秋篠宮邸工事に45億円投じることのアホくささ その1:同額をかけた地方自治体の新庁舎はここまで立派
秋篠宮邸の改修工事に関わる総事業費は、その後の見直しだの増設だのあれやこれやで、すでにこれまで報じられてきた「44億円」どころの話ではなくなっているのだろう。母屋は金や高級大理石をやたら多用し、離れともいうべき次女・佳子さまが占拠するご仮寓所も、たいそうご立派。いずれも国民が見学できる建物でもないのに、である。一方、ネットで調べてみたところ、全国には45億円前後を投じて庁舎を新しくした自治体が多数あることがわかった。
そこで今回は、約45億円が投じられて新しくなったという、全国各地のそんな「新庁舎」を写真でご紹介してみたい。
◆総事業費が45億円前後の新庁舎たち
どの新庁舎も実に美しい建物だが、やはり中身も重要。次は新庁舎が自慢する公共のスペースについてとなる。それこそが建築士の腕の見せ所と言えるのだろう。
◆美しさと開放感の公共スペース
近年、新しくなった役所の建物は、それぞれの建築士による美学と最大限の工夫のおかげで、とにかく公共のスペースがすばらしい。図書ルーム、食堂、喫茶室、さらにシニアや子育て世代が安心して集える場などを提供し、利用者たちに大きな満足感を与えている。
◆必ず開催される住民説明会
この画像は、Google検索で「市役所 新庁舎建設 住民説明会」と入力して得られた結果である。
どこの市でも新しい庁舎を建設する際には、前もって複数の町で住民説明会を開催する。また新庁舎は違う場所に建てられることも多く、住民から土地を提供してもらう場合は、同等の代替地を準備する必要がある。新庁舎の建設というのは、何十年に1度あるかないかの一大事業なのだ。
そして総事業費は何十億円にもなる。国からの助成金はあるものの、住民が納めた税金もたっぷりと投じられるだけに、1人でも多くの住民から理解を得られるよう、職員たちは真剣そのものだと聞く。
◆まとめ:国民への説得の努力はしないの…!?
市役所の建設工事じゃあるまいし、宮様たちのお住まいに対して国民の理解だの同意だの、いちいちそんなものを求めるワケないだろ…!? その通り、国民の声など届かないところで工事はどんどん進められた。だからこそ、結果にその皇族のお考えやお人柄が現れるのだ。
こちらは2021年7月に完成した皇居・新御所に関する報道。改修工事の費用は8億7000万円だったという。国民が納めた血税の無駄遣いを嫌う今上陛下は、ご一家が住まわれる皇居・新御所の改修工事でも華美な施工を好まなかったようだ。
※ 次回その2では、秋篠宮邸の改修・増築工事に関し、一級建築士さんに伺ったお話をご紹介したいと思う。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『読売新聞オンライン』新しい秋篠宮邸、報道陣に公開…広さは改修前の2倍に
2022/11/22 23:56
・『Google検索』市 新庁舎建設 45億円
・『読売新聞オンライン』天皇ご一家の新たなお住まい、皇居・新御所を公開 2021/07/15 00:31