「ゆるがせにするな」に要注意 国民は「皇位継承問題を忽せるな」も、自民党は「今の継承順位を揺るがせるな」
先にブログの【YOUR VOICE】のコーナーに、このほど『皇位継承をゆるがせにするな この「ゆるがせ」は揺るがせではなく忽せ(いいかげんにしておく)の意味では!?』というご投稿を頂戴した。
皇位継承問題に関して、ひらがなで「ゆるがせにしてはならない」と書かれた報道記事を多数見てきた私たちだが、先に来る “何を” によって「忽せにしてはならない(いいかげんに、なおざりにしておいてはならない)」なのか、それとも「揺るがせにしてはならない(変えることで動揺させてはならない)」なのかに別れるだろう。
ひらがなと読み方はまったく同じでも、実は2種類ある「ゆるがせ」。敬宮愛子さまがご結婚で降嫁なさってからでは遅いため、国民の多くは「皇位継承問題を放置しないでほしい(忽せにしないでほしい)」と訴えているが、政府が使う「ゆるがせにしてはならない」は違う。彼らはあくまでも「悠仁さままでの継承順位を変えてはならない」という意味でそれを使っているため、要注意なのだ。
◆ブログに寄せられた「声」とは
東京都在住のYさんから【YOUR VOICE】に寄せられた「声」には、こうあった。
私は「皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない」とされている事を知った際に、「ゆるがせ」の言葉の意味が定かでなく、調べた所、殆どで「物事をいいかげんにしておく、なおざり、おろそかにしておくさま」などとされていました。
その為、純粋に「あぁ、ようやく今生天皇陛下の直系長子の敬宮愛子様への継承問題が改めて議論されるのだな」と喜びました。この意味の「ゆるがせ」は漢字では「忽せ」であり、その状態の否定は即ち「皇位継承問題をうやむやのままにしてはならない」と捉える事は、本来自然ではないでしょうか。
しかし何故か世間では、「揺るがせにしてはならない」と解釈し、「現在の暫定の継承順位を変えてはならない」かのように捉えられていることが不思議でなりません。
◆「悠仁さままでの継承順位を」と自民党
今年8月、『皇位継承 各党派の個別聴取終了 養子縁組などは結論出ず』という記事で「ゆるがせ」に珍しく漢字を当てたのは、メディアのなかでも男系男子派を強く打ち出してきた産経新聞だった。
額賀氏によると、①については「悠仁さままでの皇位継承の流れを揺るがせにしてはならない」との認識におおむね賛同する意見が多く上がった。
そういえば、東京都内で開かれた皇室の伝統的な男系継承を掲げる集会に出席した麻生氏は、「国論を二分せず、立法府の合意形成に全力を尽くす」とも語ったそうだ。次期天皇についての世論を「悠仁さま支持/愛子さま支持」で表現するなら、50/50ではなく10/90ほどになるだろう。「二分」というのはちょっと違う気がする。
◆「結論ありき」だったアノ有識者会議
Yさんも【YOUR VOICE】のなかで触れておられたが、例の有識者会議が2021年3月にまとめた「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」の報告書は、とても不思議な結論になっていた。
21名もの方々が協力されたヒアリングと提出された文書、有識者のみによるその後の議論、それらがきちんと反映されているとは思えない内容になっており、そこで「結論ありき」の会議であったことがわかった次第である。
ヒアリングの中では、皇位継承のルールについて悠仁親王殿下までは変えるべきでないとの意見がほとんどを占め、現時点において直ちに変更すべきとの意見は一つのみでありました。
んん?? 21名の協力者のうち、過半数が「女性天皇について議論する時期に来ているのでは?」と語っておられたように思うが。
皇位の継承という国家の基本に関わる事柄については、制度的な安定性が極めて重要であります。
女性が「多産」で天皇に「側室」が認められ、かつ皇族とて軍組織の職に就いていたため、天皇が統帥権を持つ必要があった明治時代。こうした社会情勢のなかで定められた男系男子という制度は、どう考えても今後の安定した皇位継承にはつながらないだろう。だから「公正な議論をしてほしい」と国民は訴えているのだが…。
次世代の皇位継承者がいらっしゃる中でその仕組みに大きな変更を加えることには、十分慎重でなければなりません。
国民は秋篠宮家に皇統が移ることでの皇室外交の質の低下、そして税金の無駄遣いなどやりたい放題が延々と続くことを案じているだけで、仕組みに変更を加えること(法改正)など恐れてはいない。皇室というのは国民の心をまとめる力を持っているため、誤った決断を推し進めるなら政府への信頼感は崩壊し、国力もがくんと落ちるだろう。このことを無視するべきではないと思う。
会議としては、今上陛下、秋篠宮皇嗣殿下、次世代の皇位継承資格者として悠仁親王殿下がいらっしゃることを前提に、この皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないということで一致しました。
本当に一致したのだろうか。議論が女性天皇容認論に傾いてこようものなら、「そんな議論をするための会ではない」と座長がビシッと釘を刺し、男系男子論に無理やり話を引き戻していた印象があるが…。
(詳しくはこちらの記事でご確認を!)
