【YOUR VOICE】敬宮愛子さまの初めての海外公務が、国民が願っていたヨーロッパではない理由

この記事をシェアする

敬宮愛子さまの初めての海外公務が、国民が願っていたヨーロッパで無い理由が想像出来ましたのでコメントしたいと思います。
「明治・大正・昭和天皇の生涯」平成13年6月12日発行、発行所/株式会社新人物往来社から引用します。この本は共同通信社、ジャーナリスト等多くの方々がタイトルごとに執筆されています。引用させて頂くタイトルは「大正天皇の病気と摂政就任」佐藤朝泰ジャーナリスト執筆のものです。

 

─天皇御不例と摂政設置

♢欧州外遊は、摂政就任の準備行為であり、摂政就任は事実上の皇位への就任であると書かれています

♢大正天皇は明治12年ご誕生で即位礼は大正4年11月10日ですが、既に即位前の大正3年頃から「御姿勢端整を欠き、御歩行は安定ならず…」という状態になっていたという

♢大正天皇の心身の異変で天皇の御政務にたびたび支障が出るようになり、裕仁親王(昭和天皇)の立太子礼が大正5年に行われた直後から、政府内でその対応について考え出した

♢大正8年11月8日の「原敬日記」には『…実に恐懼に絶えざる事ながら、御幼年の頃脳膜炎御悩みありたる事故、御年を召すに従て御健康に御障あり、就中御朗読ものに御支障多く、既に此間の天長節にも、簡単なる御勅語すら十分には参らず、臣下として、殊に余当局として、国家皇室の為に真に憂慮し居れり』と記述がある

♢枢密院議長山県有朋も事態の深刻さを憂慮していた。12月26日の第42回帝国議会開院式の前日になって、天皇臨御は中止、理由は「まことに遺憾であるが、数日来勅語朗読を練習したもののなにぶんにも御朗読は困難で…」と

♢国民に向けての中止理由の発表は、ただ御病気と言うわけにも重病ともいかず、結局「今秋関西方面の大演習前後より、左足部に軽微なるリュウマチの症状を起こされ…」という発表になった

♢以後大正天皇は公式行事、大正9年を迎える新年の儀式、紀元節の宴席にも姿を見せず「天皇御不例」が国民の間に広がった

 

─欧州外遊は摂政就任の準備行為

♢皇太子裕仁親王の摂政就任が具体的に動き出した。そのために裕仁親王の外遊の準備を急いだ。広く外国の空気に接し、皇統としての心構えを早急に身につける必要があったからである。大正10年渡欧の決定された

♢山県有朋元老は、摂政の設置で無く”天皇代理”でどうかの意見だったが、既に大正天皇は署名する事も難しく、摂政設置やむなしとなったが、摂政は天皇の宣布の詔勅によって就任する。つまり天皇の裁決が必要なのである。天皇御自身が病気であるという自覚がなく、もし「いやだ」と言ったら、いかに心身の状態がどうであれ、天皇が一旦決めたことは変更出来ない。原首相と元老山県の二人は、腹を切る覚悟だったという

♢結局、より詳しい天皇の症状が発表され、元老松方が、摂政設置を皇后に内奏、承諾を得、裕仁親王にも御承認を得て、皇室会議、枢密院会議で満場一致で決定された

 

以上、敬宮愛子内親王殿下が、初海外公務にヨーロッパが叶わなかったのは、皇太子そして女性天皇につながることを警戒する勢力によるものと思われます。宮内庁はまだ早いとか、ラオス外交樹立何周年とか適当な理由で誤魔化していますが。

秋篠宮さまは皇位確定の皇太弟を辞退し、暫定皇嗣になられた令和元年6月、早速東欧と北欧に外遊、これも皇太子を装い摂政の備行為である「欧州外遊もどき」のようです。トルコ訪問時には、宮内庁は皇嗣になられた一貫の行動とか説明していました。

では悠仁さまが皇太子、摂政の準備行為として欧州外遊が出来るかというと疑問です。欧州外遊を皇太子の摂政就任準備行為として見ていくと、旧宮家男子養子縁組が成立しても男児誕生、皇太子になるかどうかも未知数で、政府、政治家が拘る真意が理解出来ません。

大正天皇と同様な状況にある現代、国家国民、皇室のために真に働く政治家の少ない事に憂うばかりです。

(関西在住:Cさんより)



****************

【YOUR VOICE】について

こちらは、普段ブログをお読みいただいている皆さまに、ご参加いただけるコーナーです。

皇位継承問題、現在の皇室典範、宮内庁はココがおかしい。そしてマスコミや週刊誌の適当な報道。

「もう黙ってはいられない」「私も言いたい」といった真剣な思いを、あなたも言葉にしてみませんか?

 

【ご協力をお願いしたいこと】

 

・メールで info@etcetera-japan.com へ。件名は「YOUR VOICE」でお願いいたします。

 

・簡単なタイトルもご準備ください。

 

・ご署名はお住まいの都道府県+イニシャルや仮名、またはSNSのアカウント名をご利用下さい。

 

・卑語の使用、デモやテロなどの危険な誘導、過激な表現はお断りいたします。

 

・弊ブログとは方向性が一致しない、男系男子論などの主張はお断りいたします。

 

・謝礼などはございませんが、どうぞご了承下さい。

たくさんの方のご参加をお待ちしております。



コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA