トンボ論文謝辞でわかったヤゴの専門家の存在 「裸の王様」悠仁さまを研究者らは親身になって支えたのか

この記事をシェアする

Yahoo!ニュースで昨日から、デイリー新潮による『悠仁さまの進学先、大本命は紀子さま悲願の「東大農学部」か「大学側に不合格にする選択肢はない」』、そして週刊文春による『《秋篠宮家の帝王教育は大丈夫か?》筑附で「異例の成績」悠仁さま(17)の“真実”』という記事が炎上を見せている。

一流のトンボ学者を従えての『赤坂御用地のトンボ相』執筆で、一応のカッコウだけはつけてある悠仁さま。皇居トンボ相調査では国際昆虫学会議ICE2024でのポスター発表が控えているが、文春によれば悠仁さまの学力はやはり高くはないご様子。そろそろ真面目に、分厚いメッキをはがして行っても良いのではないだろうか。

今回の記事は、悠仁さまを支えていらっしゃる周囲の研究者さんも、実はそれほど真剣あるいは親身になって悠仁さまに寄り添っておられたようには見えない、というお話になる。

 



筆者に時々重要な考察を寄せてくださる関西在住のKさんという方から、「赤坂御用地のトンボ相論文で、さらに気になることがあります」というメールを頂戴した。下はその論文の最後にある「謝辞」だが、ここまであまり人々の注目を集めることがなかった学者さんのお名前があり、調べてみたとのことだった。

 

「本研究を進めるにあたり,昆虫に関する知識を様々な点でご教示いただいた,一般財団法人 進化生物学研究所の鶴巻洋志氏,東京大学総合研究博物館の須田真一氏,および,日本トンボ学会の喜多英人氏に感謝申し上げる.」

 

ここで鶴巻洋志氏が気になってしまったというKさん。鶴巻氏は1947年生まれで学歴は東京農業大学~同大学院。遺伝育種学をご専攻というのは、論文の第二著者である飯島健氏と同じで、つまり飯島氏の大先輩にあたるのだろう。さらに、トンボの専門ではないものの、虫の研究をされていることもわかったという。

トンボの専門家でいらっしゃる東京大学総合研究博物館の須田真一氏や、日本トンボ学会の喜多英人が本当に関わっておられたら、トンボ論文があのような杜撰なものに仕上がるわけがない。あの論文は、もしかしたら庭園課の職員さん、飯島健氏と鶴巻洋志氏の共同作品かなとKさんは思ったそうだ。

そこで筆者もあれこれ調べてみて、思わぬことに気が付いた。

 

◆鶴巻氏は秋篠宮さまとも近い

こちらは、国立研究開発法人 科学技術振興機構(略称JST)にて紹介されている鶴巻氏のプロフィール。農学修士である鶴巻氏は1971年より、財団法人 進化生物学研究所に勤務とあるが、そこでは昆虫研究室の主任研究員だそうだ。

進化生物学研究所は、東京農業大学「食と農」の博物館(世田谷区上用賀2-4-28)の3・4Fにあり、東京農業大学と相互協力し、自然と人、人と生き物を主要テーマと位置付け、調査・研究の成果及び収集資料、さらに多様な動植物を展示公開する組織である。

 

鶴巻洋志氏の専門分野に水中昆虫がある(画像は『●』のスクリーンショット)
鶴巻洋志氏の専門分野に水生昆虫がある(画像は『科学技術振興機構』のスクリーンショット)

 

気になったのは、研究のキーワードに「水生昆虫」とあること。 デジタル博物館/昆虫というウェブサイトから『水生昆虫とは』というページを開くと、こんなことが書いてあった。

 

水中昆虫にトンボのヤゴも含まれる(画像は『デジタル博物館/昆虫』のスクリーンショット)
水中昆虫にトンボのヤゴも含まれる(画像は『デジタル博物館/昆虫』のスクリーンショット)

 

◆ヤゴの専門家に本当にご指導を仰いだのか

悠仁さまかご両親かは存じ上げないが、「赤坂御用地で絶滅危惧種が悠仁さまにより次々と発見された、また、池にヤゴがいて羽化したと書きたい」などというご要望があり、お手伝いされた皆さんはトンボの標本やヤゴ殻の入手に必死になったと想像する。

しかし、きれいに内臓を抜いて保存されたトンボの標本とは違い、ヤゴ殻はすぐに褐色の色味や艶を失い、干からびていく。例えばアキアカネの本物のヤゴと殻と、そこから羽化したばかりの初々しい姿を捉えた写真を2点ご覧いただきたい。

