日本の男系男子論はどこまで正しいのか 西村 泰一先生が英語で世界の研究者向けSNSへ
日本の皇室は、このままなら「男児が生まれたから」という理由ひとつで、皇統が秋篠宮家に移されることになる。男系男子論が強引に皇室典範に加わったのは明治時代。当時の天皇は軍隊の統帥権をも持つ状況であり、女性たちは子を産み育てるばかりで高等教育とは縁がなく、参政権もなかった時代に定められたものである。「古来からの伝統」と表現されることには疑問しかない。
それは現代においても正当なものと言えるのか、【皇室、徒然なるままに】を通じて「男系男子は女性虐待である」とも論じておられた理学博士の西村 泰一先生が、そのあたりを英文でまとめ、世界の研究者向けSNSの「ResearchGate」に投稿された旨、ご連絡をくださった。
ご投稿された『The atrocious principle of male descendants in the male line for the Chrysanthemum Throne: it is much more than mere discrimination against women.』の本文を、以下の通り原文のままご紹介させていただきたいと思う(和文が下にあり)。
The atrocious principle of male descendants in the male line for the Chrysanthemum Throne: it is much more than mere discrimination against women.
By Hirokazu NISHIMURA (Tsukuba, Japan)
Abstract:This paper discusses how the worshippers of the principle of male descendants in the male line for the Chrysanthemum Throne have made much efforts to sustain the unsustainable principle.
§1 The principle of male descendants in the male line is no longer sustainable.
The U.N. Committee on the Elimination of Discrimination against Women on Tuesday recommended that Japan revise its Imperial House Law to ensure gender equality.
The committee said the Imperial House Law, which allows only male descendants from the paternal line of the Imperial Family to become Emperor, is “contrary to the object and purpose of the Convention.
Aside from philosophical discussions between those staunchly adhering to the agnatic principle of male descendants in the male line on the one hand and those trying to get rid of it on the other, we have to say that the principle is no longer sustainable, because concubines are no longer admitted socially and the birth rate in Japan has declined steadily.
Therefore the worshippers of the principle of male descendants in the male line have to act illegally or unethically in several critical occasions, and they have really acted so, as we will see.
For genealogy of the Imperial Family, the reader is referred to the following:
∙https://www.kunaicho.go.jp/e-about/genealogy/koseizu.html
§2 Prince Fumihito, who is now considered to be the first in line to the Chrysanthemum Throne, is by no means on the expected paternal lineage..
For this, you are referred to the following:
∙https://www.researchgate.net/publication/381530687_Who_is_prince_Fumihito_the_heir_presumptive_of_the_incumbent_emperor_Naruhito_Where_does_this_alien_come_from
§3 Prince Hisahito, the son of Prince Fumihito, was artificially created using sex selection technology.
For this, you are referred to the following.
∙
https://www.researchgate.net/publication/370636918_Is_political_exploitation_of_preimplantation_genetic_testing_for_aneuploidy_PGT-A_ethical_—_The_conspiracy_of_Fumihito_the_heir_presumptive_to_the_Japanese_throne_and_his_wife_Kiko_in_the_realm_of_t
§4 Fertility harassment drove Empress Masako to develop an adjustment disorder.
Masako, who is now the empress, got married with the emperor Naruhito in 1993, when Masako was an effective diplomat with five fluent languages (Japanese, English, Russian, French and German), while Naruhito was a crown prince.
Masako was expected to modernize the Imperial House of Japan. On the contrary, fertility harassment and the like drove her to develop an adjustment disorder to be so forced in December 2003 as to enter into a life of convalescence, which continued more than a decade. In Japan, Hakuo Yanagisawa, who was then Minister of Health, Labour and Welfare, told in January 2007 that women are child-producing machines.
Naruhito, who is well known to be gentle and prudent, told at press conference in May 2004 that It is true that there were movements that denied Masako’s career up to that point and the personality that was based on it, which is called Hironomiya’s rebellion (Hironomiya is the title for Naruhito).
