秋篠宮家周辺を一手に請負い「留守中」も中に入って工事 清水建設は宮家の特殊事情をすべて把握か
秋篠宮家専用の事務棟/収蔵庫と呼ばれる、プレハブ2棟。2024年に完成した最新版の前の建物も含め、「プレハブ事務棟は悠仁sの住居」という説がにわかに脚光を浴びるようになった。
それ以来、筆者も宮内庁が公表している随意契約、入札、変更契約調書などを見る機会が再び増えたが、やはり気になるのは「秋篠宮家関連はお任せあれ」の清水建設である。同社と随意契約が交わされた工事はどれも、今から考えると金額が異様に高いと感じるが、宮内庁や秋篠宮家は、この会社に何か弱みでも握られているのだろうか。
◆これもそれもあれも、みんな清水建設
2023年9月、ヤフーニュース・エキスパートの篠田博之氏による『5億、11億…想像外の金額が躍る秋篠宮邸週刊誌報道と佳子さまの「決意」』という記事は本当に面白かった。
ほかの皇族のお住まいと異なり、追加、追加で小さな工事が延々と続き、まるで落ち着かない秋篠宮家。「なぜその程度の工事に、そこまで高い工事費が支払われるのだろう」「誰がそこまで大きなスペースを必要としているの?」、国民の側のそんな疑問は相変わらず膨れ上がるばかりだ。
今回参考にしたのは、宮内庁が公表している「随意規約調書」のPDF3点である。
赤坂東邸すぐ北側に平成元年に建てられた元祖プレハブ事務棟、佳子さまがお住まいだという旧ご仮寓所を造った清水建設。旧プレハブ事務棟を解体したのも清水建設で、昨年また新しく建てたプレハブ事務棟も、請負業者は清水建設であった。
ちなみに筆者は、悠仁sの「住み替え」の歴史をこんな風に推察している。Google Mapを頼りに説明させていただくと…。
1は、旧秋篠宮邸の斜め前に1歳のときに建てられた療育棟(姉二人には “養育” という言葉が使われていたが…)。2は、平成30年に建てられた元祖プレハブ事務棟2棟のうちの北側の1棟。その後これらの事務棟は解体撤去され、新しく3の2棟が昨年完成した。

◆お留守でも中に入り工事を
なぜ、赤坂御用地東地区周辺(秋篠宮邸および赤坂東邸の周辺)の建設工事というと、随意契約で清水建設ばかりが強いのか。たとえばこちらは旧ご仮寓所の建設に関する随意契約の理由である。
本工事は、事務所・収蔵庫棟ほかの改修を行うものである。本件にて工事対象となっている施設は現在御仮寓所として御使用中であり、当該施設の改修をするにあたっては、御留守中や公的行事の合間等の限られた時間内に調査及び施工を完了することが求められ、この限られた時間内に確実に施工を完了させるためには、納まり及び形状等を熟知した者に施工させる必要がある。
清水建設株式会社は、事務所・収蔵庫棟新築及び令和4年9月30日に竣工した「秋篠宮邸改修ほか工事」を施工した者であり、当該施設や今回の工事条件等に関し、安全かつ確実に実施することができる唯一の業者であるため、会計法第29条の3第4項及び予決令第102条の4第3号に基づき、同者と随意契約を締結する。
国や地方自治体のための工事は、公平性と透明性を重んじるべき。同じ条件で複数の企業に競争してもらい、特定の企業との癒着や優遇を避けるべきだが、皇族のプライバシーに限りなく近づく工事現場ゆえ、従業員たちの信頼も厚く、入札や契約の手続きにも慣れており技術力も問題ないなら、いつもの業者にお任せしようとなるのはもちろん理解できる。
だが、さまざまなことが少しずつわかってきた今となっては、清水建設くらい秋篠宮家の事情を把握している民間企業もないだろう。実は、清水建設のご機嫌を損ねないよう必死なのかもしれない。
とはいえ、出入りする職人さんたちも「なぜこんな所に内しのび曲型の有刺鉄線付きフェンスを?」、「なぜこんなところに渡り廊下を?」「ここに地下道なんて必要か?」といった感じで、いちいち首をひねりながらの作業だったのでは…?
