「イネ論文」力を貸さないわけにはいかない農研機構 「米粉」の共同開発で御婆さまの日清製粉に頭上がらず…?

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イネが大好きなようには見えないが…(画像は『Yahoo!ニュース』のスクリーンショット)
悠仁さまは、そんなにもイネがお好きだったのか…(画像は『Yahoo!ニュース』のスクリーンショット)

最近、Yahoo!ニュースでこんな記事を目にした。『活動の幅をますます広げられる佳子さま、大好きなイネの研究を続けられる悠仁さま』というもので、長いこと宮内庁担当記者を務めた毎日新聞客員編集委員の大久保和夫さんが、秋篠宮家の長男・悠仁さまによるイネの研究を絶賛する部分が後半にあった。



そこで大久保さんは以下のように語っておられる。

ご自身が作った田んぼでイネの遺伝的研究や赤坂御用地や皇居内でトンボ類の生息環境調査をされ、ビオトープを作ったりするなど、広い意味での生物学と環境に関する分野に強い関心をお持ちのようです。

 

イネの研究では、中学生のころから交配実験を行ったイネの経過を観察されているんですよ。昨年8月の夏休みには、茨城県つくば市のイネの遺伝子などを研究している機関を訪問し、専門家から直接話を聞かれています。高校生にしては、相当程度の深い研究を続けています。

ほーら、こういう記事が出てきた…。

 

◆もうひとりの共著者・飯島 健氏

16歳のお誕生日映像で、イネを眺めていた悠仁さまの表情はどことなく暗かった。

イネが大好きなようには見えなかった16歳お誕生日直前の悠仁さま(画像は『FNNプライムオンライン』のスクリーンショット)
イネを見つめる16歳お誕生日直前の悠仁さま(画像は『FNNプライムオンライン』のスクリーンショット)

だが「イネに夢中」という設定にしておかなければなるまい。トンボ論文が驚きの杜撰さでコケてしまった分、名誉を挽回するためにも、遺伝子レベルでイネの研究を…といった論文を出すしかない。

ところが、今どきの農業高校は当然そうした研究も行っている。彼らより勝る何かをと考えれば、頼みの綱は農研機構に所属するイネの専門家で、トンボ論文の共著者でもある飯島 健氏であろう。

飯島氏について筆者は、家庭教師として迎えられたなかトンボ論文にも関わったというより、最初から「悠仁さま東大推薦入学プロジェクトは、トンボ論文とイネ論文の2本立てで」という考えのもと、イネ論文の作成要員として雇われたのではないかと想像している。

 

◆農研機構における飯島氏のご専門は…

飯島氏は東京農大のご出身で、平成28年(2016年)4月に農研機構に統合された「農業生物先端ゲノム研究センター」で、コシヒカリを中心にイネの遺伝子に関する研究を進め、論文も多々発表しておられた。

そして注目したいのがここ、イネゲノム育種研究ユニットでのご専門は――。

「製粉性および加工特性に優れた米粉用の新たなイネシリー ズの開発」

とある。

 

製粉に米粉? ひょっとして…と思い、「日清製粉 米粉」と入力してググってみたところ、真っ先に出てきたのは『みのり』という米粉の商品ページであった。

安心して食べられる米粉の市場規模は、あと数年もなく350億円となるだろうと見込まれているといい、製菓、製パン、製麺など用途はますます広がっている。アレルギーやアトピーで小麦粉を避けている方もそうでない方も、米粉を使用したパンのもっちり、しっとりとした食感は大人気だ。

 

◆飯島氏と農研機構と、そして美智子さまの意外な関係

さらにこの米粉の「みのり」について、「開発 製粉」などと入力してググってみると、なんとJA全農、日清製粉株式会社、そして農研機構による共同開発であることがわかった。

農研機構、日清製粉、JA全農で米粉を共同開発
農研機構、日清製粉、JA全農は共同で米粉を開発(画像は『農研機構』のスクリーンショット)

 

開発しても売れなければ話にならない。業界首位の売上高を誇る日清製粉グループとタッグを組むことができたことは、農研機構にとっては大変な快挙であったに違いない。

これにより、おそらく上皇后美智子さまに頭が上がらなくなってしまったであろう農研機構は、「悠仁さんの東大進学を、あなた方でしっかりとサポートしてください」などと言われて、果たして断れるだろうか。

白羽の矢を立てた誰かに、大きな貸しを作っておく。あるいは金策に困っている人を助けておく。そしてとんでもないことを依頼する。トンボ論文でもイネ論文でも、そんなことが水面下で起きていたのではないかと、ついつい勘繰りたくなる。



 

◆この先に狙える「賞」

ところで、悠仁さまがこの先に狙える賞はあるのだろうか。噂に上ったものを中心に、3つほど挙げてみたい。過去にそれらの記事を書いていたので、そちらも是非ご一読を!

