上皇后の親族がおおいに関係する「新潟水俣病」の裁判4月にも 熊本地裁まさかそのプレッシャー下で被害者に厳しい判決を?
今月22日、水俣病被害者に対する熊本地裁(熊本県熊本市中央区)の非常に厳しい判決が、国内のトップニュースとなった。大阪地裁は昨年9月に「国は全員救済を」と認めたばかりなのに、なんと発生地の熊本県がそれを覆してしまったのだ。
実はこの4月、第二水俣病こと「新潟水俣病」についても同様の裁判が行われる。そこには上皇后美智子さま(恐らく秋篠宮さまにも)におおいに関係がある企業の名が “原因企業” として出てくる。
まさか先行する熊本の裁判に対し、美智子さまや秋篠宮さまあたりから「これ以上、水俣病の被害者数を増やしたくない。熊本も認定するな」といった命令でも下ったのでは…? 思わずそんなことを想像してしまいたくなる、実に意外な判決だった。
水俣病と聞くと、必ずアキシンさんは「雅子さまのお祖父さまがチッソに」と騒ぐ。しかし水俣病への関わりの度合いで言えば、上皇后美智子さまのほうがずっと強い。こんな機会でもないとなかなか書けないテーマなので、新潟水俣病の裁判を前に、今回はそのあたりの真実について触れておきたいと思う。
◆大阪地裁は全員救済をと認めたのに…
今回の裁判の原告は、水俣病独特の神経症状に苦しめられているも、救済を受けていなかった熊本および鹿児島などに暮らす原告144人。国、熊本県、原因企業「チッソ」の3者に対し、1人あたり450万円の賠償を求めたいとしていた。
しかし熊本地裁の品川英基裁判長は、原告のうちの25人について「水俣病」と認めただけで、全員の救済請求を棄却した。約8割にあたる119人については「水俣病と認められない」、水俣病と認められる原告らについても「除斥期間が経過しているから請求はいずれも理由がない」としている。
手足の震えやしびれと水俣病との因果関係は証明されないとして、「有機水銀の汚染があった期間に、八代海の魚介類を継続的に多く食べたあと、おおむね10年以内に発症している場合だ」と裁判長。昨年9月に大阪地裁が「国は原告全員に救済を」との判決を下していただけに、被害者や支援者はひどく落胆した。弁護団は控訴の方針を示している。
◆4月には新潟でも裁判が
中毒性の神経疾患である水俣病は、化学工場からメチル水銀化合物が海や河川に排出され、体内にそれが蓄積した魚介類をたくさん食べた住民の間で発生した。
熊本県では水俣湾周辺を中心に発生し、昭和31年(1956)5月に初めて患者が認定され、続いて昭和40年(1965)5月、同じことが新潟県阿賀野川流域でも起きていることが確認された。
水俣病の原因企業は、熊本県水俣市に工場を持っていたチッソ(株)と、新潟県東蒲原郡に鹿瀬工場を持っていた昭和電工(株)の2社。両者とも労働者の働く環境は劣悪で、自然環境や人々への健康に対する配慮は、完全に後手に回っていたという。
来月には新潟地方裁判所でも、第二水俣病こと「新潟水俣病」について同様の裁判が開かれ、判決が言い渡される予定だ。
◆熊本の水俣病と皇后雅子さまの関係
皇后雅子さまの祖父・江頭 豊(2006年9月没)氏は、1933年(昭和8年)に東大法学部を卒業し、日本興業銀行に入行した。取締役を経て常務取締役に就任した頃、同行をメインバンクにしていたチッソ株式会社(旧名:新日本窒素肥料)が、水俣病の発生や労働争議による長期ストライキに入り、経営不振に陥ったという。
ここで中山素平頭取から「チッソ社の立て直しを」と命じられ、その専務取締役に就任。1964年(昭和39年)には社長に就任したが、1970年(昭和45年)からチッソ定時株主総会は大きく荒れるようになり、1971年、江頭氏はその責任を取り社長を退任。1973年(昭和48年)5月には会長も退任した。
ところがこの経緯を正しく伝えず、「雅子さまのお祖父さまの会社が水俣病を起こした」などと話を歪めて伝えるジャーナリストが存在することに、筆者は強い憤りを感じる。
◆新潟の水俣病と上皇后美智子さまの関係
新潟水俣病の原因企業、昭和電工(株)を設立したのは、上皇后美智子さまの実の妹・恵美子さんが嫁いだ安西孝之氏の祖父・森矗昶(もり のぶてる)氏。孝之氏は1956年に昭和電工に入社し、1984年には取締役に就任している。
そして昭和電工は昨年に(株)レゾナック・ホールディングスと社名を変え、なぜかWikipediaから日本語版ページを消してしまった。
新しい化学工業の一大拠点を目指すとして、森コンツェルン傘下の昭和肥料と日本電工が合併し、1939年(昭和14年)に誕生した昭和電工。だがレゾナック社のWikipediaによると。新潟水俣病(黄色)、贈収賄汚職事件の昭和電工事件(水色)や爆発事故(赤)など、さまざまな問題が発生していたようだ。
◆何の因果か、手が震えてしまう秋篠宮さま
なんの因果か、父親が安西家などと噂される秋篠宮さまは、時々、手の震えが起こるようだ。こちらは昨年5月の春の園遊会の動画だが、19分07秒目あたりからそんな1コマをご覧いただきたい。
アーヤ(秋篠宮さま)をご懐妊されたタイミング、そして妊娠後期から産後半年後のご様子があまりにも怪しいことから、美智子さまは「本当にご自身でお産みになったのか」と疑われてしまった。
そして、「もしや妹夫妻の子を譲り受けたのでは…」という噂は今なお広まっている。その根拠となる写真もさまざまご紹介してみたので、まだ何もご存じなかったという方は、是非こちらの『秋篠宮さまと安西孝之氏は顔も手つきもソックリ わが子全員にそちら側のDNAが』という記事をお読み頂ければと思う。
◆まとめ
間もなくの裁判で、新潟地裁はこのたびの熊本地裁の判決と足並みをそろえるのか、それとも被害者にやさしかった大阪地裁の判断と足並みをそろえるのか、非常に興味深いものがある。
ご自分の神経症状を治療するためなら、殿下はいくらでも税金を投じさせるであろう。同じように、新潟水俣病の被害者らを救う判決が下ることを祈っていただきたいと思う。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『水俣病情報センター』水俣病と水銀について
・『NHK』水俣病訴訟 一部の原告にり患認めるも訴え退ける 熊本地裁
・『Yahoo!ニュース』毎日新聞』 ― 「全面棄却の言葉に耳疑った」 水俣病訴訟、原告らに怒りと落胆
・『Wikipedia』江頭 豊
・『Wikipedia』レゾナック・ホールディングス
・『wikippe』昭和電工
・『Wikipedia』安西孝之
・『YouTube』テレ東BIZ ― 即位後初めての園遊会すべて見せます!【皇室ちょっといい話】(100)(2023年5月24日)
・『エトセトラ・ジャパン』秋篠宮さまと安西孝之氏は「顔」も「手つき」もソックリ わが子全員にそちら側のDNAが現れるという皮肉