常にカメラを意識しておられる『ミテコ』様 それが誤解や誹謗中傷なら故・濱尾実氏のご進言をも否定することに

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幼いわが子と遊ぶときに、ブローチや汚れの目立つスーツ、ハイヒールはない。カメラ映りを気にした手つき、笑顔、どれもが不自然だ(画像は『GETTY』のスクリーンショット)
幼いわが子と遊ぶ母親は、汚れの目立つ色のスーツ、ブローチ、ハイヒールなどは避けるものだが…(画像は『GETTY』のスクリーンショット)

NEWSポストセブンの『ネットに吹き荒れる“美智子さまバッシング”、眞子さん結婚問題も影響か 誹謗中傷をする層には2つのパターン』という記事がどうにも納得できない。理由を3つ挙げるとすると…。



その1 誹謗中傷をする層は2パターンなどと指摘しているが、これは論点ずらしもいいところ。国民の側に総じてある1つの重要な怒りを、無視したり棚に上げたりしないで頂きたい。

その2 記事によれば、上皇后美智子さまはスマホやネットの話題はよく理解しておられないそう。であれば、これはまさに「悪口を本人に報告してくる、実はイジワルな人」ということになる。

その3 国民の多くが感じてきた美智子さまの「ミテミテ」精神。これを噓だというなら、今上陛下の育ての親ともいうべき故・濱尾実氏のお考えを否定することになる。

記事はとても長いため気になる部分のみ抜粋し(オレンジ色の網掛け部分)、それに対する疑問や反論を綴ってみたい。

◆動作がままならない『婆』、見たことのない『爺』呼び

立ち上がる、歩くといった動作がままならず、上皇さまが思わず『大丈夫?』と声をかけられることも増えた。肩から指先までのしびれにも悩まされ…

 

こんな動画が話題になっているだけに、本当だろうかと思ってしまう。側近に「あ、こちらを見ている方がいらっしゃいますよ」とでも声をかけられたのだろう。9月28日、東京の昭和記念公園を訪問された際には、走っているマイクロバスのなかで突然席を立ってしまい、逆サイドの窓ガラスに駆け寄られたではないか。

動画の8秒目あたりからをご覧いただきたい。

 

皇室を研究する名古屋大学准教授の河西秀哉さんが解説する。

 

さらに、高齢であること自体をバカにする『婆』という表現に加え、美智子さまが外出時にかぶられる帽子が小皿のような形をしていることを揶揄した『皿婆』という隠語まで散見されます。これ以外にも口にするのが憚られるような表現も存在します」(河西さん)

 

なお、河西氏は少し前に文春に寄せた記事で「上皇さまは『爺』と呼ばれている」などと指摘しておられたが、筆者個人はそんな呼び方をネット上で見たことがない。



◆濱尾実氏のお考えを否定することに

お出ましが報道されるたびに、『私を見て』と『美智子』をかけた『アテクシミテコ』という表現がSNSで乱立します。美智子さまが、外出されることで目立とうとされている、注目を集めたがっているという誤解に基づくものです。

いや、これは誤解とは言えないだろう。上皇后さまを昔からずっとご存じの元東宮侍従の濱尾実氏も、このように書いておられたではないか。

濱尾実氏はどのような苦言を呈したのか(画像はネットで拾ったもの)
濱尾実氏は生前、「恐れながら、美智子皇后に申し上げます」として苦言を呈された(画像は週刊ポストの誌面/ネットで拾ったもの)

 

大事な部分を抜粋し、拡大してみると…。

濱尾実氏はカメラ映りばかり意識している美智子さまが気になったご様子だ
濱尾実氏はカメラ映りばかり意識している美智子さまが気になったご様子だ

 

気に入ったお召し物がなければ被災地にも行かない美智子さま
気に入ったお召し物がなければ被災地に行きたがらなかった美智子さま

 

女性週刊誌でどのように書かれているかをひどく気にしておられたという美智子さま
新聞や週刊誌でどのように書かれているか、ひどく気にしておられたという美智子さま

 

これらを裏付けるような画像や動画を、何度も見ている。さらに、美しいスーツ、ハイヒール、ブローチ、そして涼しげな笑顔で元気な子供たちの育児に臨む、とても不思議な画像がネット上にあふれ返っている。

これは桜の木であろうか。涼しげな笑顔に「わが子に殆ど関心がないのでは」と話題になった写真
細い木の枝にもこの涼しげな笑顔。「わが子の動きに関心がない?」と話題に(画像は『GETTY』のスクリーンショット)

 

座っておられたのにカメラの存在に気づき、さっと立たれた美智子さま。もちろんお得意の斜め45度のポーズに(画像は『YouTube』のスクリーンショット)
座っておられたのにカメラの存在に気づき、さっと立たれた美智子さま。もちろんお得意の斜め45度のポーズに(画像は『YouTube』のスクリーンショット)

 

「このお姿で運動会へ?」と話題になった写真
「このピンヒールで運動会へ?」と話題に(画像は『GETTY』のスクリーンショット)

 

