠宮さまは希少動物の保護・繁殖や動物福祉などにあたる「日本動物園水族館協会」の研究会で19日から広島入り。20日は安佐動物公園を視察され、ゾウ舎が2022年5月に完成したマルミミゾウの「メイ」「ダイ」と対面された。

マルミミゾウはアフリカに生息し、密猟などにより数が激減。世界の動物園でも3頭しか飼育されていない絶滅危惧種で、ときには娯楽目的での狩猟の犠牲になるという。

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安佐動物公園は1979年に国内で初めて水槽でのオオサンショウウオの繁殖に成功しており、秋篠宮さまはその保護増殖施設を見学。水槽から昨年10月に孵化したばかりの幼生を手ですくってみたり、外来種のチュウゴクオオサンショウウオを見て「昔、飼ったことがある」と案内役の南心司園長に話したりされたという。



 

■オオサンショウウオを保護する法律や条約

文化保護法、ワシントン条約、種の保存法などで管理されるオオサンショウウオ(画像は『日本オオサンショウウオの会』のスクリーンショット)
文化保護法、ワシントン条約、種の保存法などで管理されるオオサンショウウオ(画像は『日本オオサンショウウオの会』のスクリーンショット)

現存する世界最大の両生類であるオオサンショウウオ。日本では1952年、文化財保護法によりオオサンショウウオは特別天然記念物に指定され、許可無く捕獲したり移動したりすることができなくなった。

また1992年に「ワシントン条約」に批准したことで、オオサンショウウオは野生生物として国際取引が規制されるように。環境省のレッドリストでは絶滅危惧II類に分類されている。

そして1993年には、絶滅のおそれのある国内外の野生動植物を対象に「種の保存法」が施行され、オオサンショウウオの販売、譲渡、捕獲・採取、輸出入などの取り扱いが規制され た。

 

■中国の飲食店も避けたがるチュウゴクオオサンショウウオ

オオサンショウウオやそのメスの卵は、かつて日本でも重要なタンパク源として食用にされた時期もあるというが、心無い扱いや生息環境の破壊で生息数が激減。秋篠宮さまが飼育しておられたというチュウゴクオオサンショウウオも、絶滅の危機が叫ばれていたそうだ。

そんな中で発見したのが、中国料理のウェブサイト「美味四川」の『四川の火鍋を極める ― 家に生きたまま天然記念物オオサンショウウオ(養殖)が届く!? 焦りまくって火鍋屋へ…広元市青渓古鎮は野生生物の宝庫なんです』という記事。野生パンダをはじめ様々な希少動物が生息する四川省広元市の青川県には、チュウゴクオオサンショウウオ(娃娃魚:わーわーゆー)の養殖地があるもようだ。

記事を執筆された麻友子さんによれば、青川県の知り合いから2021年10月のある日、チュウゴクオオサンショウウオが生きたまま発砲スチロールのケースで送られてきた。半ばパニックになりながら調理してくれる人を探してみたが、誰からもこんな風に断られたそうだ。

「あ!?娃娃魚!? それ違法だ! 大変なことになる! 誰にも言うんじゃないぞ!」

 

「娃娃魚の売買は一切禁止だし、宜賓にはない! だから調理法なんてわからない!」

中国でも、チュウゴクオオサンショウウオは絶滅危惧種のレッドリストに指定された国家重点保護野生生物として管理され、野生の個体の売買は違法。ただし届いた個体は養殖であることを示す証明書がついていたことから、 やっと近所の魚火鍋店が引き受けてくれた。

それでも店からは調理する前に「事情を説明してほしい。違法に買ったものだった場合、ウチは営業できなくなるんだから」と厳しく問われたといい、懸命に説明する必要があったという。



 

■京都の鴨川で繁殖したことも

2014年7月上旬、京都の鴨川で突然オオサンショウウオが発見され、大きく報じられたことがある。1970年代以降、中国で食用とされている動物が日本に続々と入ってきたが、文化庁が料亭などに「購入しないように」と呼びかけたため、行き先を失ったオオサンショウウオが鴨川に持ち込まれ、次第に繁殖したと京都市は考えているもようだ。

『まぐまぐニュース』はその際、味についてこう伝えていた。

実際日本でも美食家で有名だった魯山人が食べており、その味を書き残している。塩でぬめりを落とし、その肉を生姜、酒、ネギを入れてとにかく煮込んで調理している。

 

「味はすっぽんを品よくしたような味で、非常に美味であった。汁もまたうまかった。(中略)すっぽんと河豚の合の子と言ったら妙な比喩であるが、まあそのくらいの位置にある美味ということができようか。すっぽんも相当うまいが、すっぽんには一種の臭みがある。山椒魚はすっぽんのアクを抜いたようなすっきりした上品な味である」

 

■ヤフー知恵袋で2015年にこんなことを尋ねた人も

ちなみに、2015年6月には『Yahoo!知恵袋』を通じ、人々にオオサンショウウオを食べたら美味しいのかと尋ねる人がいた。長いこと人から「アホ」とでも呼ばれていたのだろうか、質問者のアカウント名は、なんと「aho*******」さんとある。

「オオサンショウウオ、美味しいですか?」と尋ねるアホ………さん(画像は『Yahoo!知恵袋』のスクリーンショット)
「オオサンショウウオ、美味しいですか?」と尋ねるaho………さん(画像は『Yahoo!知恵袋』のスクリーンショット)

 

■まとめ

秋篠宮さまは、いったい何歳の頃にチュウゴクオオサンショウウオを入手したのだろう。法規制がうるさくて日本やアメリカの個体を取引することは、まず無理。そうなると、誰かを通じて四川省広元市の青川県から養殖の個体を取り寄せたとしか思えない。

そして、オオサンショウウオは決してルックスが華やかな生き物ではない。水槽の様子をある程度鑑賞したら、調理師に命じてさばいてもらい、「すっぽんのよう」と表現されるそのお味を堪能なさったのでは…?

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参照:
『読売新聞オンライン』秋篠宮さまが広島の動物園訪問…オオサンショウウオ保護施設など見学

『『Yahoo! News』テレビ新広島 ― 秋篠宮さま広島訪問 安佐動物公園でマルミミゾウやオオサンショウウオを視察

『日本オオサンショウウオの会』オオサンショウウオについて ― 人とのかかわり(共存・保全について)

合法のゾウ狩りでもWWF名誉総裁を解任されたスペイン国王 日本でも関係当局に苦情殺到なのでは…?

『Yahoo!知恵袋』オオサンショウウオ、美味しいですか?

『まぐまぐニュース』鴨川のオオサンショウウオ 食べたらこんな味 肉はスッポン×フグな味で超うまい