【YOUR VOICE】「雅子さんのことは一生全力でお守りします」の重さ
昭和天皇は敗戦後、戦争の責任を負い、命をかけてマッカーサーと会見された。
前天皇がどれほどの思いでその御父上を見ていたかは知りません。その重さを理解するには、前天皇に歴史を俯瞰する力が必要だと思うからです。
賢明な徳仁天皇は、ご自分が背負わされた運命を理解していくとき、昭和天皇の歴史をご自分のこととして認識されたのではないでしょうか。著書『テムズとともに』では、英国留学を終える際、再びの訪英を自ら決めることのできない身分になるご覚悟を綴っておられます。
歴史や世界情勢を理解する者ほど、平和の危うさを知ります。まして、日本には戦前の体制の復活を企む者達もいるのです。この情勢を理解していれば、仮に平和憲法が変わり、戦争をする国の天皇になるとしても、憲法を遵守する限り、天皇はその過程に一切の発言権がないことを、徳仁天皇は十分に理解されているでしょう。
それは、外交のプロであった雅子皇后と御父上の小和田恒氏も同様です。雅子皇后がそれを理解する力があるからこそ、徳仁天皇は雅子皇后をお望みになったのではないか。運命をともにする伴侶として、強力なアドバイザーとして。
そのように妄想するとき、「雅子さんのことは一生全力でお守りしますから。」と言われた徳仁天皇の言葉の重さに、私は息をのむのです。
YouTubeチャンネル『皇室ラジオ放送局』のおわんこさんは、「雅子皇后は強いお方だ」といいます。徳仁天皇と運命をともにするご覚悟の強い方が、まさか御身内から意地の悪い攻撃を受けるなど、思いもよらなかったことでしょう。
その中で、雅子皇后は体調を崩されても敬宮様を守り、徳仁天皇が御母上の下では得ることのできなかったような温かいご家庭を、作り上げられた。
(東京都在住:Kさんより)
画像:『YouTube』「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」皇后さまの心を打ったプロポーズの言葉 天皇皇后両陛下 結婚30年|TBS NEWS DIG
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日本史に残る名言です。当時は皇太子殿下の儘ならぬ状態に気を揉んでいました。このまま秋篠に流れていくのか~。仕方ないかな~。
違った。今になれば一言一句外れなく当たっていたのですね。故に敬宮殿下も日本を正し統べるべく遣わされたのだと理解します。ある御方が「宮内庁はテロルを恐れているから気安く公務を担えないんだって。」と仰いました。然も内輪揉めなんて哀しいですよ。「徳仁天皇は本当に人気者で大勢が取り囲んで近寄れないの。」と付け加えて嬉しそうでした。
日本国に嫁がれた小和田雅子さん、皇后になり敬宮殿下を現世に送り出したのは使命だったのですね。今上天皇と御結婚されて自らの優しさに気付かれたと思います。
当時皇太子殿下の重い重いお言葉を知った時に身震いがして涙が出てしまいました。御結婚が決まって安心したのは束の間で、危険と隣り合わせの日々を聞かされる苛立ち。未だ続くか。でも国民は偽りに気付いて立ち上がりましたよ。身辺整理すべき御方は早い目に済ませて堂々と生きてください。静謐なる今上天皇御一家のように。