秋篠宮家の熊本・宮崎ご旅行 カピバラ騒動に悩む悠仁さまにイノシシ生贄の「神人共食」を教えたかったのでは…?

この記事をシェアする
椎葉村で秋篠宮さまは、正直なところこれが見たかったのでは…(画像は『椎葉』のスクリーンショット)』
椎葉村で秋篠宮さまは、正直なところこれが見たかったのでは…(画像は『椎葉』のスクリーンショット)』

先の記事では、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまの九州旅行が「本当だった」と仮定し、1日目の行程について検証を行ってみた。熊本空港到着から始まる五木村の観光コースを順当に回り、おそらくは、一番人気のお宿「佐倉荘」さんに宿泊。2日目以降についても、NEWSポストセブンの続報を参考に検証してみることにした。



ところが、いきなり面白い情報が舞い込んできた。NEWSポストセブンの記事にあった「古民家を移築、ジビエ料理、山菜料理、ひのき風呂」とすべてのキーワードが一致する佐倉荘さんでは、4月4日の夕方、熊本県議会議員で自民党県連総務会長のさかた孝志さんが選挙前の遊説を行ったはずだという。

4月4日の夕方、秋篠宮さまは自民党熊本県連の総務会長さんに会っておられたのかも…(画像は『Twitter』のスクリーンショット)』
4月4日の夕方、秋篠宮さまは自民党熊本県連の総務会長さんに会っておられたのかも…(画像は『Twitter』のスクリーンショット)』

しかし、その日の夜にアップされた「遊説の様子」を伝える写真に、佐倉荘さんの写真はない。

さかた孝志さんの遊説報告に「佐倉荘」のものはない(画像は『Twitter』のスクリーンショット)
さかた孝志さんの遊説報告に「佐倉荘」のものはない(画像は『Twitter』のスクリーンショット)

そもそも、ゆっくりと静かに過ごしたくて滞在した秘境のお宿に、議員が現れてスピーカーで演説をガーガーするなど、とんでもない営業妨害。さかた氏が遊説を行った先を少し前までさかのぼってみたが、旅館が選ばれた例はない。これはもう、秋篠宮ご夫妻から激励を受けるべく、ちょっと立ち寄ったとみるべきだろうか。

以下、オレンジ色の網掛けをした部分がNEWSポストセブンの記事の本文となる。

この村では、秋篠宮家御用達のはちみつを作っている養蜂場を訪れたという。秋篠宮さまと悠仁さまは、雨で足元の悪いなか、巣箱の近くまで足を運ばれたそうだ。

 

「巣箱をひっくり返したら、母親の女王蜂と、新しい女王蜂がいた。2匹を同時に見られるのは珍しいことだそうで、秋篠宮さまは何枚も写真を撮られていました。悠仁さまも感動され何度も“また来ます”とおっしゃっていました。

非常に珍しい光景に遭遇するのは、いかにも悠仁さまにありがちな現象。その都度、誰かがこっそりとセッティングしておいて、発見時に「わー、すごい!」と盛り上げているのではと疑いたくなるほど頻回だ。そこで「さすが帝王になるお方は違う」と誉めそやすことを、帝王学を授ける旅行と考えておられるのかもしれない。

 

◆神人共食の慣わしを教えたかった?

5日からの、日本3大秘境のひとつである宮崎県東臼杵郡椎葉村の旅では、焼畑農業の他に、悠仁さまに「神人共食」というナマナマしい食の儀式があることを教えたかった、とみることもできるかもしれない。

人は古来から、飲食物をともにする「会食」で地域や親族における一体感、親密な感覚を育ててきた。さらには「神人共食」という、信仰に基づいた食の習慣も。忌み嫌い、避けるべき食べ物がある一方で、神や先祖の霊とつながるとされる神聖な食べ物もあるのだ。

宮崎県の椎葉村では、人々の暮らしや農作物を荒らす鳥獣被害としてイノシシ、シカ、サル、カラス、カワウ、アオサギなどが挙げられているようだが、このなかでイノシシは豊猟祈願の生贄として祭祀でも利用されてきた。

『椎葉』というウェブサイトでは、宮崎県の山間部の神楽が狩猟民俗に支えられたものであることを紹介。どの集落でも、イノシシやシカが捕れたら山の神に捧げるとして神楽宿(神楽を舞う場所)に奉納され、「イノシシ舞」という神楽が演じられてきたという。一頭のイノシシを神前に供え、猟師が呪文を唱え、内臓を取り出したら肉片にして串刺しにし、舞い手ばかりか、集まった集落の人にもふるまわれるそうだ。

椎葉村では正直なところ、父はこれが見たいのでは…その2(画像は『椎葉』のスクリーンショット)』
秋篠宮さまは、悠仁さまにこうした光景を見せたかったのではないだろうか(画像は『椎葉』のスクリーンショット)』

なおイノシシをさばく際は、喉喉のすぐ下にナイフを入れ、ナイフとハンマーで頭蓋と環椎(椎骨のうち一番頭側の骨)をはずし、頭部を切り落とすという。これは、シロウトには想像を絶する光景に違いない。そして尾は切り落して役所に提出すると、有害鳥獣捕獲報奨金が得られるそうだ。

翌日には、五木村から車で2時間半ほどの宮崎県東臼杵郡椎葉村に移動され、以前、秋篠宮さまが行かれたことのある民宿に宿泊された。

その民宿とは、焼畑農業に古くからたずさわってきた100歳目前の「クニ子おばば」こと、椎葉クニ子さんが営んでこられた「民宿 焼畑」のことだろう。あるブロガーさんが2014年8月に泊まった際、クニ子さんが「秋篠宮さまもお泊りに」と写真を見せてくださったと紹介しておられるので、是非そちらでご確認いただきたい。



 

◆仕留めたイノシシの吊るし方に強い興味

また、そのときの椎葉村の旅について、毎日新聞は2009年2月20日にこんな記事を掲載していたようだ。ネットで拾った画像ではあるが、ご紹介してみたい。

かつての椎葉村の旅でも、仕留めたイノシシの頭に最も強い興味を示されたことがわかる
かつての椎葉村の旅で、秋篠宮さまは仕留めたイノシシの頭に最も強い興味を示されたことがわかる(画像はネットで拾ったもの)

 

秋篠宮ご夫妻と悠仁さまの私的旅行の日程は極秘とされていた。別の宮内庁関係者は「今回の旅行には秋篠宮さまの意向が色濃く反映されている」と分析する。

その通りだと思う。5日、晴れていれば椎葉村のマタギは秋篠宮さまのためにイノシシ猟をおこない、その解体や切り離した頭部をお見せすることができただろう。そして、秋篠宮さまは悠仁さまに信仰心を伴う神人共食の精神を教え、国民が思い切り眉をひそめたカピバラ食を「悪いことではないんだよ」と教えるおつもりだったとか…。

ただし、秋篠宮さまが名誉総裁を務めている『WWF』も、ヨーロッパでは合法のゾウ狩りをしたスペイン前国王が名誉総裁辞任に追い込まれ、大きな話題になっていた。さらにマタギが捕らえた四肢動物の肉は、その地域の人々がいただくからこそ有難みや意味があるということも、悠仁さまには知っておいていただきたいと思う。

 

◆面会わずか「1時間」「彼女の目を見ながら」?

先のNEWSポストセブンの記事にあった1つの文章。

「彼女は長年、焼畑農業に携わってきたかたで、民族学の専門誌でも特集されたことがある人物です。秋篠宮さまは、昨年、国立民族学博物館(大阪府吹田市)で行われた『焼畑』に関する企画展で取り上げられていた彼女に興味を持たれたのでしょう。滞在は1時間ほどで、御一行は彼女とともに散策されながら焼畑についての話をされ、悠仁さまは彼女の目を見ながらじっと耳を傾けられていました」(前出・宮内庁関係者)

 

この土地の、知る人ぞ知る90代の女性にお会いすることを望まれていたという。

下梶原地区にお住まいの嶽本キクエさん、ここでは「焼畑の農法を受け継ぐ女性」と表現されていた(画像は『online 国立民族学博物館ミュージアム・ショップ』のスクリーンショット)
「焼畑の農法を受け継ぐ女性」と表現されていた(画像は『online 国立民族学博物館ミュージアム・ショップ』のスクリーンショット)

