悠仁さまが家庭教師と論文で東大か京大に合格するなら… トンボ研究報道にある県民から不安の声

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緊張とともに大学共通テストに臨む若者たち。この日まで、どれほど真剣に勉強してきたことだろう。(画像は『東京新聞』のスクリーンショット)
緊張とともに大学共通テストに臨む若者たち。この日まで、どれほど真剣に勉強してきたことだろう。(画像は『東京新聞』のスクリーンショット)

秋篠宮家の長男・悠仁さまが、東大あるいは京大を狙っているとの見方がある。この件について、先に弊ブログで皆さんのご意見や情報を募ってみたところ、さっそく複数の方からご連絡をいただいた。「皇族でも国立大学の受験は実力で勝負するべき」が8割、「悠仁さまのご希望なのか。親の無理強いでは?」が2割という状況だ。



また、多くの方が共通して「トンボ研究で推薦入学を狙われるのでは」と考えていらっしゃることもわかった。そんなお一人が、「皇室や日本のいく先を不安視する国民の一人です」とおっしゃる福井県在住の秋津まなこさん(仮名)だ。大変興味深いお話を伺うことができたので、今回はそちらをご紹介してみたいと思う。

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―― 秋津さん、よろしくお願いいたします。今年の春、難関校へ見事に入学されたご親戚がいらっしゃるんですね。

秋津さん: はい。私の姪が悠仁さまと同じ16歳の高校一年生で、去年の今頃は難関校の入試を控えて猛勉強の日々でした。努力が叶い志望校に入学しましたが、どんなに頑張っても合格できなかった友達もいたようです。

 

―― 難関校になるほど、一般受験でも推薦でも熾烈な闘いになりますね。

秋津さん: 受験は決まった数しか用意されていない席を、自分のものにできるかどうかの勝負・競争であり、今後その学校の授業についていけるかどうかの選別でもあると思います。推薦入学の場合も、それに準ずる実績や学業の成果を残した生徒が選ばれるもののはずです。

 

―― 姪っ子さんは、悠仁さまの筑波大附属高等学校進学について、何かおっしゃっていましたか?

秋津さん: 姪は高校進学後に悠仁さまに関する話を知ったようですが、「この人達って何でもアリなんだね」と言っていました。とても冷ややかな目で見ているようです。でも私には、それは悠仁さまご本人が自ら望まれた進路ではなく、周囲の大人たちが作り上げた構想のように思えてなりません。

 

―― 悠仁さまはあと2年ちょっとで大学受験です。どうなるのでしょうね。

秋津さん:悠仁さまがどの大学へ進学されようと、特に何も思いません。ただしそれは、推薦入試であれ一般入試であれ、本人の力で勝ち取るのであれば、というのが前提です。皇族という立場を利用して席を奪うのなら、正々堂々の勝負を荒らすことになるし、ルールを捻じ曲げで無理を通すなら、国民の世界に降りてこないでほしいですね。

 

―― 確かに「実力で勝負した結果なら納得する」と言う人は多いです。

秋津さん: それに、東大や京大へ進むことは本当に悠仁さまの希望なのでしょうか。実力以上の層に入ることは精神的な負担になり、学生生活にも良い結果を残されるとは思えません。しかも、一生懸命頑張っている同年代の子から貴重な席を奪うことになるのですから。

そもそも、天皇にそれほどの高学歴を期待する国民が、どれほどいらっしゃるのでしょう。東の東大、西の京大、日本のツートップですよ。

 

―― 推薦入学なら当然何かアピール材料が必要です。悠仁さまの場合は何だと考えますか?

秋津さん: トンボに関しての研究ではないでしょうか。近年、宮内庁発表や報道を見ていると、悠仁さまについて「トンボに強い興味」、「トンボの生育調査、環境、生物多様性に高い関心をお持ち」などと、とにかく事あるごとに喧伝されているように感じます(笑)。

 

―― 少し前、宮内庁が「トンボの研究」のご様子を公開したことについて、日刊ゲンダイさんが記事にしていましたね。

秋津さん: ああいうものって布石なのだろう、と。農業や米の交配の話も出てきましたけど、本命はトンボかと。トンボは地域環境、里山、生物多様性、農業にも密接に結びついているので、皇族としての研究だけでなく、SDGs、つまり「持続可能な開発目標」を推し進めようとする日本の省庁にとっても納得の研究材料なわけですよね。

 

―― 無邪気にトンボを追いかけ、捕まえる、それだけではないですからね。

秋津さん: 幼い頃の映像などからも、もちろんトンボに興味がおありな様子は伝わってまいりますが、捕まえて楽しいことと研究は別物ですから。もちろん研究は素晴らしいことですよ。あくまでこれも、本当に本人が研究しまとめているならば、の話です。