 

●『全国学校・園庭ビオトープコンクール2024』

トップは父・秋篠宮さまと大変な懇意という、日本生態系協会による『全国学校・園庭ビオトープコンクール』。

教育機関が応募するもので、チーム内で悠仁さまが強いリーダーシップを発揮した、活動にひときわ貢献したなどの実績がなければ、自分ひとりがそれを理由に国立難関大に推薦される、というものでもないのかもしれない。

その2024年度は、おそらく締め切りが今年の6~7月で審査結果の発表が11月下旬になるだろう。ちなみに、2023年度の応募要項のPDFがインターネットで発表されたのは、昨年の3月28日だった。公式ウェブサイトの「新着情報」に注目してみたいと思う。

 

参考:『日本生態系協会』新着情報 ― お知らせ

 

●『高校生が描く明日の農業コンテスト』

公益財団法人「SEDIA(セディア)」が、“明日の農業を考えよう”として主催している『高校生が描く明日の農業コンテスト』。農業を学ぶ全国の高校1・2年生が対象で、参加は個人でOK。例えば昨年度の研究テーマは「わたしはこんな方法で農業を元気にする」だったという。

①収量を増やすためには
②多品種化でリスクを減らす
③新たな出荷調整方法
④生産性の向上と施設園芸の活用
⑤これからの販路開拓に向けたアイデア
⑥IoTを駆使した次世代農業に向けたアイデア

などの研究を求められたという。

応募は昨年11月1日から始まり、来月となる4月12日まで。7月中旬になると、セディア財団の公式ホームページにて審査結果が発表となるそうだ。

 

参考:『SEDIA』高校生が描く明日の農業コンテスト(第8回)

 

●『全国高校生 農業アクション大賞』

毎日新聞がJA全中とともに、「地域との共生を求めて」として主催している『全国高校生 農業アクション大賞』。

近年の農業高校では、最先端さらに次世代の農業技術として「DNAマーカー育種技術」なるものに積極的に取り組むようになっているそうだ。

そういったライバルたち(農業高校生さんたち)は、とにかくアウトドアで過ごす時間が長く、白衣を着て研究室にこもってもなお、お肌は健康的な小麦色。ひとりだけ真っ白な肌の受賞者がいたら、まさにギフトオーサーシップを疑われてしまいそうだ。

「2023年度~2025年度の3カ年の活動計画」となる最新の応募は、昨年6月30日にすでに締め切っており、大賞、準大賞などは2025年11月の審査会を経て発表される予定だ。

 

参考:『毎日新聞』全国高校生農業アクション大賞



これらを見てわかるのは、農業高校に通っていなくても、また個人でも参加できるのは、SEDIAによる『高校生が描く明日の農業コンテスト』だけである。

昨年度の第7回の受賞作品については、是非ともこちらのページをご覧いただきたい。もちろん東京や大阪の高校生さんも入賞されているが、幼いころから日々農業と向き合っているせいか、地方の高校生さんが圧倒的に強いことがわかる。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『Yahoo!ニュース』活動の幅をますます広げられる佳子さま、大好きなイネの研究を続けられる悠仁さま

『FNNプライムオンライン』悠仁さま16歳の誕生日  部活はバドミントン、宿泊行事で「肝試し」、稲作研究も熱心に…充実の日々

『日清製粉』米粉製品 みのり

『全農』JA全農と日清製粉および農研機構による国産小麦の共同開発の取組について

『SEDIA』明日の農業コンテスト第7回受賞作品集

『農研機構』(お知らせ) 農研機構と日清製粉およびJA全農による国産小麦の共同開発の取組について

『エトセトラ・ジャパン』まさか悠仁さまのため特別に? 秋篠宮さまも関わってきた『ビオトープコンクール』締め切りが延期される

『エトセトラ・ジャパン』悠仁さま「ご成長」報道に脚長フォトショ疑惑 稲の遺伝子研究は地方の農業高校こそ真剣に取り組んでいる!