§5 Concluding music
We close this paper with enjoying the following music.
∙https://www.youtube.com/watch?v=nBRuhvsKml8
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(和文)
男系男子限定の皇位継承はひどい規定:単なる女性差別をはるかに超えた残酷さである
西村 泰一
要約:男系男子による皇位継承を強く推す者たちが、持続不可能な規定を維持するために、多大な努力を払ってきた様子について論考してみる。
§1 男系男子による皇位継承は、もはや持続不可能
国連の女性差別撤廃委員会は火曜日、日本政府に対し、男女平等を保障するため、皇室典範を改正するよう勧告した。
同委員会は、皇室の皇位継承権が父系の男子子孫にのみ認められるとしている皇室典範について、「条約の趣旨や目的に反している」と述べた。
男系男子派と、その見直しを訴える者との哲学的議論はさておき、側室制度はもはや社会的にも認められていない。日本の出生率は確実に低下しており、男系男子に限定する規定は、もはや「持続可能ではない」と言わざるを得ないだろう。
したがって、男系男子による継承を強く推す者たちは、いくつかの重要な場面で非倫理的ともいえる言動を見せることになる。以下のとおりである。
皇室の系譜については、以下をご参照ください。
■『宮内庁(英語版)』Genealogy of the Imperial Family
§2 現在、皇位継承順位第 1 位とされている秋篠宮文仁親王は、想像されるような父系の血統ではない
この件に関しては、以下をご参照ください。
■『ResearchGate』Who is prince Fumihito (the heir presumptive of the incumbent emperor Naruhito) ? Where does this alien come from ?
§3 文仁親王の息子である悠仁親王は、着床前診断男女産み分け技術により誕生
これについては、以下を参照してください。
■『ResearchGate』Is political exploitation of preimplantation genetic testing for aneuploidy (PGT-A) ethical ? — The conspiracy of Fumihito (the heir presumptive to the Japanese throne) and his wife Kiko in the realm of the imperial house of Japan —
§4 皇后雅子さまを適応障害に追い込んだ妊活ハラスメント
現・皇后でいらっしゃる雅子さまは、5か国語(日本語、英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語)を流暢に話す有能な外交官であった1993年、皇太子であった徳仁天皇と結婚された。
雅子さまは日本の皇室を近代化すると期待されていた。だが、それどころか男児を生むよう強く求められて適応障害を発症し、2003年12月には療養生活に入ることを余儀なくされ、それが10年以上も続いた。
日本では2007年1月、当時の厚生労働大臣であった柳沢白夫氏が「女性は子供を産む機械だ」と発言。温厚かつ発言の慎重さで知られる徳仁天皇は、2004年5月の記者会見で「雅子のキャリアや、そのことに基づいた人格を否定するような動きがあったことも事実です」と述べられ、これはその後に『浩宮の乱』と呼ばれるに至った(浩宮とは徳仁天皇の称号である)。
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西村 泰一先生がこのたびResearchGateに投稿された、『The atrocious principle of male descendants in the male line for the Chrysanthemum Throne: it is much more than mere discrimination against women.』については以上となる。
◆雅子さまの過去のご活躍ぶりに、西村先生は…
西村先生からのメールには、このように書かれていた。
第86話にせよ今回の英文の論考にせよ、個別の内容については他の方がよく論じておられるとおりです。私の独自性と呼べるものがあるとすれば、これら別々の案件が、「男系男子」というどう考えてSustainableでないものを、Sustainしようとする悪あがきという括りでとらえるべきとしている点だと思います。
