【YOUR VOICE】天皇は『御神体=器』か、それとも国民と共に歩む『存在』か?
— 男系男子派と愛子天皇を望む声の対立 —
戦後の日本において、天皇は「現人神」ではなく、国民統合の象徴として位置づけられるようになりました。私はこの新しい役割に基づき、天皇が国民と共に歩み、支え合う「存在」であることを期待しています。しかし、皇位継承をめぐる議論では、「天皇は男系男子によって血統を受け継ぐべきだ」という考えと、「天皇には資質や人柄が必要だ」という声が対立し、今も議論が続いています。
1. 男系男子派が重視する「器」としての天皇観
男系男子派の考え方では、天皇を『器』、つまり『御神体』として捉え、その中に不都合な何かが入っていたとしても、極端に言えば、それが空っぽでも、その『器』自体を神聖視するという考え方が根底にあるようです。この視点では、天皇の資質や人柄は二の次とされ、男系の血統を守ることが最優先事項とされています。
また、この背景には家父長制や男性優位の価値観が色濃く影響しています。「天皇という地位は男性が担うべきだ」という固定観念が、女性天皇や女系天皇の可能性を排除する一因となっているのです。しかし、そうした価値観は、男女平等や多様性を重んじる現代の社会とは相容れず、愛子天皇を望む国民の意識との間にギャップを生じさせていると考えます。
2. 愛子天皇を望む国民の視点
一方、多くの国民は、天皇を単なる『器』ではなく、国民に寄り添い、声に耳を傾ける『存在』として捉えています。この視点では、天皇に求めるのは資質や人柄です。そのため、誠実で親しみやすいお人柄で知られる敬宮愛子さまが次の天皇にふさわしいと考えているのです。
敬宮さまを次期天皇として望む声は、性別に関係なく、適切な資質を持つ人が皇位を担うべきだという考えに基づいています。この考え方は、現代社会で進む男女平等の価値観とも一致しており、皇室と国民の関係をより深くする可能性を秘めていると思います。
3. 『器』としての天皇観がもたらす問題
天皇を「器」として捉える考え方は、いくつかの課題を浮き彫りにしています。家父長制や男性優位の価値観が女性天皇や女系天皇の可能性を否定し、現代の社会価値観と調和していない点がその一例です。このような価値観の固定化は、天皇に対する国民の期待や信頼との間に溝を広げています。
さらに、秋篠宮家を巡る一連の問題が、皇室全体の信頼性を揺るがしています。すでに60億円にも及んだといわれる宮邸2棟の増改築工事といった不透明な公費の使途や、進学過程を巡る疑念といった問題が指摘される中で、それでもなお『男系男子』であることを優先する姿勢は、国民の不信感を高めています。この状況が続けば、「皇室は令和で終わればよい」といった極端な意見に繋がる可能性も否定できません。
4. 皇室の未来と国民の願い
敬宮さまの即位を望む声が広がる背景には、天皇が「国民と共に生き、寄り添う存在であってほしい」という国民の願いがあります。この願いは、男女平等や多様性を尊重する現代社会の価値観とも深く結びついています。
もちろん、日本の伝統を守ることも重要です。しかし、伝統はただ固守するものではなく、時代に合わせて柔軟に変化し、未来に適応していくものではないでしょうか。敬宮さまの即位は、このバランスを実現する一歩となる可能性を秘めています。
天皇を『器』として捉える男系男子派の視点と、天皇を国民と共に歩む『存在』として捉え、敬宮愛子さまを支持する国民の声には、皇位継承に対する根本的な価値観の違いがあります。しかし、伝統を尊重しながらも、現代の価値観に即した改革を進めることは十分に可能であり、それこそが皇室の未来を形作る鍵となるでしょう。
敬宮さまの即位が、皇室と国民の絆をさらに深め、日本の未来を明るく照らす大きな一歩となることを心から願います。
※ 詳しく解説した動画を、YouTubeチャンネル/もぐぞうの「皇室トリビア探訪」にて公開しています。
(YouTube/皇室かわら版売り:もぐぞう)
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「器」論はカルトですね。
許容範囲外ではないでしょうか?
