伏せ字で書こうが実名で書こうが、結局GoogleやTwitterの「センシティブな記事」扱いに何ら変化がないとわかり、弊ブログでは秋篠宮家やそのご一族について、再び実名で記事を書かせていただくことにした。今回は長女・小室眞子さんのMET就職に関する話題となる。

眞子さんは無職、夫の圭さんは法律事務所では雑用係だと報じられながら、なぜか不思議とビザの問題にひっかからず、マンハッタンの高級アパート暮らしを楽しんでいる小室夫妻。これは、周囲のお膳立てと日本国民が納めた税金のおかげというほかないだろう。

そんな中でにわかに浮上したのが、眞子さんがついにメトロポリタン美術館（以下MET）にフルタイムの正規職員として採用されたため、ビザの問題は無事クリアされたという説だ。

ところがTwitterを中心に、「修士号でMETのキュレーターになれるとは思えない」という声がちらほら上がっている。世界に名だたるMETを目指す人の殆どが、有名な大学院で博士号を取得し、すばらしい職歴とともに満を持して志願する。そんな中で眞子さんがコネ採用されるなら、そこにどんなメリットがあるのだろうか。まさか、皇族に代々引き継がれてきた御物が手土産にされるということか。

いずれにせよキュレーターは学歴的に難しいだろが、そのアシスタントならあり。現在METのHPにその求人は見当たらないが、米国版求人サイトの『indeed』が、ニューヨークの大きな現代美術館「ソロモン・R・グッゲンハイム美術館」が出した、ほぼ同等の求人情報を掲載している。推定年俸は80,000～102,000ドル（日本円にすると1,096～1,397万円）だそうだ。

詳細については、ざっとこう示されている。

■アシスタントこそ大変
チーフ・キュレーターのアシスタントとして働き、受信メールを管理し、出張、会議、理事会のプレゼンテーション準備、イベント、スケジュール調整に関わる。Microsoft Office Suite、パワーポイントを多用。学歴は学士号以上、5年以上エグゼクティブのアシスタントを経験し、スペイン語、フランス語、北京語、またはアラビア語ができればなおよい。

■望まれる人物像
口頭および書面の優れたコミュニケーション能力と、あらゆる面に気を配れる細やかさを備えていること。正確な判断力と高いリーダーシップ、複数のプロジェクトを同時に進め、仕事の優先順位の変化に敏感に対応できる柔軟性が必要。屋外での作業、夜間、週末、祝日の勤務も厭わない人を希望。

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以上、いかがであろうか。東大博物館時代は週3日の非常勤だった元皇族の眞子さんに、多忙きわまりない大規模美術館のアシスタント・キュレーターは務まるのだろうか。

そこで、眞子さんがMETでキュレーター以外に関われる仕事はないものか、公式ホームページの求人情報欄を探ってみた。たとえばこちらはどうだろう。現在もこの求人が有効かはわからないが、METでは企業スポンサー開発部のアシスタントを募集しており、眞子さんなら事務どころか、スポンサー探しや寄付金集めそのものにも関われそうだ。

METが眞子さんのためにわざわざ設けたポジションでは…と勘繰りたくなるほど、条件が合致するこの求人情報。非常に長い説明が添えられており、抜粋するとこうなる。

■仕事の内容
一般的な通信文ほか、提案書や報告書を作成。スポンサーとなってくれる企業を見つけ、寄付金を適切に処理し、寄付者の名簿を作成する。寄贈品（美術品のこと）に関しては、該当する部門のキュレーターらと協力し合ってクレジットを付与する作業や展示を進める。

■学歴、求められる経験やスキル
学士号を取得し、寄付金や寄贈に関する事務経験を2年以上。大きな組織を含め、内外と円滑なコミュニケーションがとれること、優れた判断力、礼儀正しさを備え、秘密を厳守できる人物であること。Microsoft Office (Outlook、Word、Excel、PowerPoint) を使用でき、外国語が話せればなおよい。

■METの福利厚生
年次休暇、病気休暇、美術館休館日ほかかなりの日数の有給休暇あり。通勤手当（駐車場代／公共交通機関）を支給。医療、歯科、眼科、生命の保険加入があり、医療貯蓄口座の開設が可能。税制優遇退職貯蓄プランの403(b) ほか、オプションで複数のリタイアメント・プランを提供。

■METの採用における信念
出身国や祖先、人種、肌の色、宗教、性別や性的指向、年齢、心身の障害、妊娠しているか否かに関係なく、また外国人の場合、市民権・永住権・ビザのステータスといったものに関係なく、METはすべての志願者に平等な雇用の機会を提供する。

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以上、いかがであろうか。ビザのステータスがなんであろうと、METがここまで門戸を広げて外国籍の志願者を歓迎し、福利厚生も至れり尽くせりだとは驚いた。明記されていないが、年俸もかなりの額になると思われる。眞子さんにとって、METはまたとない理想的な職場だろう。

ただ、どの求人においても、どんな志願者についても言えることだが、高い能力を備えた志願者を抑えてコネのある者が採用されると、その職場の士気が、空気が変わることがある。居心地の良さを求めるなら本人が努力するしかない、それがニューヨークだ。

画像および参考：
『indeed』 Assistant to Chief Curator／The Solomon R. Guggenheim Museum

『MET』MET search jobs/Development Assistant for Corporate Programs [Sponsorship]

（朝比奈ゆかり／エトセトラ）