「このお姿で本当に子育てができるの?」と話題になった写真その1
「このようなブローチは怪我の元。おまけにハイヒール。これで本当に育児を?」と話題に(画像は『GETTY』のスクリーンショット)

 

◆陰口、悪口を本人に伝えるのはいかがなものか

さらに、上皇后さまがおそらく一番気にしておられる外見の変化についても「辛辣な報告」が続いた。

また、美智子さまの眉がつながっているように見えるお写真を“ネタ”にした『一本眉』という、小学生の悪口に過ぎない低レベルな誹謗中傷もあります。

 

美智子さまも、上皇ご夫妻の側近も、ネットには明るくないとお見受けしており、事態の重さを実感されていないのではないでしょうか。美智子さまは、新聞や雑誌などいわゆる活字のメディアには目を通されているそうです。

 

であれば!! このような記事を女性週刊誌が書いてしまうのは、いかがなものか。美智子さまが手に取った週刊誌に「一本眉」のことが書かれていたら、それこそ「年寄りに冷や水」。強いショックを与えてしまうではないか。

陰口や悪口を本人に教えて「私はあなたの味方。擁護してあげる」と親切ぶる人が、この世の中にはどうしてもいる。本人にとっては非情で残酷なものになるということを、ほとんど想像できていないのかもしれない。

 

◆大事なことを忘れておられるのでは?

美智子さまに対して批判や誹謗中傷を行っている層を分析してみると、雅子さまと同世代の50?60代の女性で、雅子さまの生き方に共感を覚え、自分自身を投影する“同志”たちなのです。

 

彼女たちは“美智子さまが雅子さまをいじめていた”という根拠のない言説を信じてやまない。だから、美智子さまを許せない。自身の境遇を投影し、“嫁をいじめた姑は、年老いたいまこそ報いを受けて然るべきだ”と憤っているのかもしれません

 

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「小室圭さんの母・佳代さんの金銭トラブル発覚をきっかけに皇室に関心を持った、『皇室特権』を目の敵にしている層です。こちらは、雅子さまのそれより少し下、30~40代くらいの比較的若い世代ではないでしょうか。

 

いま、社会全体として経済的に苦しい局面であり、“自分は生活に苦労しているのに、特権階級はずるい”という鬱憤を、匿名のネット上で吐き出す人が増えています。皇室はまさにその対象なんです。しかも、生活費や活動費に税金が投入されていることから バッシングの“正当性”を感じやすく、過熱してしまうのかもしれません

あれれ、秋篠宮家に関するとても深刻な理由がどこにも書かれていないとは…!

秋篠宮家は奇妙な進学制度や高額の寄付金とともに、悠仁さまをことごとく国立難関に入れてきた。さらに「赤点」「成績不振」報道にもかかわらず、この先は東大進学を狙っているという噂である。

これには、受験勉強に励む高校生から孫の受験を見守る高齢者まで、全世代から怒りや批判の声が上がっている。この件までやっかみや誹謗中傷などと言われては、たまったものではない。

「今上陛下ご一家をないがしろにし、そんな秋篠宮家を偏重している」として、確かに美智子さまも批判されているではないか。

そして眞子さんが結婚後に渡米して、結婚問題は“一段落”したことにより、矛先はいよいよ美智子さまに向けられたというわけだ。

小室夫妻の問題が一段落したら、全ての批判が上皇后さまに向けられている…!? これは違うだろう。上述のとおり、ネットの世界では秋篠宮家を批判する声のほうが圧倒的に多い。まさかとは思うが、上皇后さまおひとりを悪者にすることで、国民の嫌悪感を秋篠宮家から逸らさせようという目的でも…?



◆まとめ:陛下の偉大さは濱尾実氏のおかげ

目立ちたがり屋もほどほどに、国民をもっと思いやって…などと率直に意見してきた濱尾氏を、美智子さまが疎んじるようになったことは有名だ。

ただし、尊崇の念を決して裏切らない今上陛下の偉大さは、高貴な精神とともに優れた帝王学を施してくださった濱尾さんのお陰だということは、若い世代を除き殆どの国民が知っている。

在りし日の濱尾氏が、「おーちゃん」の呼び名で陛下にそれは慕われていた頃のことを懐かしそうに語っていらっしゃる動画があるので、最後にそちらをどうぞ。

画像および参考:
『NEWSポストセブン』ネットに吹き荒れる“美智子さまバッシング”、眞子さん結婚問題も影響か 誹謗中傷をする層には2つのパターン

『YouTube』上皇ご夫妻 昭和記念公園を訪問 バスの中で立ち上がり手を振る上皇后さまの姿も|TBS NEWS DIG

『YouTube』tw0ku ― 浩宮様と浜尾実さん

『getty images』empress michiko

『YouTube』ANNnewsCH ― 【当時1歳】天皇陛下 同じ月生まれの赤ちゃんと交流 見守る美智子さま 米ニュース映画も注目 天皇誕生日(1961年)

『エトセトラ・ジャパン』「なぜ皿婆って呼ばれてるの?」ググりたくなる文春記事に思わず苦笑 国民が上皇后さまの真実を知るよいきっかけに