敬宮殿下の立太子を心から願っています。天皇ご一家で国民に寄り添って頂き、私達国民の心の安寧を何より祈っております。
ですが、百合子様のご葬儀にかかる費用が発表され、劣化した道路の補修まで入れると三億超え。身内の葬式をあげたものとして、
お葬式は自身のおうちで費用を出すのが筋では無いでしょうか。
相続の手続きもやりましたが、
お葬式費用は故人の財産から出すことが出来ます。
国費で支出すると決めたそうですが、で、あるならば皇族費を使わず残ってしまったものは国庫に返納するとか。
故人が百合子様ですので、こんな事は言いたくは無いのですが、
私的に活動し海外に出向く姉妹、京都にマンションまで購入して住まっている長女の方……そんなお金にまつわる話を聞くにつけ、葬式代は出さず、財産分与は法に則って、とかおかしくないのでしょうか。
これから先執り行われるであろうカタカタ、果たしていくら費用が計上されるのか、もう、いい加減にして欲しい、と叫びたくなります。
そして、こんなに好き勝手する皇族ばかりなら、段々と皇室は要らない、仕事もしない971など解体して欲しい、と思うようになってます。
戦前は天皇を含む皇族は、軍務についていた。
ノブレス・オブリージュ – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5
日本においても、第二次世界大戦前の皇族や王公族の男子は、国民皆兵からノブレス・オブリージュの精神により率先して日本軍の軍務(近衛師団など)に就くことになっていた[7]。戦死したり、戦病死した者も出ており、特に北白川宮家は三代にわたり戦死や陣没で死亡している[8]。日露戦争では、閑院宮載仁親王が騎兵第2旅団長として出征し、最前線でロシア帝国陸軍と戦っている。そのほか、同戦争では伏見宮博恭王が連合艦隊旗艦「三笠」分隊長として黄海海戦に参加し、戦傷を負った。艦長や艦隊司令長官を務めるなど、皇族出身の軍人の中では実戦経験が豊富であり、「伏見軍令部総長宮(ふしみぐんれいぶそうちょうのみや)」と呼称される。三笠宮崇仁親王も陸軍将校「若杉参謀大尉」として、中国戦線の支那派遣軍に従軍している(終戦時は大本営で少佐)。ただ、入隊した皇族の待遇は一般の将校や兵士とは別格であることが多く、たとえば広島県江田島の海軍兵学校にあった高松宮宣仁親王の宿舎は「御殿」と呼ばれていた[9]。また、皇族女子も日本赤十字社などの機関において貢献することが求められた。皇族や王公族ほどではないが華族男子もノブレス・オブリージュの精神に基づき、なるべく軍務につくことが求められた[9]。
戦後は、天皇以外は憲法で定められた公務以外は法的な根拠がありません。
軍務という具体的な仕事がなくなり仕事の自由は増えましたが、各種団体とのつながりからお車代などで収入を得るなど利己的な人がいるようです。
皇族に一番大事なのは、インテグリティ(Integrity:正確なニュアンスを訳せる単語がないため、「誠実・真摯・高潔」に近い概念を表す言葉)だと思う。
インテグリティの定義を逆説的に述べようと試みました。ドラッカー氏は、インテグリティが欠けている人の特徴として、以下のような例を挙げています。
・冷笑家
・有能な部下を恐れる者
・人格よりも頭脳を重視する者
・自分の仕事に高い基準を定めない者
・人の強みではなく弱みに焦点を当てる者
・「何が正しいか」よりも「誰が正しいか」に関心をもつ者
https://saiyo.employment.en-japan.com/blog/meaning-of-Integrity
成功した経営者は、インテグリティを意識して利他的に、日本や世界に貢献したいと考えているから尊敬される。
一部の皇族は、自分と家族の利益のみ考える(インテグリティが欠けている)から批判されるのです。
国民を不快にする皇族は、外部から強制指導し、改善されるまではペナルティを課すなどが必要だと思う。