「四角い」なのか「シカクイ」なのか ビオトープと水辺の植物にお詳しい悠仁さまが「シカクイ」と?
先日、『悠仁さまの左耳のモノ、補聴器でないほうが実はヤバイ』という記事を書いた。そこでは、父・秋篠宮さまとともに4月6日に玉川大学の農学部を訪れた悠仁さまの様子についても触れていたが、後半の◆イヤホンからの指示も100%ではないという章では、「かなり嚙み合わない会話もあった」として、こんなことを綴っていた。
キャンパス内の農場にあるビオトープで、ふとクレソンを見つけられた秋篠宮さま。すると悠仁さまは、なぜか「これは四角いんですか?」とおっしゃった。何がどう四角いのかワケが分からない大人ふたりは、ただ水をのぞき込んで黙ってしまった。それがこちらの画像である。
それについて、「悠仁さまは植物のシカクイを見つけられたのでは?」と指摘される方があり、X(Twitter)などでも騒がしくなっていることを2名の方がメールで教えて下さった。高さが30~50㎝で、茎を折ると断面がほぼ正方形をしているため、「シカクイ(四角藺)」というそうだ。
メールは大変丁寧なもので、もし誤った情報を発信しているのであれば筆者もきちんと訂正やお詫びをしなければならない。ところが、ご連絡を下さった方々にはとても申し訳ないと思いつつも、筆者はちょっと違うことを考えてしまった。なぜかというと…。
◆言葉に詰まった学者さん
筆者はじっとその映像を見返してみて、あることに気が付いた。「これはシカクイですか?」と尋ねたとして、秋篠宮さまはともかく、玉川大学農学部の学者さんは「はい」でも「いいえ」でもなく黙ってしまい、やがて別の話題に移っていった。
水辺の湿地に生えている植物の「シカクイ」。これが本当に生息しているなら、学者さんはそう答えたはずだ。だが、おそらく生息しているのは違う植物で、そのため黙ってスルーするしかなかったのだろうと感じた。
◆シカクイの特徴
様々なウェブサイトで確認してみたところ、「シカクイ」は湿地に群生する植物で、茎が直径1㎝弱ある。角ばっているため、折って断面を楽しむなど、生えていれば必ず話題になる植物のひとつだそうだ。
そして重要なのがここ。茎の先に穂をつけ、やがて特徴的な花が付くため、葉と異なり丈夫で先端は尖っていない。むしろ根の上から茎の先端までが、ほぼ同じ太さである。
花も咲く。温かい地方で7月か8月あたりに咲くようだ。
改めて悠仁さまがご覧になっていた植物を、YouTubeのスクリーンショットでご覧いただきたい。手前に見える植物と同じであるとして、筆者の目にこれはイネ科の植物か何かに見えるのだが…。
◆質問したのが悠仁さまでなければ…
学者さんに向け、17歳の少年が「これは~ですか?」と植物の名前を挙げて質問をするのは、たとえ間違っていても的外れな質問であっても、積極的な姿勢が素晴らしいと思う。
ところが、それが悠仁さまとなると話は違う。「ビオトープに長く関心を持たれ、トンボのための生息環境を整える努力をされてきた」と頻繁に報じられている上、赤坂御用地にはいくつもの池があり、特に秋篠宮宮邸周辺の池、田んぼはトンボ採集のメッカなのだ。
であれば、水辺の湿生植物には当然お詳しいはず。図鑑も多数お持ちであろう。そんな悠仁さまが別の植物を茎が特徴的な「シカクイ」と誤認されたのであれば、ビオトープづくりにご熱心という報道は本当のことなのか。
◆まとめ
今回の件、こちら側には湿生植物に関する知識不足があり、加えて悠仁さまの側にはトンチンカンな知識があった、そんな印象である。いや、「そうはさせない」と玉川大学に動いていただくことも…!?
悠仁さまのために慌ててどこかから「シカクイ」を手に入れ、植えておけば夏には花も咲く。「これはシカクイですか?」「そうです、シカクイです」。そんなシーンを含めた別の撮影が行われるのかもしれない。
このたびの件、動画の16分24秒目あたりからご確認いただければ幸いである。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『四季の里地里山植物』水辺の夏 ~秋開花植物 シカクイ
・『西宮の湿生・水生植物』湿生植物 シカクイ
・『松江の花図鑑』シカクイ(四角藺)
・『エトセトラ・ジャパン』余計なお世話と思いつつも…その2 悠仁さまの左耳のモノ、補聴器でないほうが実はヤバイ
・『YouTube』悠仁さまに聞く「一番好きなトンボは何ですか?」陸上アワビ・ミツバチ研究・希少トンボ…自然科学に関心深く【皇室ちょっといい話】(143)(2024年4月17日)