【YOUR VOICE】皇室が続いたのは万世一系だからではない 武力と一線を画してきたからこそできた

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※ こちらは10月18日付の【YOUR VOICE】明治の田舎侍・井上毅→中国儒教→男系男子→大元帥→戦争→敗戦→戦後80年(今ココ)に対し、読者様から寄せられたコメントです。

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吉川英治の新平家物語の一節を思い出します。

残念ながら青空文庫の該当箇所は現在作業中のまま中断され、紙の本は既に廃棄してしまったので(例によって怪しい)記憶に頼ります。

もはや「大意」と、書くしかありませんが、

保元の乱の時に、左大臣藤原頼長が自身で鎧を着用し、崇徳上皇にも鎧を召すことを勧めた時に、(名前失念、位の低い)某が諫めていわく、

 

「神代上古はさておき、永らく帝は干戈甲冑でなく【仁徳】をもって政に当たられてきました。異国はともかく、我が国においては、帝が甲冑をまとった絵姿は拝見したことはございません。」

 

周囲も皆もっともという顔をしたので、上皇の鎧着用は見送られ、頼長自身も鎧の重さと暑さに耐えかねて脱ぐことになった。

 

このくだりは吉川英治の創作と思いますが、1000年近く前で、既にこうだったと思われるわけです。

皇室は武力とは一線を画してきた。だからこののちも続いた。万世一系だから続いたわけではありません。

(コメント欄:低圧ナトリウムランプさんより)



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2件のコメント

  • 西村先生は昨年末頃が最後の投稿でしょうか? 可能ならば投稿の復活をお願いしたいですね。
     
    新平家物語で今青空文庫に入っている冒頭2章は、父忠盛を敬愛するも実父が不明(白河院か、八坂の悪僧か)な清盛の悩みがテーマになっています。
    どこかの宮様はIQの関係か、そんなことでは悩まずに一緒にバーベキューしてたらしいですね。
    あと、いまさら余計なことに、朗読で「低圧ナトリウムランプさんの記憶力」の答え合わせできる動画を見つけちゃいました。
    「新・平家物語」(朗読:壤晴彦)第62回『鎧着騒ぎの事』
    https://www.youtube.com/watch?v=SMGflWfuWGI&t=420s
    40点くらいでしょうか(笑)。

  • 低圧ナトリウムランプさんの記憶力に驚きます。
    「青空文庫」なるサイトに多く作品が掲載されているのですね。作家として戦国武将「織田信長公」も名を連ねていましたよ。
     
    ゴユーシューな安西悠仁サンは当然熟知しているんですよね? 血縁が違うのに押し付けられた皇祖についての歴史でも理解しているんですよね? だって国民の税金を年間915万円支給されて余裕ぶっこいているんだもん。来年は増額するんでしょ!? 所得税を納めなさいよ!
     
    「皇室、徒然なるままに」を挙げてくださる西村泰一先生の記述を御覧ください。改めて知るべきことを解説してくださいました。懸念したとおりに事が進んで嫌な予感が中っていますよね。西村先生はお元気か知らん? 記述が途中になっているようなので、続けて掲載戴きたいです。締めの音楽が緊張を解してくれるから楽しみでした。

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