UPDATE【YOUR VOICE】皇后陛下雅子さま英国ご訪問中のレースのお召し物について
天皇皇后両陛下のご訪英に際して、服装について目くじら立てて批判する輩がまた出てまいりましたが、全くそれが的を得ていないことについて、どうしてもお伝えしたいと思います。
皇后陛下雅子さまが着ておられたこのコートについて、「ケミカルレースで安っぽい」「パイピングがない」などと言う方がおりますが、アンティークレースが好きな私には、このレースはケミカルレースではなく、リバーレースのように見えます。
リバーレースとは昔のとても高価な、城が買えるほどと言われた手編みのボビンレースを、機械で編めるよう開発された、とても高級なレースのことです。
そして、そのリバーレースの主な産地なのですが、日本にも工場はあるようですが、フランスやイギリスが主な産地です。このお召し物はもしかすると、イギリスで作られた高級リバーレースをふんだんに使った、イギリスを大変意識されたお召し物かもしれません。
ケミカルレースを調べると下の画像のように、模様のふちがゴツゴツと盛り上がっているものが出てきます。布の上に刺繍をして、その布を溶かして作るから盛り上がった厚みのあるレースになるそうです。
しかし、雅子さまのお召し物はとても薄く繊細で、なおかつ模様の部分はしっかりと細かく編まれている印象を受けます。これはやはり、つくりがリバーレースにかなり似ているのではないでしょうか。
また、リバーレースはボビンレースより安価とはいえど、職人技の詰まったとても貴重なもので、レースの端の所まで模様が施されています。端までしっかりと模様をデザインし編み込むので、切りっぱなしでほつれることもなく、パイピングをしなくても何ら問題がないのです。
逆に端を切ってしまえば、そこからほつれて端の処理が大変になりますし、端まで使われることを考えた元のレースのデザインが台無しになってしまいます。ですから、雅子さまはレースの良さを最大限に活かした、なるべくハサミを入れないデザインになさったのだと思います。
そして、もしもこのレースが英国製であれば、相手の国に最大限のリスペクトを込めた素晴らしいお召し物だったということになります。
何より、ここまで華やかな総レースの白いお召し物が似合う方は、このご年齢のモデルさんでもなかなかいらっしゃらないのです。私は国際親善のお姿も素晴らしい雅子さまに、この美しく優雅なお召し物がとても似合っていると思いました。
※UPDATE=以下の通り、追加の情報をいただきました。
••┈┈┈┈••✼✼✼••┈┈┈┈••
リバーレースについて調べたところ、イギリスにクルーニーレースという会社があるそうです。『ノッティンガム・ポスト』の記事によると、ダイアナ元妃やキャサリン妃のウェディングドレスのレースをつくった老舗で、同社のFacebookにあるその他の写真なども見たところ、雅子さまのお召し物のレースに編み方が似ている気がします。
参考:
・『Nottingham Post』They made lace for Diana and Kate’s dresses – so will Ilkeston firm do the same for Meghan?
・『Facebook』Cluny Lace
••┈┈┈┈••✼✼✼••┈┈┈┈••
(東京都在住:KSさんより)
****************
【YOUR VOICE】について
こちらは、普段ブログをお読みいただいている皆さまに、ご参加いただけるコーナーです。
皇位継承問題、現在の皇室典範、宮内庁はココがおかしい。そしてマスコミや週刊誌の適当な報道。
「もう黙ってはいられない」「私も言いたい」といった真剣な思いを、あなたも言葉にしてみませんか?
【ご協力をお願いしたいこと】
・メールで info@etcetera-japan.com へ。件名は「YOUR VOICE」でお願いいたします。
・簡単なタイトルもご準備ください。
・ご署名はお住まいの都道府県+イニシャルや仮名、またはSNSのアカウント名をご利用下さい。
・卑語の使用、デモやテロなどの危険な誘導、過激な表現はお断りいたします。
・弊ブログとは方向性が一致しない、男系男子論などの主張はお断りいたします。
・謝礼などはございませんが、どうぞご了承下さい。
たくさんの方のご参加をお待ちしております。
映像とインスタでウィリアム皇太子との3ショットが披露された時にレースと分かり、思わず画面拡大してガン見しました。
素敵なお召し物で、繊細で爽やかかつ、華麗さも併せ持ち、見事な選択ですね。
前天夫人の、自己アピールするだけの高価なオートクチュール衣装とは違い、カミラ妃と打ち合わせして色味を吟味されたのでしょう。
今回の訪英の主役は、この式典でガンからの回復をアピールするチャールズ国王陛下と主賓である天皇陛下なので、無理繰りお召し物の色味やデザインで目立つ必要は無いです。が、日本を代表してのお立場も考えたら、貧相なモノは不可。
適切な選択でした。
皇后陛下のこのレースのお召し物を拝見した時、ウエディングドレスに見え、皇后陛下は花嫁さんかと思ってしまいました。
とても美しく、皇后陛下がお召になると華やかで、よくお似合いでした。
このお召し物にまでいちゃもんつける方々はどんな方なのでしょう。
私も視力は悪いしその他病気も抱えておりますが、光り輝いておられましたよ。
え?服装にまで目くじらを立てた人が居るのですか?
それは知りませんでした。
ただ、英国側と話し合いをされたとは聞きました。
カミラ王妃の横に並ばれる事が多いでしょうからふたりで映された時を考えられたのでしょうね。
白いお洋服が多かったように思いました。
海外に行かれるのですからどこかの宮家のかたのようにプチプラというわけにはいきませんね。
TPOを考えないと。
一つ作ったら着回ししてるように見えるよう少しデザインを変えて3着作られるかたとは違います。
良いものを長くですね。