雅子様に妊活ハラスメントをなさった方たちは、「男系男子」を不磨の大典と信じ、それが皇室のためだとして、いわゆる善意からなさっているんですよ。だから余計困るんですよね。こういう善意というのが一番取り扱いに困るんです。日本語には「有難迷惑」という言葉もありますが…。
雅子さまの適応障害の闘病生活も10年を超えており、宮内庁あたりに屯する男系男主義者の方は、かなり酷いことをやっていたのではないでしょうか。今度の英文の論考を作成するにあたって、闘病生活に入られる前の雅子さまの御様子を読んでいて、胸が痛くなりました。
雅子さまの心身を苦しめたものこそが、皇室における男尊女卑。「女性皇族は男児を生むことが最優先」といった歪みであったことは紛れもない事実である。
そして、もしも悠仁さまが本当に着床前診断・男女産み分け技術で誕生しておられた場合、日本でそれはまだ倫理面で認められていない特殊な医療技術であり、国民の間でも海外でも、一層真剣な議論を巻き起こすことになるように思う。
(翻訳・編集など朝比奈ゆかり:/エトセトラ)
今日11月23日付産経ネットの「週刊フジ」に、国連からの勧告に反対する葛城奈海氏のコメント記事が掲載されていました。余りにも稚拙な暴論なので、ちょっと引用してみます。
>「日本の天皇は祭祀(さいし)王です。カトリック教会のローマ法王、イスラムの聖職者、チベット仏教のダライ・ラマはすべて男性なのに、国連は女性差別だとは言いません。なぜ、日本にだけそのようにいうのですか? 世界にはさまざまな民族や信仰があり、それらは尊重されるべきです。内政干渉は許されるべきではありません」
2024(令和6)年10月14日、私はスイス・ジュネーブで開催されていた「国連女性差別撤廃委員会」にNGO枠で参加し、「皇統(父系男系)を守る国民連合の会」会長として、こうスピーチした。レバノンの委員がこう言った。
「私たちも伝統は尊重しています。日本に限らず王室のある国に同じことを言っているので平等に日本にも言っているだけです。推奨はしても、聞く聞かないは各国の自由です」その後の日本政府代表部に対する審査を経て、帰国後の10月29日、同委員会の最終見解が出された。その中には「日本の皇室典範の規定は委員会の権限の範囲外であるとする締約国の立場に留意する」という前置き付きながら、「皇室典範を改正するように勧告する」とあった。
メディアは一斉にこれを重大事のように報じたが、日本人はこの「勧告」という言葉に踊らされていないだろうか。原文は「recommend」で、「お勧めする」という程度の意味合いだ。法的拘束力もない。
にもかかわらず、日本人は半ば強制力を伴う上からの「お達し」的に受け止めている人が大半なのではないか。レバノンの委員の言葉通り、聞く聞かないを決めるのは、主権を持つ日本自身だ。<
葛城氏は、国際条約を批准することの法的意味をご存じないのでしょうか。
条約は国内法に匹敵するものであると、日本政府も事あるごとに公式見解を発表しています。日本国の議会が、同条約を批准した瞬間に、現行の皇室典範第一条は国際法上違法となった次第なのです。当然乍ら、当時の法務省は批准前に真っ先に皇室典範との抵触は検討済みであり、それでもよしとして政府が判断し署名したのですから、いまさら何を国連で演説しようが、所詮は負け犬の遠吠えに過ぎません。男系派の皆様にとっては、御愁傷さまですが。
日本は、世界に向けては「法の支配」を訴え、プーチンや習近平、金正恩の蛮行を批判していますが、そのブーメランがこれなのです。
もし葛城氏の主張するように、国際条約をあっさり無視していいのなら、核拡散防止条約を無視して、核兵器開発する国々を日本は非難できなくなります。
NPTからの脱退表明を繰り返す北朝鮮の姿と、女性天皇容認勧告を何とか無視しようと足掻く日本とでは、どちらも同じ穴の狢だろうと言われても仕方がなくなるほどに、国連からの勧告無視は恥ずかしいことです。
ちなみに記事では、葛城氏の経歴について「東京大農学部卒」とありました。
悠仁氏が今や刑法違反覚悟で裏口入学しようとしているとされる同じ東大の、しかも農学部の大先輩とは、お似合いというか、情けないというべきか。これが国連からの勧告に対する東大出身者からの反論とは、正直言葉を失います。
男系男子論の具体的問題点のご表明ありがとうございます。ところで、男系男子派の方は、逆に、遠い将来も見据えた女系女子への展開論の具体的な問題点を挙げてみませんか?2600年の神話崩壊?だけでは全く説得力がなく、下らなすぎて賛同する気になれません。時折、皇室が滅ぶと仰る方もいらっしゃいますが、どのように滅ぶ、あるいは誰がどのように滅ぼすのか、具体的に予想されるプロセスを示していただければと思いますが。敬宮様による立太子が成立すれば、皇室不要論が全国民から湧き上がるとでも仰るのですか?それぐらいしか思いつきませんが、全く信じられません。
男系男子派のみなさんは「伝統」だ「文化」だと申しますが、、、「男系男子」は中国儒教の父系中心、男尊女卑の影響ですよね?
