講書始の敬宮さまのドレス・宮内庁の「強い青」に負けなかった「白」 もしや天照大御神が…

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先に行われた講書始の儀で、メディアによって敬宮さまが着用されたドレスの色が全く違って見えることについて、昨日こちらで『宮内庁とメディア数社が画像に青みを追加か』という記事を書いてみた。

その後、ありがたいことに読者様からコメント、メール、メッセージを多数頂戴し、さらに様々なことがわかってきた。画像、映像の色は温度、明度、彩度、色調ほかあらゆる編集が可能らしいが、もしも「誰にも他意はなかった」としたら…?



◆「そのドレスは2023年にも」との情報

まずは、3名の方が「そのドレスは2023年12月、上皇さまが90歳になられたお祝いのご挨拶でも着用されていた」といった情報を寄せてくださった。

調べてみると、FNNプライムオンラインの『【速報】愛子さま、淡い水色の装いに帽子姿で笑顔…お祝いの挨拶へ 上皇さま90歳卒寿の誕生日 歴代天皇で初の90代』という記事に、車の後部座席から笑顔で手を振っておられる敬宮さまのドレスの襟元とお帽子が、まさに同じ形に見えた。

 

このドレスのデザイン、帽子は同じものであろう(画像は『FNNプライムオンライン』のスクリーンショット)
このドレスのデザイン、帽子は同じものであろう(画像は『FNNプライムオンライン』のスクリーンショット)

 

ただし、今回伝えられているような「淡いミントグリーン」ではなく「淡い水色」とあり、筆者個人としては、氷山(の白い部分)の色とそっくりだと感じた。それを「アイスブルー」と表現しておられる方もいる。

 

◆専門的な知識も寄せられる

そして、専門家さんとみられる方々からも、とても勉強になるコメントをブログ記事に頂戴した。

■匿名さんより

カメラマン的にみて、松の間のライティングは最悪です。
全体的に暗く、外光の入り方も限定的で、何しろ雅子さまや愛子さまの肌色が綺麗に撮れない。

 

ここは外交官への信任状捧呈式も行われる国事行為の重要な舞台です。外光を入れるなら、外光の色温度と同じ照明になるよう、色温度調光装置のついたLEDにし、全体的にもっと明るくした方がいいです。省エネといっては暗くしたがる役所ですが、天皇皇后陛下と愛子さまがお出ましになる場所がどんよりと曇ったような色彩では、お姿が映えません。

 

秋篠宮家の普請には、何十億円と予算をとっているのに、陛下の国事行為に関わる舞台がこれでは情けないです。見て子さまが、嫉妬するから遠慮しているのだとしたらとんでもない話です。特別な技術やストロボなしで、愛子さまのお姿が生き生きと撮れるような照明システムに改修して頂きたいです。

 

それにしても、愛子さまを映えなくさせようと、色温度を調整させ、故意に青っぽく変色させていたとすると、宮内庁広報部も相当芸が細かいといえます。
実際に愛子さまがどのような色のお召し物だったかは、近日中に出版されるであろう女性誌のグラビアをみないとわからないですね。

 

これとは別に、スクショをWEBに掲載すると、HDRのオンオフで色や明るさが大きく変化してしまう現象があります。どのようなPC環境なのかがわかりませんが以下のサイトを御参考までに。

 

■匿名さんより

ホワイトバランスのせいもあると思います。わかりやすいのが最後の宮内庁インスタです。宮内庁インスタはスマホで撮った感じです。

 

まずPCのモニターを6500kに設定して、輝度もそこそこ上げてください。そのうえで宮内庁インスタ写真の背景壁の色の変化を右から左へ眺めると、廊下に面していて、外光がより強く差し込む右側の壁にはブルーがかかっています。これが左へゆくにつれ、段々赤っぽくなり、宮内庁撮影写真では完全な白部分はありません。(ちゃんとホワイトバランスがとれていない)

 

宮内庁はオートホワイトバランスで撮影したのでしょう。

 

代表取材による毎日新聞提供写真・雅子さま衣装部分に注目すると、外光が混じるスーツ上部は濃い青なのに、机で外光が遮られている手許部分だけは紫に近い色が出ていて、おそらくこれが本当の色だったはずです。

 

同じことが愛子さまの衣装の色でも起きていたはずです。紫が青に変化するくらい、廊下からの外光が雅子さまの衣装の色再現の邪魔をしているので、愛子さまの衣装も当然かなり青っぽくみえているのだと思われます。住宅室内照明用の人工光の色温度(2400から3500K)と晴天の戸外(6500K)では相当違います。

