「オツネントンボのみなさん、ちゃんと掴まってますか~??」 あれれ、中脚を交差させてるちょっと危なっかしい子が…!
今日は普段とは異なり、ちょっとだけコミカルにまいります。
秋篠宮家の長男・悠仁さまのおかげで、このところトンボという空飛ぶ美しい昆虫に魅せられてしまっている方も多いのではないでしょうか。
私もそんなひとりです。大人になっても、やはり昆虫の世界はワクワクするもの。「トンボには6本の脚がある。それらをどう使って葉、茎、枝などに止まるのか」を、超簡単にですが勉強してみました。
どこかに静かに止まって、羽を休めるトンボたち。細いもののてっぺんに止まることもあれば、葉や太い枝など平らなものに脚を広げて乗っていることもあります。体重の軽いトンボなら細い葉に止まることもできます。
まず最初に、悠仁さまが発表された『赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―』という論文のなかで紹介されたトンボの写真をご覧ください。皆さん、しっかりと掴まっていますね。後脚の使い方も上手です。
また、まっすぐ伸びた茎に、たとえ90度の角度であっても地面と水平に止まろうとするトンボたちがいます。前脚で「引き寄せ」、中脚で「しっかりと掴まり」、後脚はつっかえ棒のように「押す」。それぞれの脚が、しっかりと役目を果たしているそうです。
そして珍しいことに、シオカラトンボやヨツボシトンボなど、前脚を頸部(首)の所で折りたたみ、4本の脚だけで止まろうとするトンボもいるそうです。
彼らは前脚を歩行や掴まるためには使わないけれど、獲物を捕らえるときにはしっかりと使います。先端には感覚毛があり、獲物の味を確かめる大切な感覚器官となっているそうです。
続いては、今注目のオツネントンボの皆さんのご登場です。彼らの「止まり方」をじっくりとご覧ください。
こうして見てみると、オツネントンボがどこかに止まる際、無駄な脚など1本もないんですね。前・中脚は必ず使う、そして後脚の先がちょっとフリーに見えることはあっても、しっかりと挟んで角度を調節しているようです。
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さて、こちらが、悠仁さまのトンボ論文にあるオツネントンボの写真です。
おやおや、さらに拡大してみると、ちょっと他のトンボさんたちとは枝への掴まり方が違うみたいです。
右の後脚だと思われるAは浮いてしまっています。さらに中脚だと思われる2本は、なぜかBのところで左右が交差しているように見えます。左の眼の先に見えるのが前脚でしょうが、どうなっているのかはよくわかりません。
またトンボという生き物は、体や羽に異物が触れている状況など耐えられないと思っていましたが、この写真のオツネントンボさんは、腹から下を何か所も支えられているように見えます。
支柱となった可能性があるものに、赤い線を添えてみました。下の3本に関しては、腹に触れた部分より「先」が消えているように見えるのですが、気のせいでしょうか。
そして、トンボより手前に存在しているものを青い丸で囲んであります。トンボの危機察知能力は優れていますが、腹も背も周辺は異物だらけという状況は、果たして耐えられるのでしょうか。
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なお、日テレNEWSはYouTube動画の解説によると、「悠仁さまが2018年に撮影したオツネントンボ」は18番、問題のトンボではなくその左側だと伝えています。では19番はどなたが発見・撮影されたのでしょうか。非常に気になってまいりますね。
そういえば、この頃に撮影された貴重な映像も紹介されました。レンズキャップも開けないまま、ストラップを前に垂らしながらトンボを追いかける元気な悠仁さまが写っていました。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―
・『グッドぐんま 2』4本足に見えるトンボ
・『Wikimedia Commons』Sympecma paedisca 01.
・『Wikimedia Commons』Sympecma paedisca 03.
・『Insecta.pro』Sympecma paedisca (Brauer, 1877)
・『Natur Fotografen-Forum』Sibirische Winterlibelle (Sympecma paedisca)
・『vážky Sokolovska』Šídlatka páskovaná
・『日テレNEWS』悠仁さま 初めて学術論文を発表 赤坂御用地内の「トンボ相」について共同執筆
・『YouTube』日テレNEWS ― 【悠仁さま】撮影の絶滅危惧種のトンボ 初めて発表した学術論文に掲載
・『エトセトラ・ジャパン』「悠仁さま論文」のオツネントンボは元気に生きていたのか… 秋篠宮さまの5年前の会見がいかにも怪しい