不正の受付窓口はこんなにも! 不正・捏造・あやしいオーサーシップの学術論文は必ず告発される

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秋篠宮家の長男・悠仁さまが昨年、国立科学博物館研究報告A類(動物学)に発表した『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』。

学術論文としての大きなお墨付きとなる「査読」が通ったという同論文だが、昆虫の論文にしては珍しく写真撮影者の名前がなく、オスとメスを誤認したり、撮影地が芝なのにショウブ群落と表現したりと、どうにも杜撰な仕上がりだと感じる。

この論文に関し、さまざまな視点から鋭い考察を展開し、写真からオーサーシップの不自然さまで数々の疑問の声を上げてくださった埼玉県在住のSさんは、ご存じの方も多いと思うが、今月中旬、科博に対し「論文の取り下げを検討していただきたい」との申し入れを行った。

だが、秋篠宮家のご長男が筆頭著者を務めたような論文である。これには科博もたいそう困っているのであろう。Sさんに対し返信することもなく、ずっと沈黙を続けている様子だ。



そんな中、新潟県にお住まいのNさんという方からメールをいただき、論文の不正を告発する方法は複数あり、実際に告発された事例なども閲覧できることを教えられた。

以下は、国立科学博物館や文部科学省などが示している、学術論文の不正に関するウェブページである。どこも「盗用、捏造などの不正は断じて許されない」と強調している。関心がおありの方は、画像の下の「ここをクリック!」でリンク先に飛んでいただければと思う。

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■国立研究開発法人 科学技術振興機構

世界中の研究不正事案の具体例はここから(画像は『研究公正ポータル』のスクリーンショット)
世界中の研究不正事案の具体例はここから(画像は『研究公正ポータル』のスクリーンショット)

ここをクリック!『研究公正ポータル』研究不正事案

 

■国立科学博物館

科博は科学者らに、正直、誠実で、規律正しい研究者であることを求めている(画像は『国立科学博物館』のスクリーンショット)
科博は科学者らに、正直、誠実で、規律正しい研究者であることを求めている(画像は『国立科学博物館』のスクリーンショット)

ここをクリック!:『国立科学博物館』研究活動における不正防止対応マニュアル

 

■独立行政法人日本学術振興会

不正を見つけた者が告発する窓口も。学術論文とは常に真剣な世界なのだ(画像は『学術振興会』のスクリーンショット)
不正のない学術論文を。研究の世界は常に真剣だ(画像は『学術振興会』のスクリーンショット)

ここをクリック!:『日本学術振興会』不正に関する告発等受付窓口

 

■文部科学省

不適切なオーサーシップの報告も不正事案に準じた対応をとるという(画像は『文部科学省』のスクリーンショット)
不適切なオーサーシップの報告も不正事案に準じた対応をとるという(画像は『文部科学省』のスクリーンショット)

ここをクリック!:『文部科学省』科学技術・学術/不正事案の公開について

 

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もしも不正があった場合、その事例をネットで公開され、本人も関係機関もすべて実名が晒されるという恐ろしい事実。盗用、捏造や不正のない論文を執筆するためにも、正しい知識はもちろんだが、良識ある行動で調査にあたるという心がけや、正直さ、誠実さが何より求められるようだ。

この論文に関して疑問をお持ちの方、また、そうした声を上げてきたYouTuberやブロガーたち、そしてSさんの援護射撃をしたいという方は、場合によっては実名での対応を求められる可能性もあるようだが、こうした機関へのご連絡を検討してみていただければと思う。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

その他の画像および参考:
『国立科学博物館』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

『エトセトラ・ジャパン』「国立科学博物館は悠仁さまの論文の取り下げを」  数々の考察で我々を唸らせてきたSさんが勇気ある申し入れ

『エトセトラ・ジャパン』トンボ論文今度は写真No.18  オスをメスと、芝の紫色の穂をショウブと誤認で完全アウトか