「御仮寓所は事務所に」「お車代など頂いたことはない」とうそぶく宮内庁 電話で抗議を続けた女性に話を伺う
週刊女性セブンの『雅子さま、周囲に負担をかける度重なる「遅刻」 どしゃぶりの園遊会で招待客が2時間待ちぼうけ』なる、どうしようもない記事に対抗するべく、弊ブログでは先に『園遊会「道筋」をはなれた後に表れたお人柄の差 気配りの天皇皇后両陛下と知らんぷりの秋篠宮』という記事を書いていた。
すると、ブログのメールにWさんとおっしゃる女性からご連絡が。そういった件で、これまで宮内庁や雑誌社に電話やメールを何度もして来たとのことで、「是非とも」とインタビューへのご協力をお願いしてみたところ、ご快諾をいただいた。今回はその方のお話をご紹介したいと思う。
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――このたびはWさん、よろしくお願いいたします。宮内庁には何回くらいお電話をされたのですか?
Wさん:実はこれまで100回くらい電話しています。それで少し馴染みになった職員さんもいて、国民の意見を聞いてくれる窓口があった頃は、いろいろと話をさせていだくこともできたんです。
――現在は「ご意見、ご感想は宮内庁HPのフォームから」と変わりましたね。
Wさん:はい。「電話ではもう対応しない」と発表されたあたりから、職員さんの態度までぞんざいになった気がします。思わず「は?」と言いたくなるような答えも増えてきました。
――これまでの宮内庁との電話でのやりとりを、少し教えていただけますでしょうか。
Wさん:例えば秋篠宮邸の44億円改修工事について尋ねてみたことがあります。若い男性職員が「最初は古くなった配管等を取り替えて住むという話だったのです」と言うので、私は「では、配管を取り替えれば済むことでしょう。なぜ何十億ものお金がかかるんですか?」と質問しました。でも、それには答えませんでした。
それからあるサイトに、若い研究者の表彰式に紀子さまが出席した際、その研究者から「帰れ」コールが起こって、怒った紀子さまが「授賞を取り消しにして」と言ったと書いてありました。そこで私は「努力して研究した成果が報われ、表彰されるのに、嘘、ズル、不正が噂される宮家の方が、そういう場に出席するほうがおかしい。表彰を取り消させるなど、やめてほしいです」とお願いしました。
――あちらはそれを認めましたか?
Wさん:私も「そんな事実はありません」と否定されると思っていましたが、なんと「そうですよね。お話は上にあげておきます」と返事なさいました。
それから、イギリスの戴冠式出席について宮内庁がさんざん「前例が、慣例が」と言っていた頃にも電話したことがあります。2017年に亡くなったタイ王室のプミポン前国王のご葬儀に、いち宮家でしかない秋篠宮夫妻が出席していたことを挙げ、「前例、慣例というのであれば、ご葬儀には皇太子夫妻が出席なさるのが筋だったのではないですか?」と。
すると「調べて折り返し電話をする。あなたの名前と電話番号を教えてほしい」と言われましたね。
――個人情報を把握したいんでしょうか。
Wさん:そこで私が「では貴方のお名前を教えて下さい」と言ったところ、職員さんは「教えられません」と。「それでは、私も名前や電話番号をお教えするのは嫌です」と言いました。すると2~3分間待たされた後、「他の宮家も海外のご葬儀に参列なさっているようです。秋篠宮夫妻だけではありません」という返事でした。
――長く待たされたわりには、Wさんが知りたかったことに、ストレートに答えていませんね。
Wさん:そうなんです。前例、慣例にしたがって戴冠式は秋篠宮夫妻が…という主張とも、辻褄が合わないんです。「ということは、戴冠式に天皇、皇后両陛下が出席なさっても問題ないということになりませんか?」と言いましたが、「ご意見はメールでお願いします」と返されました。
――そもそも宮内庁への電話が殺到というのは、KK問題が発覚したあたりからですよね。
Wさん:はい。小室夫婦の結婚にも反対する意見を宮内庁にメールしましたが、埒があかないとわかり、直接電話することにしました。
――メールより電話のほうが、相手の反応がしっかりと感じ取れますからね。
Wさん:電話をかけ始めた頃、常に高圧的でこちらのメンタルがやられそうな感じの担当者がいました。 “意見” を担当していた年配の感じの職員さんに、「秋篠宮夫妻が海外で高額の家具をあれこれ買ったということはない。第一どうやって日本に運ぶのか」と言われましたね。
――海外旅行先で家具を買う人、割といますよね。大量なら日数はかかるけれど船便、わずかなら航空貨物でも。
Wさん:それから「娘を妊娠、堕胎させたと言って、川嶋辰彦氏が怒鳴りこんできたという事実はない」と言っていました。
――あ、怒鳴り込みの噂は、米国の著名なジャーナリストさんにより海外にまで知られていますね。嘘なら全世界に声明でも発表したほうが…。