悠仁さまのトンボ論文にある「アキアカネの羽化」はヤゴ殻が間違っている(写真:MKさんご提供)
本物のアキアカネの羽化。ヤゴ殻もしっかりとご覧ください(写真:長野県在住のMKさんご提供)

 

羽化し、やっとヤゴ殻から離れることができても、まだフレッシュな色味を保っている
羽化し、やっとヤゴ殻から離れることができても、まだフレッシュな色味を保っている(写真:長野県在住のMKさんご提供)

 

 

そしてこちらが、悠仁さまが撮影されたという画像No.66「アキアカネの羽化」である。カサカサの灰色になったヤゴ殻は、おそらくイトトンボ類のものだそうだ。

悠仁さまの論文に掲載されたアキアカネのメスの写真(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)
悠仁さまの論文にある画像No.66。羽化したばかりのアキアカネのメスの写真だというが…(画像は『J-Stage』のスクリーンショット)

 

飯島氏が、もしも本当に水生昆虫であるヤゴの専門家である鶴巻氏のご指導を仰いでいたら、こんなオカシな画像が生まれるわけはない。おまけに、イトトンボ類か何かの干からびたヤゴ殻が用意されたというのに、知識がそもそもないのか、悠仁さまは「おかしい」とおっしゃらなかった。

 

これが「悠仁さま=ご優秀なトンボ博士」の実態ではないだろうか。この画像No.66だけでも、実は研究者のどなたも悠仁さまのために親身になっていなかったことがわかる。

 

◆まとめ:謝辞が立派すぎて「不幸にも」査読を通過か

あのトンボ論文は記録もミスだらけで画像の捏造が強く疑われているが、関わってくださった方について、謝辞には進化生物学研究所の鶴巻洋志氏,東京大学総合研究博物館の須田真一氏,および,日本トンボ学会の喜多英人氏といったお名前がある。これでは科博も「査読など不要かも」と思ったことだろう。

一流の研究者とは、自分のしてきた研究の成果を託せる、そして次代のトンボ研究を担ってくれる若手研究者を探し、育てることに懸命になるそうだ。よって、もしも強い知的好奇心、真剣なトンボ愛が少しでも悠仁さまから漂ってくるのであれば、もっと皆さんに寄り添ってもらえたはずだ。

 

哀れな「裸の王様」と化した悠仁さまと、後世まで何かとPDFをクリックされ、「うっそぉ~~、ナニこれ!」と笑われることになるトンダ論文。撤回のタイミングを完全に逸してしまったようだが、その判断さえも、親身になって助言をしてくださる方が必要だったのではないだろうか。



 

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

画像および参考:
『ヤフーニュース』悠仁さまの進学先、大本命は紀子さま悲願の「東大農学部」か 「大学側に不合格にする選択肢はない」

『週刊文春』《秋篠宮家の帝王教育は大丈夫か?》筑附で「異例の成績」悠仁さま(17)の“真実”

『デジタル博物館/昆虫』水生昆虫とは

『国立研究開発法人科学技術振興機構』鶴巻 洋志

『J-Stage』赤坂御用地のトンボ相 ―多様な環境と人の手による維持管理―

2件のコメント

  • 悠仁様擁護派?としてのコメントです。このような怪しい論文を真面目に選考の材料にすると、総合得点は負の値になりかねないのではないでしょうか?ご本人の実績ではないかもしれないものを考慮するのはあまりにも可哀想です。過去の実績は皆無ですので、選考する大学の方は、これから行われるICE2024での悠仁様のプレゼンだけに振り切ってご評価されるのがよろしいのではないでしょうか?ご本人も窮地を悟り、一発逆転があるかもしれません。期待しましょう!

  • エトセトラジャパンさんがヒサ君に対して親父秋篠とお母ん側室川嶋紀子シよりも余程親身ですよ。皆さんの投稿も、ヒサ君には愛情を込めた批判になっていると感じます。将来を心配して最も幸せになる状態を思っての愛情。この愛情が完全欠落した両親でヒサ君も国民も不幸になっています。
    天皇は茨の道を歩むが如く辛い日々の人生でしょう。昭和天皇、今上天皇、同じ時代を共にした国民は日本を託して共に在りました。この茨の道を敬宮殿下に託さなくてはならぬ想い。
    国民を怒らせた状況でヒサ君に天皇は到底適わぬ。尤も現代の科学で誕生させられたヒサ君は、実は親父秋篠が皇室の血筋から外れていることが決め手になります。策に溺れて失敗したインチキ皇族の末路が直ぐ其処に。取り巻きも万事休す。
    ヒサ君、家から出て国民と一緒に幸せになりましょう。安全で安心ですよ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA