【YOUR VOICE】直径1mmの受精卵に針刺しなんて… 胎児がリンゴ大になってからの「羊水検査」でも場所が悪ければ命に影響 

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※ こちらは7月22日付の記事『着床前診断技術かなり進歩もいまだ失敗例が 18年前の「男女産み分け」はかなり無茶をした?』に対し、ある読者さまから頂戴したコメントです。針刺し行為が伴う着床前や出生前の検査は、当然それなりのリスクがありますが、そんななか、知人のお話を紹介してくださいました。

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>着床前診断技術かなり進歩もいまだ失敗例が 18年前の「男女産み分け」はかなり無茶をした?

ある方が、出生前診断の羊水検査を受けたといい、産まれて来たお子さんの身体に針を刺した痕の傷が残っていた痕跡があったそうです。高齢出産の為に検査をされたのですが、此の検査自体にもリスクがあり、刺した場所が悪ければ生まれてくる子供にも影響があります。

 

流産のリスクは300件に1件。その他のリスクもある(画像は『日本産婦人科医会』のスクリーンショット)
流産のリスクは300件に1件。出血、破水、感染症といったリスクもある(画像は『日本産婦人科医会』のスクリーンショット)

 

以下、八重洲セム・クリニックさんのホームページからの引用となります。

染色体異常の有無を確認する出生前診断を受ける理由は人によってさまざまです。

 

例えば「不妊治療の末に授かった子どもなので、出来るだけ事前に準備しておきたい」「高齢出産はダウン症の可能性が高いと聞いたので、なるべく早く検査しておきたい」「妊婦健診での超音波検査で首の後ろのむくみを指摘されたので、安心して出産を迎えたい」などです。

 

出生前診断の中でもよく知られているのは、羊水検査です。羊水検査は、子どもの状態を知ることで迎える準備を進めることができる一方で、安易な妊娠中絶を助長するなどの厳しい意見もあることも事実です。

 

妊婦さんは、羊水検査陽性の結果を受け取った場合、産みたい、家庭の状況的に産めないなど矛盾した気持ちの中で葛藤します。

 

羊水検査は、通常15週〜16週以降に行われるため、羊水検査を受検した方全員が中期中絶の方法を用いることになります。体に大きく負担のかかる方法なので、何日間か入院する可能性もあります。麻酔をするため痛みはありません。

 

妊娠12週以降の人工妊娠中絶は、正確に言えば人工死産になります。法律上、手術後7日以内に死産届を提出し、埋葬許可書を役所から受け取り、埋葬する必要があります。提出期間を過ぎると理由書が必要になり、場合によっては罰金を払う可能性もありますので、気持ちはお辛いと思いますが、早めに提出しましょう。

 

羊水検査とは胎児細胞が含まれている羊水を採取し、その後、胎児細胞を培養、顕微鏡で分析する検査です。

 

検査対象は染色体異常全般です。精度はほぼ100%と高い確定診断ですが、羊水を採取する際、お腹に羊水穿刺針を刺す影響で、流産(0.3%の確率)や破水、子宮内感染症などのリスクが伴う検査です。

 

参考:『八重洲セムクリニック』全ての妊婦さんに知って欲しい>羊水検査の結果と妊娠中絶について

 

妊娠16~17週は殆どの赤ちゃんにお腹の中で動く「胎動」が見られ、お母さんは命が確実に育っていることを実感します。検査は任意かつ自己責任で行われ、結果が届くのはさらにその2~3週間後となり、異常が判明した時にもゆっくりと悩んでいる暇はないようです。

ちなみにその頃の赤ちゃんの大きさは、身長約11~12cmで「リンゴくらい」と表現されています。中絶した場合に「元気に動いているわが子の命を摘み取ってしまった」という自責の念にとらわれる女性は多く、ダメージは大きいため、知人はお薦めできないと話していました。

 

かといって、男女産み分けを含む出生前診断は、直径1mmとも言われる受精卵に針を差して検査が行われます。どれほどの危険が伴うか、想像すらできません。

(コメント欄:匿名さんより)

画像引用元:『日本産婦人科医会』15.超音波検査と染色体検査との関連(出生前診断について)



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2件のコメント

  • 羊水検査もNIPTも受精卵が子宮に着床してから施行する検査ですね。受精卵の段階で性別を知り確実に男児のものを子宮に戻したいとなると、匿名さんが本文でご紹介くださっているような方法しかないのでは、と考えます。胎児に対してどれほどのリスクを冒すことになるかを鑑みれば、この方法による産み分けを希望する患者さんはよほど事情がある方に限られそうですね。

  • 現在は羊水検査のような受精卵への侵襲リスクを伴わない比較的安全なNIPTと呼ばれる検査で、より簡便に胎児の性別や何種類かの染色体異常が判るようになりました。

    しかしそれはごく近年のことで、18年前は普及していなかったと思われます。男児を得たいあまり躍起になって、お書きの如く受精卵の段階でかなり無茶されたかもしれませんね。

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