■あの有識者会議でかき消された真実 ヒアリングでは過半数が「女性天皇容認も検討する時期では?」と
◆まとめ
この「結論ありき」の有識者会議は2020年から2021年にかけて開催されたが、特筆すべきは、当時の悠仁さまが “まだ” クリーンな印象であったこと。奇妙な提携校推薦制度を作ってのツクフ進学や、小笠原作文に剽窃行為が発覚したのは2022年2月のことなのだ。
さまざまな騒動が沸き起こる前に行われたヒアリングでさえ、協力者の過半数が「女性天皇を議論する時期に来ているのでは?」と語っていたことを考えると、現時点で改めて21名の著名人を選んでヒアリングを行ったら、女性天皇容認論に突き進むものと想像する。
(朝比奈ゆかり/エトセトラ)
画像および参考:
・『産経新聞』皇位継承 各党派の個別聴取終了 養子縁組などは結論出ず 2024/8/7
・『高知新聞社』皇位継承変更、慎重の上にも慎重 麻生氏「国論二分せず」
・『内閣官房』報告 ― 令和3年12月22日「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議
・『YOUR VOICE』皇位継承をゆるがせにするな この「ゆるがせ」は揺るがせではなく忽せ(いいかげんにしておく)の意味では!?
「自民党は「今の継承順位を揺るがせるな」」よりもっと強い、「今の継承順位を議論するな」ですね。
TBS-BSの「報道1930」で、内閣官房機密費特集をやっていました。年間12億円ほどあり、官房長官が意のままに使える究極の秘密資金。旧民主党から官房長官になった平野博文氏がインタビューに答えていました。
ここから皇室関係、とりわけ文仁氏の愛人(紀子氏は実質妾だが、それ以外のタイ王女の正妻とその息子や世田谷にいるとされる別愛人親子など)への生活費、警備費用、学費などがここから支出されているのでは?とずっと囁かれてきていますが、番組ではそれには触れられませんでした。
しかし、究極の秘密資金でもノートには使途が書かれていて、会計検査院も検査しているとのこと。
じゃあ、秋篠宮家普請予算なども会計検査院がチェックしていることになりますが、それをさせていないとなると、あの巨額な宮邸改築予算は、第二の官房機密費なのか、というしかなくなります。
悠仁への巨額の裏口入学工作資金はほぼ間違いなく、あの改築予算を過大に見積もらせ、大胆に中抜き詐欺をやらかして作り出しているとしか、他に出所が考えられないからです。
天皇について憲法第一条は「この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」としています。
これは国民の総意で天皇を決めるということではありません。総意に基づくのは天皇と言う「地位のありよう」です。
しかし「この地位のありよう」を規定する要素には継承者になる資格、継承ルールも含まれるのです。
つまり、国民の大半が現行の継承ルールに納得していないのならば、国民の総意に基づいた「地位」といえるでしょうか?
次代の継承を国民の総意に基づかぬ性差別継承で強行(凶行)すれば「国民の総意に基づかぬ地位」となり憲法違反です。
政府は「静謐な環境での議論」などと詭弁を弄して国民の声を聞こえぬふりで封殺しています。日本政府こそ性差別、女性蔑視の総本山なのです。
我が国の上皇后、秋篠宮負債もその内にランクインするかも?!?!