参考サイト https://e-dnl.jp/media/a199

 

このサイト中、2400-3500k(ケルビン)の住宅例をみると、室内に色温度を合わせると、外は青白く写ることがわかります。同じ事が愛子さまの衣装や雅子さまの衣装で起きていたのでは?というのが、私の見解です。

 

■匿名さんより

ホワイトバランスをマニュアルでとったか、とらないか?
まず経験的にテレビでは、緊急撮影でもない限り、撮影開始前にグレー画面を一杯に写し、ホワイトバランスをとります。

 

会場内はミックス光線の可能性が高く、外からの太陽光と、室内のLED光か蛍光灯光が混じると綺麗に撮影できないので、おそらくテレビカメラマンは皇族方入場前に陛下の位置にグレー板を置いてホワイトをとっているはずです。(アマチュアも愛用する「銀一シルクグレーカード」なんて商品がありますが)
この写真でみると、廊下から松の間へ太陽光がかなり入り込んできていますね。
https://mainichi.jp/graphs/20250110/mpj/00m/040/085000f/20250110mpj00m040083000p

 

また講演者の白髪や背中がブルーになっていて、テーブルクロスにもブルーが廊下側にだけ乗っているのがわかります。これは室内光に合わせてホワイトをとっているためです。https://mainichi.jp/graphs/20250110/mpj/00m/040/085000f/20250110mpj00m040082000p

 

ところが、それでは合わない部分もあって、部屋の背景である白壁には暖色系の色が乗っています。テレビがおおむね愛子さまの衣装を正確に撮影しているのは、陛下中心にホワイトバランスをとっていたからです。

 

ところが、スチールカメラマンは、ミックス光線ならば自動ホワイトバランスの方がいいという人が多く、とりわけ報道ではとにかく写ってさえいればいい、の世界。アイドル撮影とはちがい、どうせRAWで撮って、後から補正すればいいと分かっているので、テレビカメラマンよりも安易にホワイトバランスを考えがちなのです。

 

新聞系、宮内庁インスタでの壁面はほぼ白に見え、テレビとは色合いが明らかに異なりますね。これはオートで撮影したので、背景部分でホワイトをとってしまい、雅子さまや愛子さまの着席位置にはおそらく外光が混じって当たっていたので、その分狂ったものとみられるのです。

 

仮にですが、広間の照明が蛍光灯だったとして、ホワイトバランスを背景白壁でとり、実際は外光だけでそのまま撮影すると酷く青みがかった写真になります。この人工光線と外光線のバランスが狂うだけでも、愛子さまの衣装は完全な白ではなくなるのです。

 

本来なら愛子さまがご入場になったあとで、もう一度衣装でホワイトを取り直すといいのですが、反射率が高い生地なので、これまたグレー板でとるようにはゆかず、結局編集部で適当に調整したか、自動調整にしたので狂ってきたか、です。

 

◆どのメディアも他意はなかったとしたら…

先の記事で紹介した日経、読売、毎日新聞が掲載した写真は、色の強調はあったように思うが、淡いミントグリーンという意味では実際の敬宮さまのドレスに最も近かったのだろう。

そして、メディア数社の画像や映像は、ドレスの色がパールホワイトにしか見えず、敬宮さまのお姿に「娘の孝謙天皇」「白い礼服」のテロップを重ねてくれたANN NEWSの映像には、正直心が躍った。



ただ、彼らがウケを意識して白に見せてくれたわけではなく、オート補正機能などで白が効いただけなのだとしたら…? ブログには、こんなコメントも寄せられた。

 

■野萩さんより

今回の敬宮殿下は、以前もお召しになっていた淡い青系のドレスだと思います。光の加減等でたまたま白く写ってしまっただけで、「淡いミントグリーン」という見出しは誤りではないと思います。

 

ただ、女性天皇が白い服装だったという講義に合わせるように、様々な媒体が「お召し物が白く見える敬宮殿下」を映し出していることは、ただの偶然と言ってしまっていいのか疑問です。

 

お伊勢参りでの陽射しや「敬宮晴れ」と言っていいんじゃないかと思える程の晴れ確率。成年の日のガラスはまるで金屏風のように輝き、今回のお召し物は白く映る。天照大神が「彼女こそ次代」と示しているようです。

 

今年は国際親善の役割も担いそうな敬宮殿下。更なる飛躍の一年となることをお祈り申し上げます。

 