この女性は、嶽本キクエさんでまず間違いないだろう。悠仁さまが本当に焼畑や民俗学にご興味をお持ちの場合、そのどちらにおいても貴重な知識をお持ちの高齢者にやっと面会できるとなれば、普通は1時間では済まないだろう。知りたいことをビッシリ書き込んだメモを持ち込み、相手の目を見ることすらなく聞き取ったお話をメモに書留めて東京に持ち帰る ― これが研究者となる基本的な姿勢ではないだろうか。

 

◆新たに注目される研究者たち

紀子さまが腕にそっと手を添えるGIFが出回るなど、秋篠宮家に非常に頼りにされている研究者として、今とにかく注目されているのが、以前のブータン旅行を取り仕切ったといわれている池谷和信氏だ。

小さいころから昆虫採集や植物などを観察するのが好きだったという池谷氏は、環境人類学、人文地理学を中心に、熱帯地方の狩猟採集文化や家畜飼育文化の変容について研究。東北のマタギについても詳しく、山菜取りの研究では第一人者だという。

ボツワナ・カラハリ砂漠の狩猟採集民「サン族」と共に猟をして過ごした日々について、あるインタビューで「何日も追い回し、ようやく見つけた獲物を投げ槍で刺し、逃げると走って追いかけ、やっと獲れた時の喜びといったら! 思わず涙が出そうになります」と表現しておられるほど、狩猟がお好きなようだ。

 

そして熊本県在住の「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」のメンバーで、上の嶽本キクエさんのお写真を撮影された寺嶋悠さんという女性にも、がぜん注目が集まるだろう。

4月9日、ご自身が『Facebook』で「タイMae Fah Luang大学の研究者とともに4月1日から3日まで椎葉村におり、焼畑に関する場所と人を訪ねている」ことを報告。それが民宿 焼畑であることも判明し、「椎葉村滞在はまだ続く」とつづっておられた。

なお、寺嶋さんは五木村の観光・地域づくりに大変貢献されており、国立民族学博物館の池谷和信氏の調査活動に度々協力しておられるほか、アジア開発銀行福岡NGOフォーラム(FNA)のメンバーとしては、タイのメコン川に関する日本政府の資金供与について外務省職員との協議に臨んだ経験がおありだ。秋篠宮さまも、寺嶋さんには大きな信頼を置いていることだろう。

◆まとめ:新たな興味関心…?

NEWSポストセブンの続報のシメの部分も面白い。

「悠仁さまは高校2年生。本格的に国立大学進学に備えるため、紀子さまが大内さんを招かれたのではないでしょうか。彼女のキャリアなら、悠仁さまの進学先選びに貢献できるに違いない」

 

とはいえ、進学先は悠仁さまのご意思が最優先されて然るべきだろう。今回の旅行で、新たな興味関心が刺激されただろうか

今ごろ「新たな興味関心」が湧いて、何かの研究をするなどもう遅いのではないだろうか。御父上の秋篠宮さまが長年関わってきたため、本来なら「軽々と受賞」に違いない日本学生科学賞。論文の締め切りは今年9月だ。どうもやる気が伝わってこないところをみると、やはりトンボということか…?

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参考:
『椎葉』民俗芸能 ― 狩猟生活と神楽

『国立民族学博物館』消費からみた狩猟研究の新展開――野生獣肉の流通と食文化をめぐる応用人類学的研究

『Twitter』さかた孝志

『五木村』伝統芸能 田口の太鼓踊り

『エトセトラ・ジャパン』合法のゾウ狩りでもWWF名誉総裁を解任されたスペイン国王 日本でも関係当局に苦情殺到なのでは…?

『Facebook』寺嶋 悠 友達462人

『椎葉』民族芸能 ― 狩猟生活と神楽

『玄の村長日記』椎葉村のイノシシ猟に行って来ました。

『椎葉』民族芸能 ― 狩猟生活と神楽

『NEWSポストセブン』秋篠宮さま、極秘旅行で悠仁さまに授けた帝王学「ネットで学ぶだけでなく、日本の隅々に足を運んで…」

『gooブログ』 Alla scoperta del Giappone ― Minshuku “Yakihyata”(民宿焼畑)~la protezione dei semi(種を繋ぐ)

『エトセトラ・ジャパン』秋篠宮ご夫妻と悠仁さまの熊本エコノミー旅行 2~3日目は研究者から論文の書き方を「教わった」のかも

『エトセトラ・ジャパン』秋篠宮さまが長年関与していた「日本学生科学賞」表彰式 12月24日から再びヤフコメが炎上か