海外メディアがよく考えず “Crown Prince Akishino” とする問題 人工知能AIは正しい英語表現をこう助言する!

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こちらの【YOUR VOICE】のコーナーで、今月16日に紹介させていただいた『秋篠宮さまは海外で使われる “Crown Prince” とは異なる件 英語の解説をご存知ありませんか?』。大勢の方がコメント欄にお考えや情報を寄せてくださり、フランス在住のYさんも大変感謝しておられるご様子だ。

実は、ロサンゼルスにお住まいでX(Twitter)で相互フォロー中のBell(@bell97426387)さんも、この件について人工知能 AIの最新版「ChatGPT GPT-4o」に質問してくださっていた。AIの強みは、やはりすさまじい情報収集力にある。その充実した回答ぶりをご紹介させていただくことにした。



Bellさん:秋篠宮さまは海外で使われる “Crown Prince” とは異なる件 英語の解説をご存知ありませんか?

秋篠宮さま(秋篠宮文仁親王)は日本の皇位継承順位第一位ですが、海外でよく使われる「Crown Prince」とは異なる役職です。この違いについての英語の解説は以下のようにまとめることができます:

 

**Explanation of the Difference Between “Crown Prince” and “Fumihito, Prince Akishino”:**

 

In many monarchies around the world, the title “Crown Prince” is used to designate the heir apparent, the individual who is first in line to inherit the throne. This title is often accompanied by specific duties and a recognized position within the royal hierarchy.

 

However, in Japan, the system of royal titles differs. Fumihito, Prince Akishino, is the younger brother of the current Emperor Naruhito and is first in line to the throne. Despite this, he does not hold the title of “Crown Prince” (“皇太子”, Kōtaishi). Instead, his official title is “皇嗣” (Kōshi), which translates to “Imperial Heir” or “Heir to the Throne.”

 

The distinction lies in the historical and cultural context of Japan’s monarchy. The title “皇太子” (Kōtaishi) was traditionally used for the son of a reigning emperor, typically the direct male offspring. Since the current emperor, Naruhito, does not have a son, the title “皇嗣” (Kōshi) is used for Prince Akishino, recognizing him as the designated heir but not using the term “Crown Prince.”

 

This unique titling system reflects Japan’s specific traditions and protocols within its imperial family, distinguishing it from the more common use of “Crown Prince” seen in other countries.

 

This explanation provides a clear understanding of the differences in titles and their cultural significance.

 



 

Bellさん:日本語で教えて下さい。知りたいのは海外で使われるクラウンプリンス以外の言葉です。秋篠宮はクラウンプリンスではありません。完全に社会に誤解を与えます。

秋篠宮さま(秋篠宮文仁親王)は、日本の皇位継承順位第一位であり、「皇嗣(こうし)」という正式な称号を持っています。海外で「Crown Prince」と誤って紹介されることがありますが、これは適切ではありません。

 

「Crown Prince」は通常、直系の皇太子を指し、皇位継承順位第一位の男性を意味します。しかし、日本の皇室ではこの役職を指す正式な称号は「皇嗣」です。皇太子という称号は、通常は現天皇の息子に与えられるものであり、秋篠宮さまの場合は「皇嗣」という称号が用いられます。

 

英語での適切な紹介としては、以下のような表現が使われます:

 

– **Heir Presumptive to the Chrysanthemum Throne**(菊の玉座の推定相続人)
– **Prince Akishino, the Heir to the Japanese Throne**(日本の皇位の継承者、秋篠宮)
– **Fumihito, Prince Akishino, the Designated Heir**(指定継承者、秋篠宮文仁親王)

 

これらの表現は、「Crown Prince」とは異なり、秋篠宮さまの立場を正確に伝えることができます。海外のメディアや公式な文書では、これらの表現を使うことが適切です。

 

Bellさん:実際にそれを使ってあるメディアを知りたいのです それが無いと説得力はありません。

秋篠宮殿下(文仁親王)は「皇嗣」として紹介されることが一般的ですが、これは「Crown Prince」とは異なります。

 

