【YOUR VOICE】悠仁さまはトンボ研究で推薦入学を狙うべきでない
秋篠宮さまの58歳の誕生日会見で、宮邸の工事費が高額になったことについての釈明は、私には何ひとつ納得できるものはなかった。家族に関することも、長女に関して一切言及はなく、妻や次女に関してもさらっと話を流し、当主としての言葉に温かい家庭の温もりは皆無であった。
唯一、詳細な説明があったのは悠仁さまに関してのところである。冗長な表現だがそのまま引用する。
「恐らく一番関心が強いのはトンボ類のこと、トンボについてなのですけども、そのトンボ類の調査をしていることや、また、かなり以前からやはりお米についても調べていましたので、実験をしたりとか、ということもしております。
例えば、トンボを始め昆虫のことについていろいろ調べている、そうすると今度はその生息環境をどういうふうにしたらいいか、そうするとそこにどういう植物がふさわしいかとか、そういうようなものがいろいろ出てきて、それがこうつながってきているのかなという気はします。」
「(高校)卒業後の進路は、卒業して例えば大学に行くという時に、本人が何をしたいかということがやはり一番大事なのだと思います。そういうことができるような場所に行ってくれたらいいのではないかなと私は思います。」
私はここで引っかかってしまった。このひと言は重大な意味を持っている。
「そういうことができるような場所」の大学にプレッシャーをかけてはいないだろうか。意図的でなかったとしても、忖度を求めることになってはいないだろうか。何しろ「長女の夫のほう」の司法試験でも、秋篠宮さまが「4回目はない」と発言したことで、学力もやる気もないという大方の見立てのなか、何らかの力が働き3回目で合格したとは世間のもっぱらの噂である。
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さて本題に入るが、悠仁さまの赤トンボ研究と福井大大学院の元特命准教授「M氏」の関係、そしてそのM氏が起こした重大な事件については、すでに多くの方がご存じだろう。
悠仁さまは小学1年生の夏、2013年8月に家族での福井県勝山市の恐竜博物館の視察公務の傍ら、私的に赤トンボの町勝山市で、研究者で勝山市環境保全コーディネーターであったM氏のアテンドでトンボ取りなどをしていた。
M氏は東京大学大学院農学生命科学研究科修了で、紀子妃殿下の実弟川嶋舟氏と1年違いである。M氏は2012年、小学生にもよくわかるトンボ調査の方法、生育環境である水田との関わりなど写真や図解付きで詳細な環境教育プログラム『勝山の宝。赤トンボ』(24ページ)を表している。当然悠仁さまの目にも触れていただろう。
そんな出会いがあったひと月後の9月17日、ニュースポストセブンには「紀子さま 動物好きの悠仁さまの東大農学部進学願うとの証言」の記事が掲載され、宮家関係者談としてこう書かれていた。
「紀子さまは、“悠仁に将来的には最高の環境で学んでほしい”という思いもおありなんです。昆虫だけでなく、無類の動物好きの悠仁さまには、学業を究めて東大農学部に進学してほしいなんて夢もお持ちのようです」。
その後、世間の耳目を集める事件が福井県で起きていた。2015年3月、M氏が教え子であり共同研究者であった女性を殺めている。勝山で子どもたちと共に赤とんぼ調査をした女性が、同じく子どもたちを指導した先生に殺められたのだ。
この殺人事件では懲役13年の求刑が、嘱託殺人の主張が通り刑期はたったの3年6カ月に。遺族が判決に納得しない中で刑が確定し、刑期は軽期かと忖度を揶揄する表現もあった。
しかしその後も遺族は判決を不服とし、2021年には約1億2000万円の損害賠償請求を起こし、刑事裁判の判断とは異なり、民事では嘱託殺人ではないとの判断がなされ、約8500万円の支払いを命じられている。
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この度、秋篠宮さまが誕生日会見という記録に残る公の場で、「悠仁さまがトンボの調査、稲などのその生育環境に興味があると挙げ、大学はそういうことができるような場所に行ってくれたらいい」とまで言った際、M氏は賠償金を遺族に払い終わったのだな、全ての禊ぎは終わったとの認識がおありなのだな、と推測された。
社会的には「M氏はすでに更生し、世間から後ろ指をさされることはもうない」ということになり、すでに社会復帰されているかその途上かはわからないが、ご本人には頑張って人生を生きてほしいとは思う。
しかし、よくよく考えてみてほしい。2014年には勝山市特別功労賞まで受賞し、秋篠宮家及び川嶋家と関わりがあったM氏は、多くの勝山の子どもたちと共に学び、トンボの調査をしてきたなかで殺人事件を起こし、子どもたちの心に大きな傷や恐怖を与えてしまったのだ。
慕っていた指導者を2人失い、子どもたちは事件のせいでトラウマを発症し、当然ながらトンボの調査は打ち切りの方向に。本気でトンボの研究者を目指したいとする子もいたことを思えば、大人によるとんでもない裏切り行為といえるだろう。
過ぎたこととはいえ、そんな経緯のある中、悠仁さまはトンボやその生育環境研究で大学の推薦狙いをするというのだろうか。もしも秋篠宮家が本当にそれを望んでおられるというなら、私が思うような皇族の有り様ではない。
まだまだ多くの人がこの事件を想起する中、それほどまでにトンボがお好きなら、どうか密やかにご自分のライフワークとしてお願いしたい。
参考:
■【UPDATE】いい加減にしてほしい悠仁さまの「トンボ研究で東大推薦」報道 その陰に置き去りにされ泣いていた「別の教え子たち」の存在
■滅多にない「嘱託殺人成立認定」なぜ…? 注目の『赤トンボ先生教え子殺人事件』の裁判を深堀り 【前編】
■皇族が元受刑者を支援するなど、あってはならないこと 『赤トンボ先生教え子殺人事件』の裁判を深堀り【後編】
(関西在住教育従事者 T.Hさんより)
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