◆その清水建設が落札に失敗
今回、そんな清水建設が入札案件にに参加し、めずらしく落札「できなかった」案件を宮内庁PDFに見つけた。
『入札・契約調書 赤坂御用地大251号建物改修工事 令和6年12月2日』の35ページ目を、スクリーンショットでご覧いただきたい。
落札したのは株式会社・新星建設。
新星建設が7,000万円の値を提示したなか、清水建設はなんとその1.6倍にもなる1億1,500万円を示していた。清水建設のこの強気な感覚は、何に基づくものだろう。
「平民がすっかりうるさくなっちゃって、清水さんと随契でってのは、ちょっとやめておきたいんだ。すまんねぇ」という会話があったかもしれないし、その代わりにとして、別の場所の目立たない案件を清水さんに用意しておくといった計らいはあったかもしれない。
◆まとめ
怖いのは、秋篠宮家のさまざまな事情をおそらく把握しているであろう清水建設が、なかなか破格の値で長年にわたり秋篠宮家関連工事を随意契約で引き受けてきたこと。もしかすると、上の数字のように平均的な工事費の6割増しが当たり前だったかもしれないのだ。
ということは、すでに70億円にもなってしまったという秋篠宮邸増改築の費用も、もしも入札公告で誠実な価格を心掛けるほかの企業と競わせていたら、半分以下で済んでいたのではないだろうか。
その余剰のお金は一体どこへ消えたのか。単に清水建設だけがぼろ儲けしたとは到底思えないのだが…。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『宮内庁』変更契約調書 赤坂御用地東地区周辺整備工事第2回変更 令和5年4月27日
・『ヤフーニュース』5億、11億…想像外の金額が躍る秋篠宮邸週刊誌報道と佳子さまの「決意」
・『宮内庁』入札・契約調書 赤坂御用地大251号建物改修工事 令和6年12月2日
・『エトセトラ・ジャパン』佳子さま占拠の10億円御仮寓所、2016年の建築申請時から「娘のための豪邸」と計画か いずれ収蔵庫になるは嘘
新星建設の主な取引先としてリストアップされているところは
「主な取引先
国土交通省 / 文部科学省 / 財務省 / 防衛省 / 農林水産省 / 厚生省 / 国立大学法人東京大学 / 国立大学法人東京工業大学 / 最高裁判所 / 東京国税局 / 独立行政法人都市再生機構 / 東京都 / 東京都住宅供給公社(JKK) / 中央区役所 / 港区役所 / 東京消防庁 / 警視庁 / 以下略」
宮内庁とも実績はありますね。秋篠宮家の欲しがるモノを提供できるからでしょう。警視庁とも実績がある点が引っかかります。
まだ随意契約の件では工事中のようすですから、251号棟を大学の教室風にでも改装し、赤坂ヘールシャムに監禁収容されながらにして、筑波大の講義をリモートで受講できるような視聴環境を急遽用意しているのでしょうか。
でもどの講義も悠仁sが理解できないレベルなら、形だけ受講できる環境にしました、というだけで、無条件で単位が出る仕掛けかな? 大学の講義の中継では、多分、初日から悠仁s全員居眠りしてしまうので、諦めて筑波大附属特別支援学校赤坂御用地内分校として利活用するしかないはずです。
とにかく一人分の学籍に、数名の悠仁sが背乗りしている奇妙な学生生活なので、全員そろって登校などできるわけもなく、ネットライブ配信授業によるしかないことはあきらかです。
長年、皇室の工事を請け負ってる清水建設が落札出来なかった時の金額を見ると何か怪しいなと思います。
あまりにも落札価格と開きがありますよね。いろんなものを加味して金額を出すのでしょう?急に他の建設会社とも近くもない金額を出しますかね?ほぼ清水建設が請け負ってきたのに?
ここにも何かあるような。いつもいつも清水建設に決まると疑われるからわざと落札価格を外したかも? 一般家庭ならずっと同じところに頼めば付き合いもあるしよく知ってもらってるから安心というのはわかります。でも、皇室工事ですから公平な落札でないといけないですよね。
まさか、落札金額を洩らしてるということは無いですね?だけど、そんなに清水建設にばかりに決まるでしょうか。皇室だから、それがわかっても問題にはならないのでしょうね。(隠すからバレない) 企業対企業ならニュースになってますね。
その清水建設、昨年度は赤字だったのに今期は一転黒字へ。大分秋篠宮家関連で儲けさせてもらったかな?
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>清水建設 [東証P] が5月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期の連結経常損益は716億円の黒字(前の期は198億円の赤字)に浮上し、26年3月期の同利益は前期比1.9%増の730億円に伸びる見通しとなった。
同時に、今期の年間配当は前期比6円増の44円に増配する方針とした。
直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比12.1%増の304億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の4.9%→5.7%に改善した。
(株探ニュース)
昨年度は苦戦
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>清水建設は、2024年3月期の連結営業損益が246億円の赤字となり、上場以来初めて通期での営業赤字を計上しました。一方、大成建設、鹿島、大林組などの他の大手ゼネコンは増収を記録しています。
清水建設の赤字の要因としては、次のようなことが挙げられます。
民間の大型建設工事のコスト高騰
建設工事が前年同期に比べ進まなかった
東京都江東区の新拠点を本格稼働させたことや賃金の引き上げによる販管費の増加
前年同期に計上した政策保有株の売却益の反動
建設業界では、原価高騰や売上低迷が赤字の主な原因として挙げられます。