「聖」なる天皇と「贅」なる皇嗣 昭和天皇のみすぼらしいお住まいに海外ジャーナリストらが驚愕(動画)
【皇室、徒然なるままに】をご寄稿くださっている理学博士の西村 泰一先生による、昨年8月の『昭和天皇と秋篠宮文仁に見る責任のとり方』第20話(前篇)および第21話(後篇)、さらに第25話となる昨年9月の『ご発言にみる昭和天皇の帝王学と遺言』は、いずれも大変多くのアクセスを記録した。
様々な書物を読んでいらっしゃる西村先生だけに、質素倹約の精神を大切になさった昭和天皇について綴られる内容は常に正確であり、読んでくださった皆様は必ずやその内容に納得し、感動してくださったものと思う。そんな西村先生が「日本人がここできちんと見ておくべき動画」を1本推薦してくださった。
それは、「JAPANの真実」チャンネルさんによる『「こんなところに!」終戦後、天皇が15年住んだ皇居が半世紀ぶりに大公開されると、世界中が絶句した理由が…』というタイトルの動画だった。
戦後70年の時を経て、宮内庁により公開された昭和天皇のあまりにもみすぼらしいお住まい。床も壁も地下室の湿気ゆえに抜け落ち、夏場にはむせ返るような環境であったことが想像できるという。
深く掘られた防空壕も存在するが、そちらも湿気がひどく、昭和天皇は「国民を差し置いて、自分だけおめおめ逃げることなどできるものか」とおっしゃり、最後の最後まで防空壕への避難を拒まれたという。
国王や皇帝が独裁者となり、強い権力の維持にこだわりながら国を支配し、国民の収穫物や利益を搾取してきた歴史を持つ国は多い。海外のジャーナリストたちは、昭和天皇の生きざまやお人柄を知った際、「日本の皇帝がそのような素晴らしいお方だったとは…」「これほど質素な暮らしをなさっていたとは…」と誰もが驚愕したそうだ。
また、昭和天皇が国民を深く思いやってくださっていたことにも、「こんな国民思いの君主を持てる日本人は幸せ者だね。日本の皇室が1,000年以上も続く理由なんだろいうな」といった声もあがったという。
最後に昭和天皇・香淳皇后がご使用になられたスリッパをご覧いただきたい。
「ローマの貴族達は、食事なんかでも普通のものは食べ飽きてしまい、色々と変わったものを食べたがったというのは有名な話です。秋篠宮のカピバラ食い疑惑に通じるものがあるように思います」とおっしゃる西村先生。衣食足りて礼節を知るとはよく言うが、異食足りても礼節を知らない宮家というのも困ったものである。
【皇室、徒然なるままに】のバックナンバーはこちらから。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『YouTube』 JAPANの真実 ― 【海外の反応】「こんなところに!」終戦後、天皇が15年住んだ皇居が半世紀ぶりに大公開されると、世界中が絶句した理由が…
・【皇室、徒然なるままに】第20話 昭和天皇と秋篠宮文仁に見る責任のとり方 前篇:昭和天皇とヴィルヘルムII