「着床前診断」で自閉症スペクトラム発症率が2倍に 皇族がリスク覚悟で男児を欲しがるものだろうか

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先の記事で、アメリカで2005年秋、体外受精と代理出産を組み合わせることで「双子のl人を実母が産み、もう1人を代理母が産むという試みがなされ、現在この国では「双子を希望するなら代理母2人と契約する」と定められているということをお伝えした。

今回のテーマは、その体外受精にさらに「生検」という手間を加えた “噂の” 着床前診断(男女産み分けを含む)についてとなる。本来、神経の難病が子に遺伝するのを防ぐ目的でのみ男女産み分けが認められる着床前診断だが、秋篠宮夫妻には「それを利用して意図的に男児を授かった」という噂がある。

一方、悠仁さまの報道が増えてくるたびに、ちょっとした言動や硬すぎる表情が話題になってしまう。その着床前診断はどれほど安全なのだろうか。何しろ海外には「自然妊娠に比べ、子供が自閉症スペクトラムになる確率が約2倍以上」という報告があるようなのだ。



◆胚盤胞への「針刺し」で生検へ

体外受精に成功した胚をただちに子宮に移植するのではなく、染色体を検査して遺伝子疾患の有無を調べたり、男女を産み分けたりする着床前診断。

胚盤胞まで成長(授精後5~7日目)した受精卵に対し、どのような操作が行われるか、イメージをご理解いただくため「加藤レディスクリニック」さんのこちらの図をご紹介してみたい。

男女産み分けのための着床前診断も受精卵にこうしたことが行われる(画像は『加藤レディスクリニック』のスクリーンショット)
着床前診断では、受精卵に「生検」という行為が加わる(画像は『加藤レディスクリニック』のスクリーンショット)

 

具体的には栄養外胚葉細胞の一部を採取して、検査機関に生検を依頼。細胞を採取することで胚盤胞そのものへのダメージが心配されるほか、医療従事者における技術や経験の差も不安材料になりそうだ。

 

◆「障害リスク」にも色々ある

日本では体外受精や着床前診断のリスクというと、先天異常児の発生率ばかりに目が向けられてしまい、長期的な追跡調査が必要となる「自閉症スペクトラム障害」「注意欠陥多動性症候群」「発達遅滞」などのリスクについて大規模な調査が行われたことはないようだ。

だが体外受精に関する海外のウェブサイトに目を向けると、殆どが「顕微授精と自閉症スペクトラム障害の因果関係」について触れている。

東京都中央区にある「黒田インターナショナル・メディカルリプロダクション」さんによれば、卵子・精子、そして受精卵は培養液や顕微授精といった人工的な操作、環境にさらされることにより、遺伝子を調節する仕組みに異常が出る可能性がどうしても高くなってしまうと説明している。

 

◆米カリフォルニア州で長期大規模疫学調査

その黒田インターナショナル・メディカルリプロダクションさんは、米カリフォルニア州や台湾では、生殖補助医療と自閉症など発達障害の因果関係を大規模に調査していることに言及している。

たとえばカリフォルニア州では約590万の小児を対象に10年間もの大規模疫学調査が行われ、その結果、顕微授精を含めた生殖補助医療で生まれた子供は、自然妊娠で生まれた子供より自閉症スペクトラム障害を発症するリスクが2.49倍高いことが判明。

発達遅延も1.92倍高いとわかったが、注意欠陥多動性症候群(ADHD)は有意な差を示さなかったという。自閉症支持団体「オーティズム・スピークス」もほぼ同様の見解を示しているようだ。

なお、米国疾病予防管理センター(CDC)は「自閉症スペクトラム障害は1970年代は3000人に1人の割合で発症していたが、2014年には68人に1人にまで増加した」としている。



 

◆事前に説明されるべきリスク

2009年8月、京都大学医学部附属病院は【着床前診断の未解決な点や問題点】をまとめていた。

子どもになにか長期的な影響が出るかどうかわかっていません。着床前診断が子どもに影響を与える要因として、着床前診断をうけるすべての方にかかわる要因は体外受精と胚生検です。

 

増えるとしても、その原因が体外受精や胚生検にあるのか、受精卵やご夫婦のもともとの体質なのかなど、判断するのは難しいとされています。

 

これは、悠仁さまがお生まれになった2006年9月より3年も後の記事だが、京都大学医学部附属病院においても、着床前診断に伴うリスクは「未解決」とされていたようだ。

 

◆パーコール法は男児を作ることに不向き

実は少し前のことになるが、筆者は出版関係のお仕事をされているNさんという方から興味深いメールを頂いていた。Nさんは、パーコール法での女の子の産み分け(合法だが成功率は6~7割)を行っている有名な医師を取材したことがあるという。

ご存じのように、パーコール法は精子を遠心分離機にかけますよね。
女児になる精子のほうが重くて大きいので、一番外側に行った精子をとれば、かなりの高率で女児が生まれる上に、とても健康な子どもになると。

 

一方で、男児にしようとしたら、確実性を狙えば狙うほど真ん中に集まった軽くて頼りない精子を使うことになり、障害が出やすいと。だから、男児の産み分けは大変に危険であると言っていました。

 

なんと! 確実に男児を産みたいとなるとパーコール法ではダメだそうだ。

わずか妊娠6週にして「紀子さまが男児をご懐妊らしい」という噂が永田町を駆け巡ったのは、やはり成功率9割以上という着床前診断を望んだと考えるのが妥当であろう。

 

◆まとめ

さまざまなリスクを知らされた後、それでも着床前診断に挑むのか最終的に判断するのは夫婦である。

アメリカのリッチな夫婦なら、そこで元気の良い複数の胚を活かしてもらって複数の代理母と契約し、「スペア」を産んでもらうことも可能なのかもしれないが…。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参考:
『黒田インターナショナルメディカルリプロダクション』【顕微授精児の先天異常調査】自閉症など発達障害の確率が増加と報

『加藤レディスクリニック』着床前診断(PGT-A / PGT-SR)

『J-Stage』日本生物学的精神医学会誌 ― 生殖補助医療と発達障害の関連

『abc News』Miracle Twins Born to Two Different Moms

『京都大学』遺伝カウンセリング資料 ― 着床前診断のはなし

『エトセトラ・ジャパン』母が1人を産み別の女性が双子のもう片方を…! アメリカで2005年に試みられた体外受精の究極の手段

2件のコメント

  • おそらく、このリスクはきちんと伝えられたと思いますが、自分たちに都合の良い事しか受け付けない自難負債や前天負債、この企みを推した政府関係者、苦無帳幹部らはスルーしたのでは?
    で、生まれてみて○害が分かり、何千万も掛けた育児棟に幼い凡と育児療養担当者の人々を隔離、療養させたのでしょう。その後、この建物は解体。
    暫定父子の健康問題が分かり、何億かけて病院棟建設…血税高額浪費する価値あるのかしら?

  • この件に関しては、この様な事実は無かったものと私は思うようになりました。
    何故なら、もし事実であったなら如何なる理由があるにせよ人間の倫理観からして事実を知る当事者及び全ての関係者は人間の命の尊さを十分理解し人間としての尊厳を合わせ持たれている筈であり常識的に考え、以降の人生は深い罪の意識に苛まれ真っ当な人生を歩むことは不可能だからです。

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