秋篠宮邸の巨額改修増築工事、西村宮内庁長官は語らなかった殿下お宝コレクションの陳列スペース

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西村泰彦宮内庁長官はこのたびの定例会見で、すでに費用が50億円にも及んでいるといわれる秋篠宮邸の改修増築工事に関し、不十分というほかない内容の説明をした。殿下にとってはとても大切だと思われる、あのスペースのことがまだ語られていないのである。



30日の秋篠宮さまによるお誕生日会見を前にした、西村泰彦宮内庁長官による22日の定例会見。その内容について、日テレNEWSの『宮内庁長官 秋篠宮邸改修工事の経緯を改めて説明「結果的に費用高額に」「両殿下のお気持ちに十分お応えできず、大変心苦しく思っている」』という記事が気になった。

その前には宮内記者会に「長女・小室眞子さんに関する質問はNG」とも告げられたといい、叩けば埃という状況下での会見は、秋篠宮さまにとっては正直イライラの種か。

おそらく西村長官は殿下から「22日の会見で、あなたから平民に 『両殿下から、なるべく経費を抑えるようにと言われた』と告げ、高額になったのは宮内庁のせいで、自分たちが『心苦しく感じている』と説明してください」などと言われたのだろう。しかし…。



◆浮いた29パーセントは何用なのか

「本邸の私室部分が、ほとんど増加していないことが十分に伝わっていなかったようだ」

 

本邸は改修工事後、延べ床面積で1.93倍の増築となりましたが、そのうちおよそ66%が事務部分で、私室部分が広がったのは72平方メートル、増築部分のおよそ5%だったとしています。

 

…と日テレNEWS。では残りの29%は何のために? 72平方メートルが約5%なら、29%は約420平方メートルにもなるなぜそのスペースについては語られなかったのか。

ここで筆者が疑ったのは、珍しい動物の剥製を大量にお揃えだという「秋篠宮コレクション」を展示するスペースである。関係者や親しい人々をお招きして案内するなら、そこは私室でも事務室でもないだろう。

秋篠宮家の人々は剥製や標本と携わるお仕事が大好き。もちろんご自宅も鶏のはく製だらけだそうだ
秋篠宮家の人々は生きた鶏、剥製や標本が大好き。自宅に入りきらない分は関係先にあれこれ陳列してもらっているのだろう。

 

◆お手本はドバイの豪邸?

趣味か研究かはわからないが、秋篠宮さまは海外で美しい珍しい鳥に出会うたびに、その命を頂いて(鶏なら食べることも)きたように想像する。その魂を鎮めるためにも、大理石や金をふんだんに使用し、世界遺産の寺院や神殿にある「霊廟」のようなイメージのスペースを造ってもらった可能性もありそうだ。

また、単純にこのようなスペースもイメージできる。こちらは今年6月、304億円ほどの価格で売りに出されたアラブ首長国連邦ドバイの白亜の豪邸。マイ・コレクションを愛でるスペースは、高級大理石とゴールドの組み合わせでゴージャスに…?

高級大理石とゴールドの組み合わせで何かを展示する部屋のお手本はドバイのこういう雰囲気か(画像は『● 』のスクリーンショット)
高級大理石とゴールドの組み合わせというと、ドバイの豪邸などもお手本になりそうだ(画像は『LUXEBOOK』のスクリーンショット)

 

◆一級建築士さんはこの件をどう見ているのか

ちなみに弊ブログでは今年の9月、この秋篠宮邸・改修増築工事の問題を建築業界のプロはどう見ておられるか、1人の一級建築士さんからご意見を頂戴していた。とてもわかりやすく解説して下さっているので、是非とも記事をご一読いただければと思う(画像をクリック)。

 

また、こちらの記事も多くの反響があった。それだけのお金があれば全国各地でこれだけ立派な役所が立ち、住民のいこいの場としても貢献しているという実例をご覧いただきたい(画像をクリック)。

 

当時の記事のタイトルは45億円や50億円だったが、その後、テレ東BIZの報道内容から「費用は60億円にも及んでいるのでは」と騒ぎになった。

 

◆「皇族数の確保」より無駄な公務の見直しを

また今回、西村長官は自民党が新たな懇談会を設けて安定的な皇位継承のあり方を議論し始めたことに関して、「皇族数の減少は皇室のご活動との関連で課題がある」という認識を示した。

そう、バブリーな時代でもあった平成の天皇皇后両陛下は、あまりにもお金のかかる国内外のお出かけご公務が多かった。

そのやり方を溺愛する秋篠宮家に公務として継がせたわけだが、本当に必要で、かつ大きな収穫があると言えるのだろうか。単なる血税の無駄遣いになってはいないか、しっかりとご公務の見直しを行っていただきたいと思う。

 

◆まとめ:健康面に関する質問は毎年恒例

もうすぐ開かれる秋篠宮さまの58歳のお誕生日会見。秋篠宮家が「平民」と呼ぶ私たちは、残念ながら秋篠宮さまお得意の研究のお話や、「次女は国際親善を、長男は勉強を頑張っている」といった説明にはあまり興味がない。

ただ今年は、ご健康に関する質問にどうお答えになるのか、いつにも増してそちらが気になるところである。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)



画像および参考:
『YouTube』紀子さま57歳の誕生日…率直に伺う住まいの改修・佳子さまの分室住まい・コロナ感染【皇室ちょっといい話】(111)(2023年9月11日)

『FNNプライムオンライン』「宮内庁として大変心苦しく感じている」秋篠宮邸の改修費増は大半が事務部分 宮内庁長官が説明

『Yahoo!ニュース』宮内庁長官 秋篠宮邸改修工事の経緯を改めて説明「結果的に費用高額に」「両殿下のお気持ちに十分お応えできず、大変心苦しく思っている」

『LUXEBOOK』Dubai’s Marble Palace is on sale for $204 million

『エトセトラ・ジャパン』秋篠宮邸なぜ改修・増築工事に50億円も…? 一級建築士さんは「工事費の融通が新たな財布かも」と

『エトセトラ・ジャパン』秋篠宮邸工事に45億円投じることのアホくささ その1:同額をかけた地方自治体の新庁舎はここまで立派