 

―― さまざまな所に出掛けてトンボを追い、研究を論文にまとめる。これもなかなか大変なことだと思いますが…。

秋津さん: 今年の夏は私的旅行として長野県の栂池(つがいけ)高原にトンボの調査に行かれていますね。もしかすると、その時の調査をまとめられて、どこかの科学賞などに応募されるのかも…と想像を巡らせてしまいます。推薦への実績を得るためには、高校の2年次までに結果を残すべきでしょうし。

 

―― 作文がお得意で筑波大附属高等学校への入学のキップを手にした、それと同じパターンでしょうか。

秋津さん: 読売新聞社主催の全国小・中学校作文コンクールにおいて、悠仁さまは『トンボと私』で東京都の佳作を受賞なさいましたが、あの時は中学一年生でいらっしゃいましたね。後に剽窃で話題になりましたが、北九州市のこどもノンフィクション文学賞で佳作を獲った『小笠原諸島を訪ねて』は、中学2年でした。

そうした実績が今の高校への提携校進学制度の利用につながったようですから、次は大学を目標に、さらに専門的なジャンルでの成果が必要な気がします。

 

―― 16歳では、まだまだ専門家の事細かな指導が必要でしょう。その辺の情報はあまり聞こえてきませんが…。

秋津さん: トンボ研究、優れた指導者と聞くと、私はどうしても福井大学の大学院で教鞭をとっていた男性を思い出しますね。ここではイニシャルで「Mさん」とさせてください。私が暮らす福井県で、Mさんをご存じない方はいらっしゃらないのではないかと思います。

Mさんは福井県勝山市の環境保全コーディネーターとして、かつて産官学民連携や地元の環境教育にも寄与されていました。平成23年5月号から勝山市の広報誌でコラムを担当され、県内各地で講演会のようなことをして、県や勝山市以外の市町村の広報にも度々掲載されていましたね。

 

―― その方は、秋篠宮さまや悠仁さまとお知り合いなのですか?

秋津さん: 勝山市の平成25年(2013年)9月号の広報誌の担当コラムに、2泊3日の私的な旅行で8月に同市を訪れた秋篠宮ご一家について、環境保全コーディネーターであるMさんが「ご滞在中は私が案内した」旨を明記なさっていたのです。

幼少の悠仁さまがトンボを手に持った映像が報じられたことがありますが、勝山でのご旅行中も自然の中で思う存分、虫捕りをして楽しまれたとのことです。トンボに強い関心と報じられたのも、その頃だったと記憶しています。

 

―― 私的なご旅行の先に選ばれるなんて、勝山市も光栄でしたね。

秋津さん: ただ、悠仁さまのご旅行についての報道を見ると、毎回なぜか文部科学省が進めていた世界・日本ユネスコ事業の「ジオパーク」という共通点がある、それだけは気になっています。現在は46地域ある日本ジオパークですが、2009年に選ばれた勝山市(※)は当時まだ11地域しかなかったうちの1つです。

経歴から想像すると、先ほどのMさんと秋篠宮さまは旅行前から既知の間柄だったのでは…と考えている人は、私の他にも地元には結構いらっしゃるようです。

 

―― そのMさんがトンボの専門家なのですか?

秋津さん: はい。専門は昆虫生態学や環境学とのことで、トンボも含めた生き物や環境、環境教育についての活動をされていました。ユネスコスクールやエコ環境都市を目指す勝山市にとっては、心強い存在だったと思います。

ただ、信じ難いことですが、2015年に世間の耳目を集める事件を起こされまして…。

 

―― どんな事件ですか?

秋津さん: 大学院生だった教え子の女性を殺害して有罪判決が下り、勝山市も多くのデータから写真や名前などを削除せざるを得なくなりました。福井大学も大変だっただろうなと思います。

事件の記憶が薄れかけた頃に裁判員裁判が始まって、殺人罪で懲役13年の求刑が、嘱託殺人という主張が通って刑期はたったの3年6か月に。異例の判決で私も周囲も「えっ…」と言葉が出てきませんでした。ずいぶん軽くなったことに驚いてしまって…。

 

―― 被告人が「あれは嘱託殺人だ」と主張することはよくありますね。ご遺族は控訴されたのですか?

