【海外の人は日本の皇室をどう見ている?】その164:「ご公務でも是非、あの伝統的な装束を着用して頂きたいです」
“The Importance of the Japanese Emperor and the Problem Facing the Imperial Family.”
前回のその163では65歳の誕生日を迎えられた天皇陛下について、尊敬の声が海外の人たちからも多数あがったことをご紹介してみた。
今回の164では、天皇や皇室の重要性と、今日の皇室が実際に抱えている問題についてーー。
◆どんな内容か
取り上げたのは、サムライマニアを公言するアメリカ人男性が運営しているYouTubeチャンネル「The Shogunate」から『The Importance of the Japanese Emperor and the Problem Facing the Imperial Family.』という動画である。

皇族の起源である天照大御神、初代天皇とされる神武天皇、天皇とサムライや徳川家との関係などを、かなり深掘りして紹介。運営者は我が国の歴史に関し、一般的な日本人を超えた知識を持っているようだ。
「皇室は今後も継続されていくべき」と訴え、皇位継承者だけでなく皇族全体の減少問題についても言及。若い世代の皇族は圧倒的に女性の割合が多く、一般人と結婚した際は皇室を出なければならない点、そして一般人女性と結婚しても皇室に一生残れる男性皇族こそが、非常に減ってしまったことを説明している。
◆様々なコメントが寄せられる
@dannychen9685さん
この問題を解決するためにも、家系の分家、華族らの再編をするべきです。ほとんどの華族は先祖に源氏や藤原氏を持ち、ある程度の人が彼らの血を引いているのです。天皇家以外の皇籍を廃止したことは不当であり、彼らにこの問題の責任があると考えています。
@hanchimanさん
他国のロイヤルも同じような問題を抱えていますね。ロイヤルの家庭に生まれることの特権を、不公平だと言う人も増えています。
ロイヤルは今日では裕福な家庭の代表に置き換えられていて、称号は異なりますが、権力を握っていることに変わりはありません。
@ThatRatBastardさん
アメリカ人の自分にとっては、王室とか皇室という存在そのものを、素晴らしくて魅力的だと思っています。ヨーロッパの君主制も、日本と同じようにその伝統を守り続けてくれるよう願っています。
@PhycoKruskさん
日本の皇室がなくなることは、日本人だけでなく全世界にとって大きな損失になると思います。
皇室には他のどこにも見られない歴史があり、天皇は神聖なるものとの精神的なつながりを、全世界に教えてくれています。
@ashleyy6329さん
日本の友人によると、皇室は今でも国民から非常に尊敬されており、伝統と歴史を尊重するためにも、皇室が末永く存続することを心から望んでいるようです。
その友人は、式典などの際に、天皇は西洋のスーツなどではなく伝統的な装いでいてくださればいいのに、と言っていました。
@Marcusjnmcさん
同感です。皇族の方々は独特なあのお衣装がとてもお似合いですよね。やはり日本人にしかキモノは着こなせません。皇族は日本の最も古い文化と伝統の象徴なので、ご公務でも是非、あの伝統的な装束を着用して頂きたいです。
@yamyam2987さん
私はハーフ・ジャパニーズです。天皇陛下は西洋の黒いスーツよりも、伝統的なお姿をなさるといいのにと、いつも思っていました。
@jacobsaavedra2985さん
かつて皇族だったお家の方が、皇族の養子に入るというのは不可能なんですか?
@Josh-ut4wvさん
皇族の数が減らされた理由の一つが、皇族全員を維持すると数が多すぎて国民の税金負担が大変なことになり、問題の種になると考えられたからそうです。
ウィンザー家が創設された時も、当時の国王は他の家系を削減することに費やしました。チャールズ自身も、国王になる準備をしながらこれを行ってきました。日本にとってもそれは確かなことで、天皇の重要性を考えつつ解決していく問題です。
@duckaduck3608さん
華族を復活させることについては私も賛成で、それが最善策だと思います。
@1290Liさん
皇室が絶えるとは思いませんが、遠い親戚を迎え入れることは必要だと思いますね。
@jrc2946さん
天皇が政治的権力を持つことができたら、もっと面白いだろう。
今のところ、宮内庁が基本的に彼らに何をすべきか、何をすべきでないか、何を言うべきか、どのように振る舞うべきかなどを指示している状態です。
かつて天皇が権力を持っていた時代、日本はかなり勢いづいていましたよね。
@axelpatrickb.pingol3228さん
天皇は国家元首であり国の象徴ではあるけれど、首相と内閣を承認すること以外の権限は、あまり与えられていないんですよね。
@1207roruparさん
日本の皇室はずっと続くでしょう。彼らは物事の変化に適応できるのだし、必要なら適応することになるでしょう。皇族と政府が皇室を絶えさせるとか、それなりの役割を果たしている皇室を国民が見限るとか、そういうことは私には想像できません。
@BountyFlamorさん
必要であれば、皇室典範も改正されるべきです。
@42Nightsyesterdayさん
私の友人もそうですが、日本の若者たちは本当に皇室に興味がなさそう。もしそれが明日消えても、あまり気にしないような感じで驚いたわ。
@BossVoltさん
私にとって興味深いのは、世界中の君主制はすべて、主に宗教を通じてですが、何らかの形で神と常に結びついているという一般的な思想に従っていることです。
動画で言及されているように、日本の皇族たちは、太陽の女神であり神道の主要な神である天照大御神の直系の子孫である、ということですね。
@internethardcaseさん
日本の皇室の継続性は、驚くべきものだと思います。例えば織田信長が生きていた時代に、彼らの祖先も存在していたと考えると、とてもワクワクします。
祖先や歴史との直接的なつながりは、それに伴う伝統とともに保存され、大切にされるべきものです。
◆まとめ
海外の人たちが、日本の皇族に公務の場で独特なあの装束を着用しほしいと感じていることには驚いた。浅草や京都の街で、レンタルの着物姿を楽しむ外国人観光客の多いこと。彼らが望む「伝統」の継承とは、装束の着用を意味するのかもしれない。
世界最古と言われている、2600年以上前から続く日本の皇室。その存続を望む声は海外の人たちからも実に多く、具体的には「旧華族を皇族に復活させるべき」との意見もあがった。
しかし、なかなかその法案が可決されないのは、一般人として暮らす自由を謳歌している男性が、法改正でいきなり皇族にランクアップしたとして、果たして国民にとっての尊崇や敬愛の対象になり得るのかという問題にぶち当たるからである。
(エトセトラ編集部)
画像および参考:
・『YouTube』 The Importance of the Japanese Emperor and the Problem Facing the Imperial Family. ―The Shogunate
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両陛下にご立派な皇女様がおいでなのに皇室典範を改正せず、婿様を向かえる事も許さず、降嫁させて「お家断絶」を強要することを国民は許しません。
そして「男」と言うだけの傍系の者に家督を継がせることは非常に不自然で違和感があり、日本人の家族観に反します。世論操作をしてもこの違和感は覆せません。この様な無理を通せば世論の強烈な反撃を喰らうでしょう。
敬宮さまが降嫁させられた瞬間に、天皇家断絶と「あの傍系家」の継承が確定するのですから、「失望」と「嫌悪感」が国中を覆い尽くし、「簒奪」への凄まじ抵抗が起きるでしょう。その先は天皇制の崩壊しかありません。