海外のメディアでは「heir presumptive」(推定相続人)や「Fumihito, Crown Prince Akishino」として紹介されることが多いです。具体的な例として、BBCやWikipediaでは秋篠宮殿下を「heir presumptive to the Chrysanthemum Throne」として紹介しています

 

[oai_citation:1,Fumihito, Prince Akishino – Simple English Wikipedia, the free encyclopedia](https://simple.wikipedia.org/wiki/Fumihito,_Prince_Akishino)

 

[oai_citation:2,Aiko on the Throne? Event Seeks to Pave the Way for a Female Emperor | http://Nippon.com](https://nippon.com/en/in-depth/d00929/)。

 

◆まとめ

皇位継承順位が暫定1位ではあるが、現時点では皇太子(次期天皇と確定)ではない秋篠宮さま。スパッと端的に表現する言葉が存在しないため、海外のメディアは安直に“Crown Prince” を使っていることがわかる。

ただし日本では国民の9割が敬宮愛子天皇の誕生を願っている。秋篠宮さまを皇太子扱いすることには不満が募るばかりで、どちらの国でも、どうか正しい表現をしていただきたいものだ。

 

なお、フランス在住のYさんからのご寄稿の内容はこの通りである。こちらの記事の下までスクロールし、皆様から寄せられたコメントも是非ご覧いただければと思う。

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【YOUR VOICE】秋篠宮さまは海外で使われる “Crown Prince” とは異なる件 英語の解説をご存知ありませんか?

海外のクラウン・プリンス(Crown Prince)という表現は、将来的に国王になることが約束された皇太子・王太子にのみ使われます。

これが秋篠宮さまについても “Crown Prince Akishino” という感じで使用われているわけですが、秋篠宮さまは日本ではあくまでも皇位継承順位が暫定1位を意味する皇嗣であり、皇太子ではありません。皇太子は空位のままです。

どなたか、そのあたりについて「英語で」納得のゆく説明をしてくれているサイト、ブログなどをご存知ないでしょうか。理路整然と日本の皇室の現状を解説する専門的な資料があれば、そちらを添えてみたいと考えております。

お教え頂ければ、 ルクセンブルク大公家のサイトに、「令和の陛下よりもデカデカと秋篠宮一家の写真が掲載されていて、呆れました」と、フランス語で抗議のメールを送ろうと思っています(この国は金融立国ですから、立憲君主国とか言っても他の王国とは少々違っていると思いますが…)。

仏語では、残念ながら存在しないように思います。

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

参考:【YOUR VOICE】秋篠宮さまは海外で使われる “Crown Prince” とは異なる件 英語の解説をご存知ありませんか?

2件のコメント

  • フランス在住のYさんより、「秋篠はクラウンプリンスにあらず。より相応しい英語表現をご存知ですか」という件に関し、メールにて以下の通り、新たなコメントをお預かりしました。

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    「海外メディアがよく考えず “Crown Prince Akishino” とする問題 人工知能AIは正しい英語表現をこう助言する!」を拝読しました。

    ルクセンブルク大公家へは、「大公家サイトの管理責任者の方」宛てに24日にメールを送付しました。読んで頂けたかどうかはわかりませんが。

    『プリンス秋篠が、 « prince héritier »でないのに « prince héritier » であるかの様に振る舞えるのは、現在の皇位継承法が女性による皇位継承を認めていないためです。天皇に必要な全ての美質を備えた敬宮様は、国民の80-90% が女性天皇を容認しているにもかかわらず、天皇になれません。私は継承法が速やかに改正されることを希望しています』と書き添えました。

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    (海外から大量のスパムコメントが入ることがわかりまして、コメントは日本国内からのみ受け付けるよう設定しております。海外在住の皆さま、ご不便をおかけして申し訳ございません! 朝比奈)

  • 血統が国民と差別化する唯一の証拠なのに、国家が証明すらしない・できない皇室制度とは何なのか?
    それに輪を掛け、国民の総意に反する特権我儘遣い放題の宮家に皇統を移すなら、我が国は国民主権の民主国家であるからに良識ある国民として子孫のことも考え令和で終わりにすべきだと考えます。

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