小室眞子さんの学歴でもOKなメトロポリタン美術館の求人2つ 皇室特権か苦労覚悟のやりがい重視か…

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こういうパトロンたちのお陰で経営が成り立っているメトロポリタン美術館(画像は『MET』のスクリーンショット)
こういうパトロンたちのお陰で経営が成り立っているメトロポリタン美術館(画像は『MET』のスクリーンショット)

秋篠宮家の長女・小室眞子さんが、ニューヨークのメトロポリタン美術館(以下MET)に歓迎されている、いずれは日本美術の分野でアドバイザーを務めることも…?などと書き立てる日本の週刊誌。弊ブログの先の記事では、眞子さんが憧れのキュレーターの職を得るのはゼッタイにあり得ないという理由を示してみたが、彼女の学歴でも受け入れてくれるポジションはいくつかある。特に気になるのは、夏にも触れていた「企業スポンサー開発部アシスタント」。そして、楽しそうだが苦労は覚悟という「イベント開発部アシスタント」についてもご紹介してみたい。



東大博物館時代は週3日の非常勤だったうえ、METのキュレーター職を目指すには博士号を持っていないことがネックになる眞子さん。しかも数日前、ある読者の方から「眞子さんは結婚の前にICU大学院博士課程を退学していた」という情報もいただいた。そうなると、長いこと学問や実務から遠ざかっている印象を与えそうだ。

しかし、その割にはMETに正式に就職した、ビザの問題もクリアされたといった話題がまことしやかに流れている。これは一体なぜなのか。

「皇室に眠る超国宝級ともいわれる御物が、眞子さん受け入れの見返りとなるのでは」などと疑いながらMETの求人についてあれこれ調べていた筆者は、8月に「企業スポンサー開発部」のアシスタントという絶好のポジションを見つけ、「ここならアリかも…」と思うようになっていた。まずはこの仕事の内容についてお伝えしたい。

キュレーターもいいが、寄付金関連はよりお得意か(画像は『MET』のスクリーンショット)
キュレーターもいいが、寄付金関連はよりお得意なのでは…?(画像は『MET』のスクリーンショット)

 

■METを支える寄付者やスポンサーを探す

「企業スポンサー開発部」は、METの運営を支えるスポンサー企業を見つけ、寄付金を募り、集まったお金を適切に処理し、寄付者の名簿を作成する。

ここのアシスタントに採用されると、先方と交渉するためボスに代わって通信文、提案書や報告書を作成し、寄贈品(美術品のこと)があれば、該当する部門のキュレーターらと協力し合ってクレジットを付与する作業や展示を進める。

 

■学歴、経験やスキル

学士号を取得し、寄付金や寄贈に関する事務経験が2年以上あればOK。資質としては、大きな組織を含め、誰とも円滑なコミュニケーションがとれること、優れた判断力、礼儀正しさを備え、秘密を厳守できる人物であることが求められる。Microsoft Office (Outlook、Word、Excel、PowerPoint) を使用でき、外国語が話せればなおよいそうだ。

仮にそういった事務は苦手でも、眞子さんならスポンサー探しや寄付金集めそのものに関わることが期待できるだろう。これは公式HPで紹介されているスポンサーたちのリストだが、一部を見ただけでも日本の大企業もたっぷりと貢献している様子がわかる。

こういうパトロンたちのお陰で経営が成り立っているメトロポリタン美術館(画像は『MET』のスクリーンショット)
こういうパトロンたちのお陰で経営が成り立っているメトロポリタン美術館(画像は『MET』のスクリーンショット)

 

■福利厚生もバッチリ

年次休暇、病気休暇、美術館休館日ほかかなりの日数の有給休暇あり。通勤手当(駐車場代/公共交通機関)を支給。医療、歯科、眼科、生命の保険加入があり、医療貯蓄口座の開設が可能。税制優遇退職貯蓄プランの403(b) ほか、オプションで複数のリタイアメント・プランを提供。

さらに、出身国や祖先、人種、肌の色、宗教、性別や性的指向、年齢、心身の障害、妊娠しているか否かに関係なく、また外国人の場合、市民権・永住権・ビザのステータスといったものに関係なく、METはすべての志願者に平等な雇用の機会を提供すると添えられている。

ちなみに、この募集はすでに見当たらなくなっている。ひょっとしたら、その座を獲得したのは眞子さんなのかも…?



学歴の条件を「学士号以上」と示している求人だけを探していたところ、とてもやりがいが感じられそうな別の求人を1件みつけた。

ニューヨーク大学も10月6日付で、博物館学を専攻する学生を対象に「METのイベント開発部が、フルタイムで働いてくれるアシスタントを募集中です」と大きく紹介しているので、そちらをご覧いただきたい。

イベントに関わるアシスタントの仕事は、大変でもやりがいがあって楽しそう(画像は『NYU』のスクリーンショット)
イベントに関わるアシスタントの仕事は、大変でもやりがいがあって楽しそう(画像は『NYU』のスクリーンショット)

 

■仕事はハード、週末や夜間にも

イベント開発チームのアシスタントとして採用されると、60以上のイベントにおけるレセプション、ディナーパーティー、ワークショップなどに関わる。

寄付者を含むゲストの一覧表を作成して招待状を郵送し、参加状況を管理。各種リスト・レポートの作成、小規模イベントの設定、会議の準備、メールや電話への対応、チケット販売、外部イベントとの連携なども担当する。

なお、仕事の性質上どうしても週末や夜間の勤務も多く、それを厭わないことが採用の条件になるようだ。

 

■マルチタスクをこなし高いコミュ力も

常に機転を利かせながら上司やエグゼクティブを支え、自主的にどんどん仕事をこなしていくタイプを求めているといい、同じ時期に早い締め切りのプロジェクトをいくつも抱えることから、さまざまなプレッシャーの下でも、上手くマルチタスクをこなす能力が必要だとしている。

また、METの寄付者は社交界トップの人たちが多いため、高いコミュニケーション能力と、礼儀正しい外交的なスキルも不可欠だという。

 

■まとめ

筆者は眞子さんの就職先として、以上の2つのポジションがかなり気になっている。もしも皇室特権を生かして楽勝な人生を歩むなら、前者の「企業スポンサー開発部」のアシスタント。そして本物のやりがいを求め、大好きな美術品や展示イベントに携わりたいなら、後者の「イベント開発部」のアシスタントだろう。

せっかく一般人に降嫁(こうか)した眞子さんだ。余計なお世話だが、後者のポジションなら実力主義の社会でフルタイム労働者として働く苦労を、少しは経験されることだろう。これを機会に、国民の感覚にわずかでも近付いてみてはいかがかなと思う。



(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参照:
『THE MET』The Metropolitan Museum of Art Corporate Patrons as of May 2022

『THE MET』metmuseum.wd5 ― metmuseum/careers

『THE MET』metmuseum.wd5 ― metmuseum/careers ― Merchandise Planner

『NYU』 Museum Studies – Jobs and Internships ― Development Assistant for Events at the Metropolitan Museum of Art

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