Wさん:それから「秋篠宮家はお車代などをいただいたことはない」と。もう、あれもこれもさんざん否定されました。
ーーそれは驚きました。森暢平さんの『天皇家の財布』という本によれば、表向きは「公務への対価はない」とされていても、お車代、記念品代というものを受け取るのが暗黙の了解であると…。
Wさん:秋篠宮家の芳しくない話があれこれ表に出てくるようになり、私は「秋篠宮夫妻はあらゆる総裁職を一旦辞退し、内容を吟味した上で、いちから始められたらいかがですか」と言ってみたんです。すると「あなたは秋篠宮が嫌いだから、何もかも否定するのですね」と言われ、唖然としました。
――それ、叱られてひねくれてしまった子供が口にするような言葉ですね。何の解決にもならないです。
Wさん:それから「秋篠宮家の御仮宮所は、いずれ職員の事務所として使う」と言い張っていました。「職員の事務所に10億円もかけるものですか?」 と何度も聞きましたが、「そうです。事務所として使います」と繰り返すばかりでした。
――それも結局は嘘でしたね。佳子さまが一人暮らしをするための別邸であり、眞子さまの物まで大量に残されていると。
Wさん:また、秋篠宮家の皆さんの英語力に関しても「お金も時間もあり、先生選びも思うままなのに、なぜあの宮家の外国語の能力は低レベルなのですか。もう少し真剣に取り組んでいただきたい」と意見してみたことがあります。
――おっしゃる通りです。特に久子さまや雅子さまは、非常に高い語学力で素晴らしい皇室外交をなさっておられますからね。
Wさん:なので「そういう様子が全く見えないのに、わざわざ『通訳を介さず』とか付けて報じさせるようなことはやめてほしい。かえってみじめな感じがしますよ」と話したところ、最初のうちは同意してくれていたんです。
ところが今年の3月になると、なぜか「皇族だから必ず英語を話さなくてはいけない、ということはないです」と返してきました。何かが変わってしまいましたね。
――「皇族に英語力は不要」とは驚きました。今時の国民にそのような解釈は通用しませんよ。
Wさん:そして「雅子様に関する週刊誌やテレビでの報道に対しては、それぞれの報道機関や出版社に聞いてください」と言われるようになりました。なので今回の件は、女性セブンに意見させていただきました。
―― “直らない遅刻、どしゃぶり2時間放置” って、あれはひどすぎます。
Wさん:女性セブンにあの記事が載ったとき、小学館の編集室に電話したんです。招待者をずぶ濡れにさせ、責められるべきは宮内庁であること。何も反論をしない天皇家を良いことに、平成時代と同じやり方をしていること。そして、皇后様のお名前を出して嘘の記事を書くのはやめてほしいことなどを伝えました。
市川猿之介さんの事件のような例もあります。「もしも平成時代に、バッシング記事により雅子様が自らお命を絶つような事があったとしたら、あなた方は皆で目的達成とばかり喜んだのでしょうか?」と聞いてみました。
――とても重要な質問だと思います。編集部の方はなんとおっしゃっていましたか?
Wさん:何もおっしゃいません。返事は無く、否定もしませんでした。
――そもそもあんな記事を、彼らも本心から書いているんでしょうか。
Wさん:それも聞いてみました。「秋篠宮さまを上げる記事を書いて、天皇家を下げる記事を書いたら、広報室から報償金が出るという噂もあるようですが、本当ですか?」と。また、「上皇后や紀子さまから指示でも出て、こういう嘘記事を書いているのではないですか?」と。
――もちろん否定するでしょうね。でも、読者さんがその内容をうのみにしたらと思うと、恐ろしいことです。
Wさん:私も「日本人として恥ずかしくないですか?」と言ってやりました。あのように雅子様を追い詰め、病気にしたのはこういう週刊誌にも責任があると思うんです。「それなのに謝罪もせず反省もせず、この先もまだ天皇家を貶めようとしているのですか?」と。
――おっしゃる通りです。大人から子供まで、社会を牽引する出版社としての誇りはどこへ…と思いますね。
Wさん:会社の名前を見て発行が『小学館』とあると信頼し、子供達にはずいぶん彼らの出版物を買い与えてしまいましたが、裏切られた気分です。「これからも週刊誌にこんな嘘記事を書くようなら、もう小学館という名前を変えていただきたい」とお願いしました。
――特に子育て世代は小学館に大きな信頼を寄せてきたと思います。どのようなお返事でしたか。
Wさん:相手の方は「上と相談します。この記事に関するご意見は、他にも様々いただいています」とおっしゃっていましたので、最後に「この路線は上からの指示でやっていたのですね。ではもう、嘘は書かないで下さい」と言いました。
――いくつかの雑誌社が該当するかと思いますが、総じて今どんな状況にあると感じますか?
