【YOUR VOICE】高市氏が安倍氏より強く女性天皇に反対していた証拠が公式サイトに
※ こちらは10月5日付の【YOUR VOICE】高市さんの本心はわからないが、「男系男子」論を女性が主張することに嫌悪感に対し、読者様から寄せられたコメントです。
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高市氏の公式サイトに、安倍氏よりもさらに強硬に愛子天皇に反対していることがわかる証拠がありますので、後半に引用しておきます。小泉内閣時代に、直系長子継承に改めるべく動きがあったときのものなので、より参考になります。
これでは国連勧告に真っ向から刃向かうことでもあり、自衛隊を国防軍とするとか、戦争放棄を憲法条文から削除するとか、その延長線上に女性天皇に反対する彼女の本性がよくわかります。
しかし、高市氏の経歴では、新党さきがけに公認申請してみたり、新進党から出馬したりと、左右を点々と渡り歩く女であるとわかり、その振り子の揺り戻しで、現在は思いっきり右翼に振れているとしかみられないのも事実です。また蓮舫さんと一緒にキャスターをしていた時期もあるわけで、自民党的な政治家サラブレッドでもありません。
スポンサーがいまは日本会議系なので、その注文を実現するという一面も大いにありそうです。幼いころから教育勅語を暗唱させられてきたという家庭環境から、日本会議に親和性を感じ取り(奈良には会員が多いそう)、念願の組織推薦候補となって、とうとう首相にまでなるのかと思うと、皇統簒奪計画についての女性政治家への長年にわたる組織的餌づけの結果が出た瞬間なのかと気づかされました。
純粋に皇室を大切に思うのならば、まずは両陛下ファーストであるべきが、そうではない。この点で高市氏には「最初から利用ありきの不純な皇室観」「自分が当選したいがためのご都合主義的皇位継承論」を認めざるを得ません。
関西人政治家に多い節操のなさといえば、それまでなのかも知れませんが、キャスターをしていたのに標準語で話さず、イントネーションが関西弁なのも気になります。
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『高市早苗』コラム 皇室典範問題について 更新日:2006年02月01日より抜粋
私の事務所にも自民党本部にも、皇室典範については多くのご意見が寄せられておりますので、当日の官房長官とのやりとりについて、概要をご紹介します。
高市早苗;
私自身は、「女性天皇」には反対しないが、「女系天皇容認」と「長子優先」については、慎重に検討していただきたいし、党内でも議論を深めたいと希望している。
恐れ多い例えではあるが、仮に、愛子様が天皇に即位されたら、「男系の女性天皇」になられる。そして、愛子様が山本さんという皇族以外の方と結婚されて、第1子に女子の友子様が誕生し、その友子様が天皇に即位されたら、「女系の女性天皇」となられる。この友子天皇の男系の祖先は山本家・女系の祖先は小和田家ということになるから、今回の法改正により、2代目で天皇陛下直系の祖先は女系も男系も両方民間人になる可能性がある。
また、男親から男の子供、つまり「男系男子」に限って正確に受け継がれてきた初代天皇のY1染色体は途絶する。男系の血統が125代続いた「万世一系」という皇室の伝統も、「天皇の権威」の前提でもあると感じている。
官房長官は、皇位が古代より125代に渡って一貫して「男系」で継承され続けてきたことの持つ意味、皇室典範第1条が「男系男子による皇位継承」を定めている理由は何だったとお考えか?
安倍官房長官;
憲法第2条に規定する世襲は、天皇の血統につながるもののみが皇位を継承するということと解され、男系、女系、両方が含まれる。
皇室典範第1条が男系男子に限定してることについては、過去の事例を見る限り男系により皇位継承が行われてきており、それが国民の意思に沿うと考えられること、女性天皇を可能にした場合には、皇位継承順位など慎重な検討を要する問題があり、なお検討を要すること、男性の皇位継承者が十分に存在していること、この3つが当時の国会の論点だった。
男系継承の意義については、学問的な知見や個人の歴史観、国家観に関わるもの。私は官房長官として政府を代表する立場なので、特定の立場に立つことは差し控えたい。
いずれにしても、政府としては、男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みを受け止めつつ、皇位継承制度の在り方を検討すべきものと考える。
高市早苗;
昨年11月下旬に提出された有識者会議報告書が法案のたたき台だと思うが、まだ多くの国会議員は報告書を入手していない。国民の皆様の理解も進んでいないと思う。
また、「女系天皇」が即位される可能性は、皇太子殿下が「男系男子の天皇」として即位され、現在4歳の愛子様が「男系女子の天皇」となられた後、数十年先に即位されるかもしれない天皇のことなので、まだ十分に検討の時間はあると思う。今国会で急いで皇室典範一部改正法案を提出される理由は?
安倍官房長官;
皇位継承は、国家の基本にかかわる事項。天皇が内閣の助言と承認のもとに内閣総理大臣や最高裁長官の任命、国会の召集など重要な役割を担う以上、どのような事態が生じても安定的に皇位が継承されていく制度でなければならない。
皇太子殿下の次の世代に皇位継承者が不在であるという不安定な状態は早期に解消される必要があると、政府は考えている。将来の皇位継承者には、それに相応しいご養育を行う、いわゆる帝王学だが、その必要を考えれば、緊急の課題である。
このような認識から議員各位や国民の皆様のご理解を賜りながら、今国会に法案を提出していく考えだ。
高市早苗;
まだ40代の皇位継承者が複数おられる中で、今国会で慌てて提出される必要があるのか。
私たち日本人にとって、祖先が守り続けてきた非常に大切な伝統をどう変えるのか、守るべき伝統は何で、変えるべき伝統は何なのか、という議論も深めたいので、十分な議論の時間をいただきたいと希望する。(以上。この後、防衛庁への質疑)
いずれ法案が条文化されましたら、国会提出までに自民党の内閣部会などで、私たちも議論に参加できることと思いますので、その折には、安定的な皇位継承の対案も含めて、積極的に議論に参加したいと思っています。
これは、単純に「男女平等」などという価値観で判断してよい問題ではないと思います。
私は、「女系」「長子優先」には幾つかの懸念を覚えるものの、決して「女性天皇」に反対しているわけではないのですが、現実的には女性が皇位を継ぐということ自体も、肉体的には大変なことなのだろうと想像しています。
多くの国事行為、外国賓客への対応、宮中祭祀など、お休みの間もなく過密なご日程ををこなされている天皇陛下。皇位につかれた女性天皇が、激務をこなしながら、お世継ぎを妊娠し、出産されるということも、肉体的にも精神的にも想像を絶する大変なことなのだろうと思います。
(コメント欄:匿名さんより)
画像引用元:『高市早苗』コラム 皇室典範問題について 更新日:2006年02月01日
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確かに総裁は高市さんですが、今少数与党の自民党には当落に不安を抱える議員が沢山います。彼らは党内のパワーゲームと同時に、自らの命運を握る地元民の声、ひいては世間の声により敏感なはずです。
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