これに染まって育った薩長の者らが明治時代に権力を持ち、さらに西洋プロイセンの猿マネをして天皇を軍の大元帥に祀りあげるために「男系男子」を「法律」にしたのです。
とは言え、これも日本史の一面である事は否定しません。
一方で、日本は女神様である天照大神を皇祖神とする国柄です。ヒミコを女王に共立したと伝わる国柄です。女性天皇も8方10代、これほど多くの女帝を推戴した国は世界史でも特筆すべきであります。
鎌倉時代の半ばぐらいまでは女性の地頭や、女性が所領を相続し養子をとることも認められていたと言います。
これも日本の国柄であります。
私は、男尊女卑によらない皇位継承ルールとする方がよほど日本人本来の心根に近く、現代の価値観とも合致した「良き道」だと確信いたします。
追伸
呆れた事に男系男子派には「万策尽きたら、女性天皇も女系天皇もオッケー!」と言う信念なき者もいるとか。文化だ伝統だと言いながら「この程度の信念」とは情けない。
「男系男子の万策尽きたら天皇制は終了」と父系重視を貫いたほうが、中国儒教の信者らしくて「男らしい」のでは?
「男系男子派」って本当に「保守派」なんでしょうか?「国体ガー」とか言いながら、戦後は媚米派でしょうか?一体何者なんでしょう。
☂百合子様の葬儀のお値段は?
2024/11/22 「ガールズ訪問/皇室まとめ回顧録」でご覧を、、
>宮内庁は、今月15日に亡くなられた三笠宮妃百合子さまの葬儀に必要な費用は約3億2500万円と発表し、22日の閣議で新たに、約3億2000万円を予備費で計上することが了解されました。
>34559. 匿名 2024/11/22(金) 10:54:43
>>34498 >>34501
傍系なのにこんなにお金使うんだね…はあ…。三笠宮家のゴタゴタを見てたら、百合子様の葬儀にこんなにお金をかける意味がわからない。正直、百合子様にがっかりしてる。もっと質素に出来ない?
(詳しくは本文で)
不信な職員募集
2024年11月22日「ブログ、ブルーサファイア」でご覧を、、
>これは某巨大掲示板で見つけた情報です。
凄い調査力です。
これは拡散したほうがいいだろうと思いまして、記事にさせていただきます。
外務省のHPです。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ila/st/pagew_000001_01021.html
男系男子に決めたのは明治の男尊女卑の悲しむべき哉負の遺産です。それこそが日本が軍国主義へと真っ逆さまに落ちて進む礎となり、国民だけでなく世界も昭和天皇にとっても辛い歴史の始まりですよ。だからこそ、男系男子は今すぐにでも撤回して直系である女性である敬宮様が皇太子になり天皇になる事が世界平和への道になるのです。