皇族は政治権力持たない事になってるけど、、実際はそれに似たような力を持ってるんじゃないの?
国政への口先介入、司法介入、報道規制 etc.
それに腐敗も酷いしさ、是非入って欲しいよ。
↓
>2023年版・世界最悪の独裁者ランキングを考えてみる
2023年6月12日 イブリース
上記文言で検索を、、
>以前はフォーリンポリシー誌から「世界最悪の独裁者ランキング」というものが刊行されていた。世界の権威主義政権のリーダーを腐敗度や残虐度などでランク付けし、並べていくものである。残念なことにこのランキングは2010年以降発表されていないようだ。2010年の最後のランキングではトップ3は金正日(北朝鮮)、ムガベ(ジンバブエ)、タン・シュエ(ミャンマー)となっている。 世界の情勢は絶えず変化しており、このランキングも大きく変化しているだろう。2010年のランキングに乗っている人物のうち、現在も政権にとどまっているのは一握りだ。2011年のアラブの春だけで4人の人物が消え去っている。一方でこの13年の間に勃発した戦争や新たに生まれた権威主義政権も多数ある。それらを総合して2023年版のランキングを作ってみたらどうなるだろうというのが今回の試みである。
(詳しくは本文で)
>皇位継承における「正当性」と「正統性」を巡る常識的な考察
2024.6.30 高森明勅公式サイト
上記文言で検索を、、
>皇位継承の「正統性」は男系だけが支える、という言説を見掛ける。果たしてそうか。
それを吟味する場合、正統性だけでなく、「正当性」という視点も欠かせない。
先ず「正当性」と「正統性」の区別から。
正当性とは道理にかなって正しいこと。こちらは理性に照らして“正しい”と納得できる。
一方、正統性は手順や方法、形式において正しいこと。こちらは感情として“正しい”と受け入れやすい。皇位継承については勿論、これらの正当性と正統性の両方が求められる。これを憲法の条文に即して考えるとどうなるか。
「日本国の象徴」「日本国民統合の象徴」(第1条)たるに相応しい方がその地位に即かれることが、正当性を担保する。一方、それが「世襲」(第2条)という手順、方法でなされてこそ、正統性が保たれる。
その両者を“共に”満たす為に最も望ましいのは、男系継承ではなく「直系」継承であることは、明らかだろう。世襲は元々、男系·女系の双方を包含する概念であり、象徴としての資質を受け継ぎ、より相応しい成育環境を期待できるのは、一般的に傍系ではなく直系だからだ。
(詳しくは本文で)
>憲法の世襲は男系を限定的に意味するという独自解釈への疑問
2024.9.13 高森明勅
上記文言で検索を、、
>憲法第2条の「世襲」について、政府見解は以下の通り一貫していて、揺るぎがない。
「男系ノ男子ト云フコトハ第2条ニハ限定シテオリマセヌ」(昭和21年9月10日、貴族院·帝国憲法改正案特別委員会での金森徳次郎·国務大臣の答弁)
「必ず男系でなければならないということを、前の憲法と違いまして、いまの憲法はいっておるわけではございません」(昭和41年3月18日、衆院·内閣委員会、関道雄·内閣法制局第1部長の答弁)
「憲法においては、憲法第2条に規定する世襲は、天皇の血統につながる者のみが皇位を継承するということと解され、男系、女系、両方がこの憲法においては含まれるわけであります」
(平成18年1月27日、衆院·予算委員会、安倍晋三内閣官房長官の答弁)
「憲法第2条は、皇位が世襲であることのみを定め、それ以外の皇位継承に係ることについは、
全て法律たる皇室典範の定めるところによるとしている。同条の『皇位は、世襲のものであつて』とは、天皇の血統につながる者のみが皇位を継承することを意味し、皇位継承者の男系女系の別又は男性女性の別については、規定していないものと解される」(内閣法制局·執務資料『憲法関係答弁例集(2)』(平成29年刊)
(詳しくは本文で)