Wさん:以前はトーンが天皇家下げの記事ばかり目立ちましたが、国民から厳しい意見が寄せられるようになったせいか、秋篠宮家の本質的な問題に目を向けた記事へと少しずつ変わって来ているように思います。
――Wさんたちの頑張りのおかげです、きっと。それでも何度も電話をされた中で、どうしてもここは納得出来なかったと感じたことはありますか?
Wさん:チャールズ国王の戴冠式に関して、そう感じたことが2つあります。秋篠宮夫妻が出席と閣議了解された後、宮内庁に対して「顔も全く似ていない、小さな時から兄上をバカにし、貶め、天皇家をお支えするどころか邪魔ばかりしている秋篠宮は、もはや皇族ではないと思っています。私達国民はいつまでこんな人間を税金で養っていかなければいけないのですか」と苛立ちをぶつけたことがあります。
すると「秋篠宮は皇族であると国が認めています。だからそれは国に言って下さい」と返されました。釈然とせず、どう理解したら良いのか当時はわかりませんでしたが、最近では「宮内庁の職員さんは、仮に私たちと同じように感じても、自分たちではどうすることもできない、だからそう割り切って仕事をしているのかも…」と思うようになりました。
――そうですね。常識から考えて、KK問題や作文剽窃の件を経て、口には出さないけれど疑問に思っているという職員さんも多いかもしれません。
Wさん:もう1つは日程の調整についてです。エリザベス女王がお亡くなりになったら、その後に戴冠式があるのは当たり前。天皇陛下とイギリス王室との関係性を考えれば、天皇陛下に出席していただくのが日本としては一番良いことです。そこで「両陛下が出席できるよう、日程等あらゆる調整をしておくのが宮内庁の仕事ではないでしょうか?」と質問したところ、若い女性の職員さんが「戴冠式の主催者はイギリス王室です。こちらはまだその日程を把握していません」と言いました。
そこで私は「一般国民の私でさえ、去年のうちから戴冠式は2023年5月に行われると知っていましたよ。なのに宮内庁が把握していないのですか?」と聞き返しました。すると再び「宮内庁の主催ではありませんので」と。
開いた口が塞がらず、 “意見” の方に電話を回していただき、経緯を話しました。すると「それはあり得ません。海外の王室関係のご予定などは、宮内庁は当然把握しておくものです」と言って下さいました。
――対応してくださる方によって、そんなバラつきがあるとは驚きました。最後に、現在のお気持ちをお話いただけますか?
Wさん:宮内庁に電話をするのはもうやめましたが、時々「AIと喋った方がまだマシかも」という感じもしています。私は天皇家の皆様、華子様、信子様、そして久子様を敬愛しております。『プリンセス・マサコ』の日本語版や友納尚子氏の著作物などは、ずいぶん前に読みましたが、辛くてなかなか読み進める事が出来ませんでした。
また、天皇皇后両陛下の御結婚30周年ということで、先日はBSで特集番組がありました。雅子さまには、これからの人生が「振り返った時に良い人生だった」と思えるものであってほしいと改めて思った次第です。そのためにも、国民が敬えないような方々は皇室から居なくなっていただき、国民の心に巣くってしまった悪の感情が一刻も早くなくなるよう願っています。
――様々なことをお感じになられ、宮内庁の対応に不快な思いを多々されながらも、とにかく何度でも頑張って意見をし続けてくださったのですね。このように貴重なお話もシェアしてくださり、Wさん、この度は本当にありがとうございました。
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◆まとめ
何事も好き放題、自分たちが常に最優先 ― 一部にそのような皇族がいた場合、皇室を大切に感じている国民が「不快、不安に感じる」と宮内庁に苦情を入れたくなるのは当然のこと。職員さんにはせめてそれを真剣に受け止め、決して嘘をついたり胡麻化そうとせず、問題が改善されるようできる限りご尽力いただきたいものだ。
それでもなお、その宮家を甘やかすようなら、国民との距離はますます開いていくだろう。無理やり皇位を継承したところで、欧米のメディアに「国民主権、民主主義を忘れた強引な天皇即位」とでも書かれてしまう気がする。
(聞き手:朝比奈ゆかり/エトセトラ)
参考および画像:
・『ヤフーニュース』チャールズ国王の戴冠式、秋篠宮ご夫妻ご出席に抗議殺到 スキャンダルは英国でも大々的に報道
・『デイリー新潮』小室圭さん、文書発表で宮内庁に苦情電話が殺到 現在の心理状態を専門家が分析
・『エトセトラ・ジャパン』【皇室、徒然なるままに】第8話 “Princess Masako” 事件《後編》 西村泰一
・『エトセトラ・ジャパン』秋篠宮さまの学習院嫌いは学生時代の醜聞も原因? 海外メディアが1993年に仰天リポート