◆画像販売業者「gettyimages」のリストをチェック

今回最後まで理解に苦しんだのが、残念ながら宮内庁のインスタグラムである。

画像や映像の色の編集は、顔色が悪く見える、全体が暗く見えるなどのときは「補正」をするものなのだろう。だが、進講者の机の「演台掛け」や女性たちのお召し物の色が、ことごとく変わって見えるほどの「加工」はしてほしくない。

講書始の儀はこれまで、どんな色で人々に伝えられてきたのか、今年の宮内庁が発表したものと比較してみたくなった。下は、画像販売業者「gettyimages」の画像リストで「New Year lecture at the imperial palace」を検索して得られた4年分の画像(の一部)だが、演台掛けの色はこれらがオリジナルなのであろう。

 

 

下は、宮内庁がインスタグラムにアップしたばかりの令和7年の写真である。敬宮愛子さま(皇族・前列右から3人目)のドレスを「白い」と言う人はいないだろう。おまけに、進講者・武田佐知子氏のお着物まで水色に変わっている。これはやりすぎ、失礼ではないだろうか。

 

完全に青がかって見えた敬宮愛子さまのドレス。ただし武田氏のお着物まで色が変わってしまった(画像は『宮内庁Instagram』のスクリーンショット)
完全に青がかって見えた敬宮愛子さまのドレス。おまけに、武田氏のお着物まで色が変わってしまった(画像は『宮内庁Instagram』のスクリーンショット)



◆まとめ

広報の人員と予算をこれでもかこれでもかと増やし、今年は秋篠宮家のPRにも力を注ぐという宮内庁。新年早々、どうにも呆れるような画像加工を行ってしまったようだ。

そういえば、悠仁さまの『赤坂御用地のトンボ相』論文も画像の捏造疑惑が複数あがっているが、「異様な強調」がなされてボロが出た画像も少なくない。下は、同論文の画像No.66「アキアカネの羽化」。翅の力強さ、右後ろの翅の付け根部分が扇子の要のように閉じていないことに、シロウトの私でもめんくらってしまった。

 

悠仁さまの論文に出てくるアキアカネ(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)
『赤坂御用地のトンボ相』論文・画像No.66「アキアカネ羽化」(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)

 

羽化したての本物のアキアカネはこちら。長野県のMKさんが送ってくださった画像からは、みずみずしさや翅の脆さが伝わってくる。

 

 

筆者の今の気持ち、ほぼ100%そのままを代弁してくださるようなコメントを頂戴したので、最後にそちらを紹介させていただきたいと思う。

■日出処の民さんより

私もパールホワイトにしか見えません。講義内容と敬宮様のお姿のあまりの一致に激怒したどなたかの指示により、写真が修正されてしまったのでしょうか。いえ、これは修正などと表現しては甘すぎます。トンボ論文の画像と同じく「捏造」そのものではないでしょうか。しかも宮内庁のインスタグラムがその程度が一番酷いとは。

 

多分これまでも種々のこの種の「修正」が同庁により行われて来たことを疑わない訳にはいきません。

 

ご指摘の通り、全てのものが青方向に振れています。演台掛けはどちらかと言えば紫ですし、ペールグリーンの承子様のドレスも敬宮様と近いブルー系に見えてしまっています。武田名誉教授のお着物は私の目にはペールピンクに見えますが、それがペールブルーになってしまっています。この場にいらっしゃる全ての方々に対し、大変失礼ではないでしょうか。

 

この講義内容を選んだことに対しては宮内庁を評価できますが、それを一転させるようなこの捏造。恐らくこれは宮内庁のせめぎ合う二つの勢力の象徴なのかもしれませんそしてこのせめぎ合いは今や日本のあらゆる界隈に及ぼうとしているのかもしれません。

 

日本の浄化と敬宮様立太子の一日でも早い実現を祈らずにはいられません。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『FNNプライムオンライン』【速報】愛子さま、淡い水色の装いに帽子姿で笑顔…お祝いの挨拶へ 上皇さま90歳卒寿の誕生日 歴代天皇で初の90代

『gettyimages』New Year lecture at the imperial palace

『Instagram』宮内庁 ― 令和7年1月10日(金)、宮殿において、講書始の儀が行われました。

『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

『エトセトラ・ジャパン』講書始「娘の孝謙天皇」と重なる敬宮さまの白いドレス 宮内庁とメディア数社が画像に青みを追加か


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