秋津さん: 遺族の方はもちろん判決に納得されず、検察官側に控訴を望むコメントを出されたのですが、何も動きがないまま控訴期限が過ぎ、刑が確定してしまいました。

 

―― 大切な教え子の人生を、とんでもない形で奪ってしまいましたね。

秋津さん: 殺害された教え子の女性は不倫相手だと噂されていましたが、夏に勝山市の法恩寺山でトンボ研究の野外実習を行った際、彼女は羽にマークの付いた赤とんぼを山頂で発見したんです。「平地から山地に移動する赤トンボを確認」という国内初の大発見でした。

Mさんはその教え子の女性を、コラムで「大発見の功績者」と称賛していましたし、研究がMさんお一人の力では成し得なかったという自覚はおありのようです。

 

―― もう出所されましたよね。その後は、どうしていらっしゃるんでしょう。

秋津さん: よくわからないです。ただ、その後の民事裁判で9,000万円ほどの賠償金支払いを命じられたようなので、ご遺族にそれを支払うためにも、地道に何らかのお仕事をされているのではないでしょうか。

 

―― 著書などがあれば印税収入があるかもしれませんね。

秋津さん: 20年ほどまえに図鑑など複数の書籍を上梓していますが、そのほとんどが絶版になっているため、印税からは多くを望めないように思います。「どうやって支払っていくんだろう」なんて話をしている人もいますね。

ただ、そこで誰かに利用されることだけはないように…とは願っています。フィールドワークを中心に研究活動を行っておられた方ですが、何か目立つことがあれば「人の口に戸は立てられぬ」と言いますからね。

 

―― 最後になります。近年、一部の宮家に関して芳しくない報道がいきなり増えた気がしますが、どう感じていらっしゃいますか?

秋津さん: 日本の皇室は、そういった報道と最もかけ離れた存在だと思っていたのですが、私もここ数年で意識が変わってしまいました。いわゆる小室問題以降、国ぐるみとも言える様々な忖度やインチキを感じるようになり、「そんなことあるわけない」から「あるかもね」「あってもおかしくない」に。そのぐらい衝撃的なことが続いていますね。

 

―― 平地から山地に移動する赤トンボが国内で初めて確認されたという福井県。地元の方ならではの、大変貴重なお話を伺うことができました。秋津さん、ありがとうございました。



~ インタビューを終えて ~

■Mさんとは誰のこと…?

Mさんについて、インターネットで「福井県勝山市 トンボ 環境保全コーディネーター」というキーワードとともに調べてみたところ、断定はできないものの現在50歳の男性にヒットした。学年こそ違うが、この方は紀子さまの実弟・川嶋舟さんと同じ、東京大学大学院農学生命科学研究科のご出身だという。

そうしたご縁で秋篠宮夫妻はMさんを紹介され、悠仁さまを勝山市に連れていっては、トンボについての指導をMさんにお願いしていた…そう考えることに大きな矛盾はなさそうだ。

そして勝山市には、悠仁さまが大好きな物がもう1つあるという。

 

■福井県勝山市といえば「恐竜」ジオパークが有名(※)

今月中旬、東海テレビが『“トンボと大きい物”がお好き…秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さま その経歴やお人柄、伊勢神宮と皇室との関係は』というニュースを公開した。その“大きい物”として挙げられたのは恐竜だった。

恐竜といえば、福井県勝山市には巨大な『恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク』がある。昭和57年に中生代白亜紀前期のワニの全身骨格化石が発見され、恐竜化石発掘調査事業が続けられてきた福井県では、フクイラプトル、フクイサウルスの全身骨格が復元されたほか、恐竜の卵、幼体の骨、足跡化石など学術的に貴重な恐竜化石が多数発見されているという。

悠仁さまは、トンボも恐竜のジオパークもある福井県勝山市を、かなり気に入られたことだろう。そしてMさんも、秋篠宮ご一家をあちこちにご案内したことは、とても誇らしい思い出に違いない。

 

■ひょっとして悠仁さまの指導者に…?

東京大学大学院の農学生命科学研究科で博士号を取得し、九州大学大学院・京都大学大学院で研究員、東邦大学理学部で非常勤講師、福井大学大学院で特命准教授を歴任してきたというMさん。そうなると、悠仁さまのトンボの研究と東大推薦入学を支えてもらうため、秋篠宮家はMさんを指導者として迎える(迎えた)という可能性も…?

いや、いくら何でもそれは難しいだろう。亡くなられた女性のご遺族や、一緒にトンボの調査にあたっていた仲間、信頼を裏切られたと感じておられる福井県の皆さんが、そうと知ったら果たして黙っているだろうか。



(聞き手:朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『Yahoo! News』現代ビジネス ― 「超進学高に進学したことは皇族としてふさわしかったのか」…秋篠宮家の長男・悠仁さまに憂慮の声

『Yahoo! News』東海テレビ ― “トンボと大きい物”がお好き…秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さま その経歴やお人柄、伊勢神宮と皇室との関係は

『Yahoo! News』日刊ゲンダイ ― 悠仁さまが目指す“意外な大学”候補…宮内庁が「トンボの研究」のご様子を公開したワケ

『恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク』大地の公園を楽しもう! 恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークホームページ

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